【5位】アルミスーツケース|innovator(イノベーター)
(C) innovator
北欧スウェーデンのブランド「イノベーター」のおしゃれな「アルミボディスーツケース」が第5位に。 耐久性の高いアルミ製の本体に、手に馴染みやすい本革のグリップが採用された、高級感あふれるデザインのスーツケースです。
(C) innovator
ベアリングの付いたダブルキャスターは、スピードや方向転換も滑らか。内部には取り外しできる仕切りポケットがあり、荷物の整理や出し入れがしやすいなど、実用性も兼ね備えているのも注目ポイントです。
高級感とコスパに高評価
審査員からは、高級感やデザイン性に対してコスパがいいことに高い評価を得ました。従来のアルミ製品にも劣らない品質で、プロだからわかる企業努力を感じるとの意見も。
スーツケースの伝道師コメント:「手の出しやすい価格帯でありながら、しっかりとしたラグジュアリー感を持ち合わせています。カラーバリエーションと発色も秀逸だと思います。」
税込価格:
・36L:30,800~33,000円
・70L:36,300円
・96L:41,800~44,000円
公式サイト:https://item.rakuten.co.jp/haloaboxart/c/0000000212/
【4位】CUBOシリーズ|LOJEL(ロジェール)
(C) LOJEL
第4位は、日本発ブランド「LOJEL(ロジェール)」のスーツケース「CUBO(キューボ)シリーズ」。海外での認知度が高く、2017年から日本で本格展開されたスーツケースです。狭い室内でも開閉しやすいよう設計された深型の構造(フラットトップオープニング機構)が注目を集め、スーツケース業界の流れを変えたとも称されています。
(C) LOJEL
特徴的な深型の構造で収納力抜群
審査員からの意見では、大きい荷物も入れやすい深型の形状が消費者から好評とのこと。デザイン性と機能、実用性を兼ね備え、10年の長期保証も魅力というコメントもありました。
スーツケースの伝道師コメント:「コロナ禍では公共交通機関を使わず、車で移動する人が増えました。CUBOシリーズの中でもFITと呼ばれるサイズはキャンプやレジャーの道具を収納して、車のトランクに置きやすいと評判です。純粋なスーツケースとしては弱点の少ない万能型で、王者の風格すら感じさせます」
税込価格:
・CUBO SMALL(37(42)L):28,600円
・CUBO MEDIUM(70(77)L):33,000円
・CUBO LARGE(100(110)L):37,400円
・CUBO FIT(100(110)L):38,500円
公式サイト:https://jp.lojel.com/product/cubo-medium/
【3位】インテンションシリーズ コインロッカースーツケース|hands+(ハンズプラス)
(C) hands+
第3位にランクインしたのは、「hands+(ハンズプラス)」のロングセラー商品「インテンションシリーズ コインロッカースーツケース」でした。小さなコインロッカーにも収納できるサイズにこだわり、開発されたというコンパクトなスーツケースです。必要なものがすぐに取り出しやすいよう、フロントポケットが付いた実用性も注目のポイントです。
(C) hands+
コインロッカーに入るコンパクトサイズ
審査員からは、昨今の情勢でテレワークが推進されていたり遠出の旅行が叶わない中、パソコンや書類を持ち運んだり、近距離の旅行やビジネスに使いやすいサイズ感に、高い評価が集まりました。消費者のニーズを見事に形にしたことに感心する声も。
スーツケースの伝道師コメント:「このスーツケースは2015年頃の「安・近・短」という旅行トレンドのニーズから生まれたロングセラー商品ですが、当時以上に近場の移動への関心が高まったことで、さらに注目を集めました」
【2位】Locobox|A.L.I(アジアラゲージ)
(C) A.L.I
機能的なスーツケース開発に定評のあるトラベルバッグブランド「A.L.I(アジアラゲージ)」のスーツケース「Locobox( ロコボックス)」が第2位に選ばれました。使用しない時は薄くして収納できる、折りたたみ式のスーツケースです。11.5cmの厚みになるので、省スペースでも保管可能に。使う時には簡単に組み立てできます。
(C) A.L.I
折り畳み式で軽量!
審査員からは、薄く折りたたんでも自立してコンパクト加減がちょうどいいというコメントが。使わない時の収納がネックになるスーツケースの弱点を補ったアイディアが面白い、との意見も寄せられました。
スーツケースの伝道師コメント:「折り畳みの構造自体は従来の海外ブランドでもあるものですが、本体の軽量化や抗菌・防臭加工を施した内装生地、ドリンクボトルホルダー、多段階調節のバーなど、時代と国内ユーザーのニーズに合わせて変化させた点が素晴らしいと思います。まだまだ進化しそうな気がします」
【1位】折り畳めるキャリーケース|&.FLAT(アンドフラット)
(C) &.FLAT
第1位に選ばれたのは、「&.FLAT(アンドフラット)」の「折り畳めるキャリーケース」でした。折り畳んだ状態の厚さが6.5cmとかなり薄く、狭い幅でも保管できます。耐久性のあるタイヤを4輪備えたハードスーツケースで、狭い場所でも開閉がしやすい片面開きの構造も特徴です。
(C) &.FLAT
機能性と耐久性、デザインを兼ね備えたバランスの良さが高評価
審査員からは、折り畳み式という機能性と、スタイリッシュなデザイン、耐久性を兼ね備えたバランスの良さに高い評価が集まりました。
スーツケースの伝道師コメント:「2021年の旅道具大賞は世相を反映させたスーツケースが上位を占める結果になりました。気軽に旅行に行けなかったことでアウトドア需要が増え、キャンプやレジャー、スポーツの道具などを収納しやすいスーツケースが求められるようになりました。また、近場の旅行に最適なサイズ、使わないときの収納しやすさ、インテリア性ということも、これまで以上に注目されています。&FLATはそういった需要を包括して取り込んだような進化型スーツケースだと思います。2位同様、まだまだ可能性を感じます」
旅道具大賞2021の投票について
トラベルグッズを扱う業界関係者(メーカー、販売店、小売バイヤー)が参加し、「他社製品の中で今年1番輝いたアイテムに投票」というルールのもと投票が実施されました。新商品や現行品を限定せず、プロの視点で幅広い商品が評価されたランキングとなります。
投票参加企業:23社53名+スーツケースの伝道師 計54名
旅道具大賞2021 主催者
スーツケースの伝道師:佐藤 宏樹(さとうひろき)
トラベル&レイングッズのバイヤー。仕入れるだけでなく、世になければ開発までしてしまう、超こだわり派。現在、「スーツケースの伝道師」「旅道具の達人」としてテレビや雑誌等に出演し、モノを通して旅の楽しさを伝えている。自宅にあるスーツケースは現在27台!
Please do not use the photos without permission.