瀬戸内海上に位置する、愛媛県大洲市の青島(あおしま)。
もともとは無人島だったというこの小さな島には、現在15人の島民と100匹以上の猫たちが暮らしています。
ちょっと歩けばご覧の通り。聞こえるのは波の音と虫の鳴き声と猫の鳴き声。道を埋め尽くすほどの猫ファミリーが島中で出迎えてくれます。
視界に入ってきただけでもざっと30匹。さすがの猫カフェでもこれだけの猫に囲まれることは稀でしょう。
「何かくれよ。」と言わんばかりのこの表情がたまりませんね。
猫じゃらしを持ち出せばとたんに人気者。好奇心旺盛な猫たちのために、お立ち寄りの際はぜひおもちゃを持って行ってあげてください。
ふと振り返ればやっぱり猫。
こんな美猫も多い青島ですが、島民の方々によればここにいる猫たち、連れて帰ってもオッケーなのだとか。
とはいっても、これだけいたら選びようがありませんね(笑)。
「何もない島」としても有名な島
愛媛県の長浜港から定期便が出ているという青島ですが、午前中に1往復、午後にも1往復とその数は決して多くはありません。
というのもこの青島、観光地ではないらしく、島には宿泊施設どころか食堂や売店、自動販売機もないのだそう。
おまけに自動車も自転車も一台も走っておらず、「何もない島」としても有名のようです。
今や「何でもある」のが当り前となっている日本ですが、何もないからこそ実感する、この島にしか流れないのんびりとした時間は「癒し」そのもの。
猫たちと穏やかに暮らすこの青島は、都心に暮らす私たちが忘れている何かを思い出させてくれているような気がします。