自信の有無についての調査で、ニューヨーカーは6割強が「自分に自信あり」と回答したのに対し、日本女性は1割以下という結果に。パリ、ソウルを含めた4か国の調査結果をみながら、日本女性の魅力と、もっと輝くためのアドバイスをお伝えしていきます。
日本の女性は自信がない?
「オールアバウト」と「コーセープロビジョン」がニューヨーク、パリ、ソウル、日本の4つの国の女性を対象に行った「自信に関する調査」によると、「自分に自信なし」と答える人の割合がもっとも多かったのは、日本でした。
自分に自信が「ある」と「どちらかといえばある」を合わせると、ニューヨークが96.1%、パリが82.5%、ソウルが76.7%と高い割合を占めるのに対し、日本はわずか38.7%しかありません。
日本女性は控えめで、謙遜することを良しとする向きがありますが、しかしそれを差し引いて考えても、あまりに大きな差ではないでしょうか。
あなたの自信って何?(あなたの魅力って何?)
どんなところに自信があるのかと尋ねると、ニューヨークは「仕事の出来」という回答がトップとなり、「頭の良さ」「性格」と続きました。一方パリでは「整理整頓」、ソウルでは「肌」がトップに。
自分への自信、それは「関心が高い事柄」「魅力をアピールできるところ」と言い換えることができるのではないでしょうか。それぞれの国でトップの回答が異なったという点は非常に興味深く、お国柄や価値観の違いも現れているようです。
さて、気になるのが日本の回答ですよね。
驚くなかれ。なんと、トップは「特にない」だったのです。
なんという自信のなさ・・・。特にないなんてことないと思うのですが、いかがでしょう?
また、「自分に自信をつけるための努力をしているか」という質問では、ニューヨーク、パリ、ソウルで「している」が7~8割にのぼりました。しかし、日本は5割と低く、自分磨きへの関心や積極性が他国に比べると低いのかもしれません。
ニューヨーカーたちの自己評価
それでは自他ともに認めるスーパーウーマン、ニューヨーカーたちの「自信」の内容をみてみましょう。
「仕事に全力を注いでいる。自分の献身ぶりと情熱がよい結果をもたらしていることを理解している」
敵は自分自身だけ。心に刻んでおきたい名言です。
「教養があり、そのお陰で素晴らしい仕事をもらってきた」
物事の受け止め方次第で見ている世界も変わる
お仕事にしても、頭の良さにしても、同じことは日本の女性にも言えるはず。しかし、それを自信として捉えるかどうかという点で、大きな違いがあるようです。
例えば日本社会でよく耳にする言葉は「職場で一生懸命やっているつもりだけど、本当に貢献できているのだろうか・・・」「知識やスキルはあるはずなのに、生かし切れていない気がする・・・」などなど。あなたもそんなふうに呟いていませんか?
日本の女性の多くは現状に対する不安や、人からの評価を気にしすぎるきらいがあるようです。
一方、ニューヨーカーはとにかくポジティブ。
人からの評価を気にすることなく、客観的に自分を捉えて、自らに正当な評価を与えています。私たちがニューヨーカーを見て「カッコいい」と思う理由は、実はここにあるのではないでしょうか。
日本では、仕事ができたり頭が良かったりすると、出る杭は打たれるとばかりに「生意気」や「扱いにくい」と言われてしまいます。
しかし、その評価こそ客観性を欠いたもの。
先ほど紹介したニューヨーカーの言葉のように「自分の敵は自分自身」であるならば、本当に正しく自分のことを評価できるのも「自分自身」なのではないでしょうか。
がんばっている自分をありのまま認め、自信を深めていきたいものですね。
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