【熱海エリア】
「來宮神社(きのみやじんじゃ)」一回りすると願い事がまとまるといわれる大楠も
(C)あやみ
国指定天然記念物に選定されている、樹齢2千年を超えるご神木「大楠」がある「來宮神社」。古くから来宮大明神と称し、熱海の地に鎮座しています。そんな來宮神社は、来福・縁起の神として親しまれています。
(C)あやみ
境内は美しく整備されていて、多くの観光客でにぎわっています。大楠のご神木はパワースポットしても有名で、幹を一回りすると1年寿命が延びるとか。また、願い事がある場合は、願いを誰にもいわずに一回りすることで、願い事がまとまるといわれています。夜はライトアップされ幻想的な雰囲気に。いつ訪れても神聖な気持ちになれる神社です。
境内には、ブレンド珈琲や熱海紅茶などを楽しめる「茶寮・報鼓(ほうこ)」のほか、麦こがしソイバナナや橙パインジュースなどのドリンクが豊富な「鳥居の結び葉」、麦こがしソフトクリームなどのスイーツが味わえる「茶寮・五色の杜」などがあり、参拝後に一息つけます。
住所:熱海市西山町43-1
電話:0557-82-2241
開頭時間:9:00~17:00(ご祈祷の受付は16:30まで)
交通アクセス:JR「来宮駅」から徒歩約5分
公式サイト:http://kinomiya.or.jp/
「MOA美術館」熱海の高台からアートと自然、眺望を満喫!
東洋美術の絵画・書跡・工芸を中心に国宝3点、重要文化財67点、重要美術品46点を含む約3,500点の収蔵している「MOA美術館」。尾形光琳の最高傑作といわれている国宝「紅白梅図屏風」は、毎年2月の梅の季節に合わせて期間限定で公開しています。
MOA美術館は熱海の高台に位置し、館内のメインロビーやムア広場からは伊豆大島や初島などの風光明媚な景色を見渡すことができます。敷地内には四季折々の花々を眺められる庭園も。アートと自然を楽しみながら、ゆったりと過ごせる美術館です。
展示スペースから続くブリッジを抜けた場所には「the cafe」が。こちらでは、独自に焙煎したオーガニックコーヒーを味わえます。シフォンケーキなどのスイーツメニューも! 大きな窓から自然光が差し込む開放的な空間で、相模灘を一望しながら、優雅なひとときを過ごせますよ。
住所:熱海市桃山町26-2
電話:0557-84-2511
開館時間:9:30~16:30(最終入館16:00まで)
休館日:木曜日 (祝休日の場合は開館)、展示替え日
観覧料:一般1,600円、高大生800円、中学生以下は無料
交通アクセス:JR「熱海駅」バスターミナル8番乗り場より「MOA美術館行き」約7分、終点「MOA美術館」下車すぐ
公式サイト:https://www.moaart.or.jp/
「起雲閣」優美な建造物と庭を鑑賞して充実したひとときを
「起雲閣」は、1919年に別荘としてつくられました。現在は非公開の岩崎別荘、今はなき住友別荘と、「熱海の三大別荘」と賞賛された名邸がもとになっています。1947年には旅館として生まれ変わり、太宰治や山本有三など多くの文豪に愛された歴史も。
日本らしい美しさを醸し出す本館のほか、離れは日本、中国、欧州などの建築様式と装飾を融合させた洋館で独特な雰囲気。市街地とは思えない、美しく整備された緑豊かな庭園も見逃せません。
「玉姫の間」に併設されたサンルームには、大きな窓とステンドグラスの天上があり、思わずうっとりする美しさです。タイルの床も色鮮やかで、アールデコのデザインを基調としています。屋内にいながら天井から太陽の光が降り注ぐ、明るいスポットです。
住所:熱海市昭和町4-2
電話:0557-86-3101
開館時間:9:00~17:00(最終入館16:30まで)
休館日:水曜日(祝日の場合は開館)、12月26日~30日
入館料:大人610円、中・高校生360円、小学生以下無料
交通アクセス:JR「熱海駅」から徒歩約20分、伊豆箱根バス(相の原団地、梅園、清水町循環行き)・伊豆箱根バス(笹良ヶ台団地・西山・箱根方面行き)「起雲閣前」下車すぐ
公式サイト:https://www.city.atami.lg.jp/kiunkaku/index.html
「ACAO FOREST」個性豊かなテーマガーデンを満喫できる
相模灘を見下ろす丘陵地にある「ACAO FOREST」には、個性豊かな12のテーマガーデンを楽しむことができます。ブルーに輝く海と空を背景に、バラや球根植物、ハーブ、宿根草が織りなす絶景を拝めるのがポイントです。
敷地内には隈研吾氏による設計のカフェ「COEDA HOUSE」も。目の前に広がる相模湾を眺めながら、ハーブや熱海特産の橙などを使用したオリジナルドリンクやスイーツを味わえます。テラス席で海風に吹かれながら、ゆったり過ごすことも可能です。
ハーブなどの自然素材を使用した手作り体験が楽しめる「HERB WORKSHOP」では、好きな香りを選んでブレンドして、オリジナルの石けんやネイルオイル、練り香水などを手作りできます。さらに1階にはベーカリーとブリオッシュドーナツの専門店、2階には地域の製品を中心としたセレクトショップ、3階にはピッツェリアも。
住所:熱海市上多賀1027-8
電話:0557-86-3101
開園時間:9:00~17:00(最終入園16:00まで)
休館日:火曜日(5月、祝日、年末年始は営業)
※荒天時は臨時休園する可能性もあります
入園料:大人2,000円、小人1,000円
交通アクセス:JR「熱海駅」から東海バス:6番線 網代行き乗車「アカオ フォレスト」で下車
公式サイト:https://acaoforest.jp/
「伊豆山神社」縁結びのご利益が期待できる
海抜170mほどの場所にある見晴らしの良い「伊豆山神社」は、社伝によると創建時期は紀元前5世紀~紀元前4世紀だと伝えられています。源頼朝と妻・北条政子の逢瀬の場だったこともあり、縁結びや恋愛成就を願う参拝客に人気です。
特にご神木の梛(なぎ)の木の葉を大切に持っていれば、良縁を結べるともされています。梛の葉は簡単に裂くことができないため、男女の仲が裂けない、願い事が叶うと伝えられているのです。
長い石段をのぼり境内へあがると、熱海市街と海を見下ろせます。本殿から本宮社へは、遥拝所、白山神社、結明神本社をへて約1時間の道のりです。ゆっくりと山道をのぼって参拝するのもおすすめ。本殿から約800段下には走湯神社もありますよ。
「走り湯」ボコボコと湧き出す源泉が間近に
「走り湯」は、日本でも珍しい横穴式源泉で、日本三大古泉のひとつです。約1300年前に発見され、山中から湧き出した湯が海岸に飛ぶように走り落ちる様子から走り湯と名付けられました。奥行5mの洞窟から70℃の湯が毎分170L湧き出す光景は神秘的です。
2022年4月現在、足湯は休止していますが、走り湯の見学は可能。地球のパワーを垣間見たくなったら、ぜひ訪れたいスポットです。ボコボコと湧き出す源泉を間近で見ることができます。
走り湯は数ある熱海の観光地の中ではマニアックなポジション。しかし、走り湯のトンネルに入ると湯気がモクモクしていて、汗が吹き出してきます。まるでミストサウナに入っているような気分に! 気分をリフレッシュしたいときに訪れるのもいいかもしれませんね。
住所:熱海市伊豆山604-10
電話:0557-81-2631
交通アクセス:JR「熱海駅」から「湯河原」方面行きバスにて約5分、「逢初橋」で下車して徒歩約10分
公式サイト:https://www.ataminews.gr.jp/spot/133/
【伊東】
「大室山」大パノラマの空中散歩で爽快な気分に
写真提供:伊東市観光課
お椀をふせたような独特なかたちをした「大室山」では、約1kmの噴火口を散策する“お鉢めぐり”が楽しめます。歩きながら、富士山、伊豆七島、相模灘などの素晴らしい眺望を満喫できるのが魅力。火口には安産と縁結びの神様が祀られた「大室山浅間神社」も!
山頂へはリフトでのぼります。体高45cmまでであれば愛犬の同伴もオッケー。毎年2月の第2日曜日には山全体を燃やす山焼きを行なっていて、多くの観光客で賑わいます。
山頂には売店があり、ソフトクリームや地元のおいしい牛乳・コーヒー牛乳のほか、かわいらしい新名物「大室山三福(みつふく)だんご」も購入できますよ。軽食やオリジナル商品もそろい、お土産探しにもぴったりです。
住所:伊東市池672-2
電話:0557-51-0258
リフト営業時間:詳しくはこちらをご覧ください。
リフト乗車料金:大人往復(中学生以上)700円、小人往復(4才以上)350円
交通アクセス:伊豆急行線「伊豆高原駅」から徒歩約12分
公式サイト:https://omuroyama.com/
「城ヶ崎海岸」断崖絶壁のスリルを味わえる
写真提供:伊東市観光課
約4,000年前に大室山が噴火して、そのとき流れ出した溶岩によってつくられた「城ヶ崎海岸」。全長48m、高さ約23mの吊り橋「門脇つり橋」からは、断崖絶壁のスリルを味わうことができます。さらに「門脇埼灯台」(2022年4月現在は閉鎖中)の展望台からは伊豆七島や天城連山の雄大な景色を望むことができますよ。
城ヶ崎海岸には「ピクニカルコース」という整備された遊歩道も。断崖沿いを歩くので迫力満点です。伊東でハイキングしたくなったら、ぜひ訪れてみてくださいね。
1年を通して季節の花々が咲き乱れる伊豆海洋公園も、城ヶ崎海岸とあわせて訪れたいスポットです。南国の雰囲気あふれる公園で、青い海と壮大な海岸線を眺めながらのんびりと過ごすのもいいでしょう。
「伊豆シャボテン動物公園」動物とゼロ距離で触れ合える!
「伊豆シャボテン動物公園」では、約1,500種類のサボテンや多肉植物の展示を楽しめるほか、放し飼いされているリスザル、クジャク、そして大人気のカピパラと触れ合うこともできます。日本初の「アニマルボートツアーズ」(有料)に参加すれば、ガイドさんのアナウンスを聞きながら池を周ったり、島に渡ってエサやり体験ができますよ。
また、アニマルショーでは、ヒトと動物が能力を競う「どうぶつと遊ぼうDX」や「バード&モンキータイム」などを無料で観覧できます。
伊豆シャボテン動物公園には、メキシコ古代文化の石彫レプリカも! 実はこのレプリカは、メキシコ市から贈られたものなのだそう。アステカ・オルメカ・マヤなどの石彫レプリカをぜひ園内で探してみてくださいね。意外とたくさんありますよ。
住所:伊東市富戸1317-13
電話:0557-51-1111
開園時間:9:00〜17:00(3月〜10月)、9:00〜16:00(11月〜2月)
休園日:年中無休
入園料:大人(中学生以上)2,400円、小学生1,200円、幼児(4歳以上)400円
※2022年4月29日(金)~5月8日(日)は、大人(中学生以上)2,600円、小学生1,300円、幼児(4歳以上)500円
交通アクセス:伊豆急行線「伊豆高原駅」から東海バスで約20分、「伊東駅」から東海バスで約35分
公式サイト:https://izushaboten.com/
「怪しい少年少女博物館」どこか懐かしくて恥ずかしいB級観光スポット
「レトロで可愛くてグロい」博物館があったら行ってみたいと思いませんか? 「怪しい少年少女博物館」はまさにそれを体感できる博物館です。懐かしいけど、恥ずかしくもある明治から昭和(1980年代初期)の、日本人のファッションと風俗について展示しています。
イエイエ、サイケ、竹の子族などの一時期ブームを起こしたファッションや雑貨のほか、昭和の懐かしのおもちゃ、イラストレーター「空山基」のイラスト、フィギュア、グッズ、呪われた人形など膨大な展示を鑑賞できます。ほのかに漂うB級感がたまりません。
別棟のあやしい「夜の学校」はお化け屋敷さながら。この学校の教師も生徒もどこか怪しいのです。しかし、怖いと評判のスポット。中は真っ暗なので、足元に気をつけてくださいね。夏にヒヤ〜っとしたくなったら、ぜひ訪れたいですね。
住所:伊東市富戸街道下1029-64
電話:0557-51-8800
開園時間:9:00〜17:00(入館は30分前まで)
休園日:年中無休
入園料:大人1,000円、小・中学生600円
交通アクセス:伊豆急行「城ケ崎海岸駅」から徒歩約10分、「伊豆高原駅」から東海バスシャボテン公園行き(ぐらんぱる経由)「池入口」下車すぐ
公式サイト:https://ayashii.pandora.nu/index.html
「一碧湖」風光明媚な火口湖を散策するのが楽しい
写真提供:伊東市観光課
「一碧湖」は約10万年前に大室山の水蒸気爆発によってできたひょうたん型の火口湖です。湖面に周辺の緑の木々や白い雲が映り込み、息をのむ美しさ。水辺には珍しい植物が見られ、静岡県内で唯一チョウジソウの群生が自生しているといわれています。夏は青もみじ、秋は紅葉など、四季折々の自然を堪能できるスポットです。
湖の周りには遊歩道があり、ゆっくりと散策できます。さらに、与謝野晶子夫婦も愛したというこの湖では、釣りやボートを楽しむことも可能ですよ。
湖畔には、一碧湖を眺めながらのんびりできる「テラスカフェ一碧湖」があります。こだわりの挽きたてコーヒー、オリジナルのレモネードのほか「一碧湖ソフト」も。ソフトのミックスは、キレイなブルーとホワイトでテンションが上がるはず!
住所:伊東市吉田815-360
交通アクセス:JR「伊東駅」から東海バス「一碧湖経由シャボテン公園行き」乗車、「一碧湖」バス停下車
公式サイト:https://itospa.com/spot/detail_54018.html
「伊豆高原ステンドグラス美術館」ヨーロッパにプチトリップした気分に
英国から譲り受けた1,800年代製を中心とするステンドグラスをいたるところに配した「伊豆高原ステンドグラス美術館」は、ヨーロッパにプチトリップした気分になれるスポット。ステンドグラスやランプの柔らかな光があふれる館内は、アンティークオルゴールやアンティークパイプオルガンの音色と、アロマの香りが漂う癒しの空間です。
館内にはソファが設置されているので、ゆっくりと幻想的な世界を満喫できますよ。色とりどりのステンドグラスランプやパイプオルガンのCDを購入できるかわいらしいショップも併設しています。
「ラ・ヴィータ・エ・ベッラ伊豆高原」では、伊豆・川奈の新鮮な野菜・魚介をはじめ、世界各地から厳選した食材を使った、ここでしか味わえないリゾートイタリアンを楽しめます。ランチメニューには「パスタコース」(1,700円・税込)があり、サラダとパンが付いてきます。記念日や誕生日に訪れるのもいいかもしれませんね。
住所:伊東市川奈1439-1
電話:0557-44-4333
開館時間:10:00〜16:30
休館日:水曜日
入館料:大人1,200円、中高生800円、小学生500円、小学生未満無料
交通アクセス:JR「伊東駅」からバスで約20分、「高塚」バス停下車
公式サイト:https://sgm-izu.com/
【修善寺】
「竹林の小径」贅沢なひとときを過ごせる
1994年から3年の月日を費やして整備された「竹林の小径」は、温泉街を流れる桂川沿いの散策道です。竹林中央には、大きな竹の円形ベンチが設置されていて、座って竹林を通り抜ける風を感じることができます。
日が落ちるとライトアップされ、幻想的な雰囲気に。昼間とはまた違った趣きの竹林を散歩できますよ。小径内のギャラリー「しゅぜんじ回廊」は無料で入場できます。修善寺の四季の様子を写真で紹介しているので、ぜひ訪れてみてくださいね。
竹の円形ベンチに座って耳を澄ませると、竹の葉が擦れる音に癒されるはず。喧騒から離れて静かに過ごしたくなったら、こちらに座って、しばし静寂を楽しみたいですね。
住所:伊豆市修善寺1031-1
電話:0558-72-2501(伊豆市観光協会修善寺支部)
交通アクセス:伊豆箱根鉄道駿豆線「修善寺駅」からバスで約8分
公式サイト:http://kanko.city.izu.shizuoka.jp/form1.html?pid=2381
「修善寺」源泉掛け流しの手水舎で手を清められる
「修善寺」は修善寺温泉街のほぼ中央に位置しています。空海が807年に創建したと伝えられ、鎌倉時代には源頼朝の弟の源範頼と、頼朝の息子が幽閉された場所としても知られていますよね。
修善寺では毎週火曜日に座禅会を実施。多くの僧侶が修行を積んだ歴史あるお寺で、座禅をして、自分をじっくり見つめるのも良さそうですね。入館料300円で拝観できる宝物殿も見逃せません。「頼家の仮面」や「平安期密教法具」、「大日如来坐像」などの宝物を鑑賞できますよ。
「修善寺」の手水舎はよく見ると湯気が上がっています。手を入れてみると、温かくてビックリ! 手水舎はなんと源泉掛け流しの温泉なのです。手を清めるだけではなく、お肌もピカピカになりそうですね。
住所:伊豆市修善寺964
電話:0558-72-0053
交通アクセス:伊豆箱根鉄道「修善寺駅」からバス「修善寺温泉行き」で約10分、終点「修善寺温泉駅」で下車して徒歩約5分
公式サイト:https://shuzenji-temple.com/
「修善寺虹の郷」大人も1日遊べるテーマパークならココ!
自然とSLが楽しめる広大な花の国「修善寺虹の郷」は、子どもも大人も1日遊べるテーマパークです。園内にはロムニー鉄道とロムニーバスが走っています。年間を通して季節の花々を鑑賞でき、イギリスの鉄道や蒸気機関車の歴史が学べる「レイルウェイミュージアム」のほか、和紙の花ハガキや陶器などを手作りできる工房も。
また、伊豆市の姉妹都市、カナダ・ブリティッシュコロンビア州ネルソン市の古い街並みを再現した「カナダ村」や、古き良きイギリスの街並みが広がる「イギリス村」もあり、ノスタルジックな気分に浸れますよ。
自然の地形を生かした石畳の坂道には、時代劇に登場しそうな「伊豆の村」があります。バラエティに富んだ伊豆の特産物を購入したり、味わうことができます。お土産探しはもちろん、ランチや休憩にもぴったりです。
住所:伊豆市修善寺4279-3
電話:0558-72-7111
開館時間:10:00〜17:00(4月〜9月)、10:00〜16:00(10月〜3月)
休館日:水曜日
入館料:大人(中学生以上)1,220円、小人(満4歳~小学生)610円
交通アクセス:JR「三島駅」から、伊豆箱根鉄道駿豆線で約30分、「修善寺駅」下車。「修善寺駅」南口から東海バス(虹の郷行き3番線)約20分、虹の郷下車すぐ
公式サイト:https://www.nijinosato.com/
「修善寺温泉」伊豆半島で最古の歴史ある温泉で充実した休暇を
「修善寺温泉」は、空海が発見したと伝えられる伊豆半島で最古の温泉です。日本百名湯にも選ばれている温泉街の中心には修善寺川(桂川)が流れていて、河岸には温泉宿や飲食店が建ち並び、「独鈷の湯」では無料で足湯を楽しめますよ。
高さ12mの仰空楼を併設する外湯「筥湯」は、鎌倉幕府二代将軍、源頼家が入浴していたという伝説が残る温泉です。シンプルな内湯だけの温泉ですが、ヒノキの香りに包まれながら、ゆっくりと温泉情緒を満喫できます。日帰りでの湯浴みにもぴったりですよ。
修善寺川(桂川)にかかる5つの橋には、それぞれに恋にまつわるご利益があるとか。恋愛成就はもちろん、良縁祈願や夫婦円満、子宝祈願など、願い事をしながら橋を渡れば、近い将来、素敵な展開が訪れるかもしれませんね。
住所:伊豆市修善寺
電話:0558-72-2501(伊豆市観光協会修善寺支部)
交通アクセス:伊豆箱根鉄道駿豆線「修善寺駅」からバスで約8分
公式サイト:https://shuzenji-kankou.com/index.html
【下田】
「白浜海岸」白く眩しい砂浜と透き通った青い海を!
白浜海岸には3カ所の海水浴場があります。南北に約800m広がる、開放感あふれる砂浜「白浜大浜海水浴場」のほか、環境省の「日本の水浴場88選」や「日本の快水浴場百選」にも選ばれた、真っ白な砂浜と透き通った青い海が美しい「白浜中央海水浴場」、素潜りやシュノーケリングにもおすすめの「白浜板戸海岸(一色海岸)」です。
夏になると、多くの観光客で賑わいます。海水浴はもちろん、サーフィン、ビーチバレーなど燦々と降り注ぐ太陽の光を浴びながら、極上のリゾート感あふれるビーチと海で心ゆくまで遊べますよ。
とくに夏季は混み合いますが、日没後と早朝は比較的静かで人もまばら。満点の星を楽しんだり、早朝の誰にも邪魔されない砂浜の散策も楽しいはずですよ。
「伊古奈比咩命神社(白濱神社)」青い空と海に朱色の鳥居が映える絶景を!
(C)あやみ
白浜大浜海岸と白浜中央海岸の間に位置する、2400年の歴史を誇る古刹です。縁結びと子授けの神様の伊古奈比咩命と、商業と漁業の神様である三島大明神などが祀られています。さらに境内には、国の天然記念物のアオギリ樹林や、樹齢2000年の御神木のビャクシンも。
(C)あやみ
本殿に向かう脇道から白浜海岸に出て、崖をのぼると朱色の鳥居が! 青い空と海に鳥居の朱色が映えて絶景です。遠くには伊豆大島も見えます。
白浜海岸にあるので、海水浴を楽しんだ後に訪れるのもいいのではないでしょうか。また、早朝の参拝もおすすめ。より神聖な雰囲気で心が軽くなるかもしれませんよ。
住所:下田市白浜2740
電話:0558-22-1183
交通アクセス:伊豆急行「下田駅」からバスで10~15分
公式サイト:http://www.ikonahime.com/
「下田海中水族館」イルカと泳いで癒されてみて
「下田海中水族館」の自然の入江に浮かんだ「アクアドームペリー号」の大水槽には10,000もの生き物が暮らしています。ゴマアザラシが暮らす「アザラシ館」やユラユラと浮遊するクラゲを中心とした「クラリウム」、イルカのショーを鑑賞できる「海上ステージ」などがあり、約1時間ほどの所要時間で館内をぐるっと一周できます。
「オウサマペンギン舎」では、ガラス越しにオウサマペンギンを眺めることができす。記念撮影台が設置されていて、かわいらしいペンギンを間近で見ることができますよ。
ひとり7,000円(水族館入場料、レンタル料別)で水中マスクとスノーケルにフィンをつけてイルカと一緒に泳げる「ドルフィンスノーケル」が人気です。好奇心旺盛なイルカたちと楽しい時間を過ごせます。
住所:下田市三丁目22−31
電話:0558-22-3567
営業時間:詳しくはこちらをご覧ください。
休館日:年中無休
入館料:大人(中学生以上)2,100円、小人(4歳から小学生まで)1,050円
交通アクセス:伊豆急行「下田駅」からバスで約7分
公式サイト:https://shimoda-aquarium.com/
「龍宮窟」行くだけで恋が叶いそうな不思議なスポット
直径約40mの天井がポッカリと空いた不思議な空間「龍宮窟」は、透明度の高い海が美しい田牛海水浴場とサンドスキー場の中間に位置します。竜宮公園の遊歩道から見下ろすとハート型に! 洞窟の傍には、静岡県の天然記念物「ハマユウ」が自生しているのも特徴です。
階段を下り龍宮窟へ行くことも可能です。青く透き通った海が目の前に広がり、いつまでも眺めていたくなりますよ。岩がゴロゴロしているので、歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。
龍宮窟はハートスポットとして注目されています。自然が創り出す芸術作品とも言える光景を目にすれば、どんな人とも感動を共有できそうです。
住所:下田市田牛
電話:0558-22-1531(下田市観光協会)
交通アクセス:伊豆急行「下田駅」から「田牛」行きバスで約20分。「前の浜」下車、徒歩3分
公式サイト:https://izugeopark.org/geosites/ryugukutsu/
「ペリーロード」レトロな雰囲気を満喫できる
幕末、黒船で来航したペリーの一行が了仙寺で日米和親条約付録下田条約締結のために行進したのが「ペリーロード」です。港町下田の花柳界の面影が残るレトロな雰囲気が魅力。平滑川(ひらなめがわ)沿いを約500mの石畳が続き、夕方にはガス灯が点灯して幻想的な雰囲気に。
見どころはペリー艦隊の上陸地点に設置されたペリー像。個性的なカフェやレストラン、雑貨店も点在しているのであわせてチェックしてみてくださいね。
了仙寺は日米下田条約が締結された場所です。敷地内には黒船ミュージアム(Mobs)があり、黒船来航や幕末の異文化交流に関する膨大な資料を所蔵。黒船来航時の模様が分かる新しいカタチのミュージアムなので、ペリーロードを訪れたついでに立ち寄りたいですね。
住所:下田市3丁目
電話:0558-22-1531(下田市観光協会)
交通アクセス:伊豆急行「下田駅」から徒歩約10分
公式サイト:https://www.city.shimoda.shizuoka.jp/category/100100midokoro/110766.html
【西伊豆】
「堂ヶ島(堂ヶ島天窓洞)」幻想的な光景の虜に
景勝地として知られる「堂ヶ島」には、天窓洞や三四郎島といった絶景が盛りだくさん。リアス式海岸で変化に富んでいるのです。象島、中ノ島、高島の3つの島からなる三四郎島は、海の満ち引きにより、陸と地続きになるトンボロ現象が見られるユニークな島。干潮になると幅約30mの浜ができて、濡れずに三四郎島へ渡ることができます。
さらに、白い凝灰岩からできている天窓洞は、蜂の巣のような海蝕トンネルがあるスポット。遊覧船に乗ると、中央にある天井が丸く抜け落ちた天窓まで進み、暗い洞窟の中に天井から光の帯が海面まで差し込む、神秘的な光景が!
田子沖に浮かぶ田子島の奇岩と、赤く沈む夕陽が織りなす光景は、一度目にしたら忘れられない美しさ。海面に映り込む夕陽の色にも注目を! 日の入り時間を調べてから訪れ、サンセットを拝みたいですね。
住所:賀茂郡西伊豆町仁科
電話:0558-521-268
交通アクセス:伊豆箱根鉄道駿豆線「修善寺駅」からバスで約90分
公式サイト:https://www.nishiizu-kankou.com/sightseeing/dougashima
「中瀬邸」明治時代の豪商の生活が垣間見える
明治20年に呉服商家として建てられた「中瀬邸」。建物は、建物は木材から細かな彫刻、金物にいたるまで贅が尽されていて、当時の豪商の生活を垣間見ることができます。母屋内に建てられた蔵の黒漆喰仕上げのなまこ壁は、松崎町ではここでしか見ることができない貴重なものです。
なまこ壁の漆喰装飾が施された「ときわ大橋」や、無料休憩所として開放されているなまこ壁の古民家「伊豆文邸」などもあわせて見に行きたいですね。松崎町の「なまこ壁通り」を散策すると、風情あるなまこ壁の建物が並び、タイムスリップしたような気分に。
松崎町をくまなく散策したいならレンタルサイクルが便利です。レンタルできるショップは2店舗あります。明治初頭の学校建築で、国指定重要文化財に指定されている「岩科学校」も気軽に訪れることができるはずですよ。
住所:賀茂郡松崎町松崎315-1
電話:0558-42-3964(松崎町企画観光課)
交通アクセス:伊豆急行「下田駅」からバスで約50分
公式サイト:https://izumatsuzakinet.com/%E6%98%8E%E6%B2%BB%E5%95%86%E5%AE%B6-%E4%B8%AD%E7%80%AC%E9%82%B8/
「黄金崎」夕陽に照らされて黄金色に輝く岩肌に圧巻!
日本の奇岩百景に認定されている「黄金崎」は、夕陽に照らされて黄金色に輝く美しい岩肌で知られる景勝地です。黄金崎の岩肌は、高温の温泉水や地熱による変質作用で染め上げられたもので自然の神秘を感じます。昭和63年に静岡県の天然記念物に指定されています。
黄金崎を含む岬全体は、公園として遊歩道や芝生広場が整備され、富士山ビュースポット「富士見の丘」も! 心ゆくまで散策を楽しみたいですね。
黄金崎には、馬の頭そっくりな奇岩があり、昨今では「馬ロック」の愛称で親しまれています。「競馬の必勝祈願で立ち寄った方が大きく当てた」という噂もあるとか!? 勝負運をつけたい人は、馬ロックが描かれた絵馬を休憩施設「こがねすと」で授かって、願いを書くのもいいかもしれませんね。
住所:賀茂郡西伊豆町宇久須
電話:0558-52-1268
交通アクセス:伊豆箱根鉄道修善寺駅から堂ヶ島・松崎行バスで約75分「黄金崎クリスタルパーク」下車徒歩約10分
公式サイト:https://www.nishiizu-kankou.com/sightseeing/koganezaki
「土肥温泉」海岸線に沈む夕陽が美しい温泉地
海と山に囲まれた自然豊かな「土肥温泉」。土肥海岸沿いに位置する西伊豆最大の温泉地でもあります。海岸線に沈む夕陽が美しいことでも知られています。
旅人岬方面にある「弁天の湯」、源泉掛け流しの内湯と露天風呂がある「楠の湯」、源泉にもっとも近い「元湯温泉」などの日帰り温泉施設もあり、手軽に温泉に浸かってくつろぐこともできます。また、土肥の名物は幻と言われている「白ビワ」。5月下旬から6月上旬頃の収穫期になると八百屋などで購入できますよ。甘みと酸味のバランスが絶妙な白ビワはお土産にもおすすめです。
夕陽の名所である「松原公園」の一角には、約1万本の花々で彩られている、世界一の花時計も。外周にはパネル化した天然石が敷き詰められていて、素足で歩くと健康増進が期待できる健康歩道になっています。
住所:伊豆市土肥
電話:0558-98-1212(伊豆市観光協会 土肥支部)
交通アクセス:伊豆箱根鉄道「修善寺駅」から東海バスで約45分
公式サイト:http://www.toi-annai.com/
「加山雄三ミュージアム」加山さんの世界観を思う存分、堪能できる
豊かな自然に恵まれた西伊豆・堂ヶ島をこよなく愛する加山雄三さんのミュージアムです。館内には、絵画を中心に秘蔵フィルム・映画セット・再現楽譜・楽器・プライベートショットなど、貴重な資料を多数展示。加山雄三さんの世界を思う存分、堪能できますよ。
「ウェルカムギャラリー」は、加山雄三さんの誕生から今日までを、秘蔵の映像と写真をとおして鑑賞できるギャラリー。加山雄三さんの新たな一面を発見できるかもしれません。
館内には、目鯛の煮付け、お刺身、天ぷらなどそろった人気の「堂ヶ島御膳」(1,880円・税込)のほか、特産品のさくら葉塩漬けの寿司を味わえる、シーサイドレストラン「ウィンディ」も。コバルトブルーの海を眺めながら、心も胃袋も満たせますよ。
住所:下田市三丁目22−31
電話:0558-52-1122
営業時間:10:00~16:00(令和3年8月20日(金)~当面の間)
休館日:年中無休
入館料:大人750円、小学生以下無料
交通アクセス:伊豆急行「下田駅」から東海バスで約60分
公式サイト:https://www.kayama-yuzo-museum.com/
【熱川】
「熱川バナナワニ園」世界中のワニやバナナ、マナティーに会いたくなったらこちらへ!
湯煙に包まれた熱川にある「熱川バナナワニ園」は、バナナとワニはもちろん、レッサーパンダ、アマゾンマナティー、ゾウガメなどの動物、熱帯雨林を展示しているレジャー施設です。世界でもトップクラスの16種類(交雑含む)・約140頭のワニが見ものです。
また、施設の名前にもなっているバナナも約20種類と、豊富。収穫されたバナナは、園内のフルーツパーラーで味わえます。実はこのバナナたちは、熱川の温泉熱を利用して栽培されているのです。季節に合わせて担当スタッフが収穫するタイミングを一本ずつ見極めているそうですよ。
日本で唯一、アマゾンマナティーの飼育展示を行っています。体長240cm、体重300kg、胴回り175cmの大きな体でゆっくりと泳ぐ姿は必見です。毎日、午前10時30分と午後2時にマナティーが食事する様子を観察できますよ。さらに毎週金曜日、午後3時頃からマナティのあかすりも実施しています。
住所:賀茂郡東伊豆町奈良本1253-10
電話:0557-23-1105
営業時間:9:00~17:00(最終入園16:30)
定休日:年中無休
入館料:大人1,800円、子ども(4歳〜小学生)900円、4歳未満無料
交通アクセス:伊豆急行「熱川駅」から徒歩約1分
公式サイト:http://bananawani.jp/
【天城】
「浄蓮の滝」神秘的な雰囲気が漂う癒しスポット
伊豆最大級の名瀑「浄蓮の滝」。玄武岩の岩肌を幅7m、高さ25mにわたり流れ落ち、「日本の滝100選」にも選ばれています。木々が生い茂る静寂に満ちた雰囲気の中、水が激しい勢いで流れ落ちる音が響き渡っていて、迫力満点です。
滝への道は明治末期に開かれ、それまではなかなか近づけない神秘的な場所であったと言われています。滝の周辺は夏でも涼しく、マイナスイオンを感じながら、心身を癒すことができますよ。
女郎蜘蛛伝説は、滝に近づいた2人が滝の主である女郎蜘蛛の声を聞いたり、女郎蜘蛛の姿を見て、その後の人生が良くも悪くも変わったという話です。声を聞いただけの湯ヶ島に住む与市という農夫は、女郎蜘蛛の言葉に従ったことで、出世して平穏に暮らしますが、一方、数十代のちの後裔与左衛門は……!? 浄蓮の滝入口に女郎蜘蛛伝説の説明が書かれているので、ぜひ読んでみてくださいね。
住所:伊豆市湯ヶ島892-14
電話:0558-85-1056(伊豆市観光協会天城支部)
交通アクセス:伊豆箱根鉄道「修善寺駅」から東海バスで約35分「浄蓮の滝」下車、徒歩約5分
公式サイト:https://amagigoe.jp/asobu/
「旧天城トンネル」静寂に包まる石造道路トンネル
日本に現存する最長の石造道路トンネル「旧天城トンネル(天城山隧道)」。総石造りの馬蹄形をしたトンネルで、内部は重厚なつくりになっています。明治末期を代表する歴史的トンネルで、平成10年9月25日に有形文化財に登録され、平成13年には道路トンネルとしては初めて国の重要文化財に指定されました。
旧天城トンネルに続く道は、川端康成の「伊豆の踊子」で有名な旧天城峠です。トンネルに入ると、静寂に包まれます。日本文学が好きな人はもちろん、トンネル好きにもおすすめです。
旧天城峠には、今も「伊豆の踊子」の世界観が残っています。ケヤキ・カエデ・ヒメシャラなどの樹木が自然のまま生い茂り、歩いているだけでリフレッシュできるはず。寒天橋や、風光明媚な二階滝を眺めながら、ハイキングを楽しむのもいいでしょう。
住所:伊豆市湯ヶ島
電話:0558-85-1056(伊豆市観光協会天城支部)
交通アクセス:伊豆箱根鉄道「修善寺駅」から東海バス河津駅線「水生地下」下車
公式サイト:https://amagigoe.jp/asobu/
【清水町】
「柿田川湧水群」東洋一の湧出量を誇るエメラルドグリーンの泉に圧巻!
三島市に隣接する清水町には、いたるところから透明度の高いエメラルドグリーンの水が湧き出している「柿田川湧水群」があります。1日に100トン以上という、東洋一の湧出量を誇る湧水群で、環境省の「名水百選」にも認定されています。
この水源地周辺は柿田川公園として緑地公園化され、2カ所の展望台から見学可能です。湧水群は1kmほどの柿田川になり、狩野川に流れていきます。日本三大清流のひとつに数えられる柿田川も、ぜひあわせて訪れてみてください。
園内にある「泉の館」は、白壁や石蔵を配した施設です。その中にある茶房「蔵」では、柿田川湧水で煎れた「湧水珈琲」を楽しめます。さらに「柿田川豆腐館」では、湧水仕込みの豆腐を購入も。お土産コーナーも併設していて、湧水のペットボトル「富士山百年水」も購入可能です。
住所:駿東郡清水町伏見71-1
電話:055-981-8238(清水町地域振興課)
交通アクセス:JR「三島駅」からバス柿田方面行きで「柿田川湧水公園前」で下車
公式サイト:http://www.town.shimizu.shizuoka.jp/category10017815.html
伊豆半島は東は熱海、南は下田、西は清水町と、想像以上に広いため、行きたいエリアを絞ってから訪れた方が効率良く観光地を巡れます。温泉を楽しむもよし、絶景に感動するもよし。伊豆ならではのグルメも豊富なので、好みの過ごし方を見つけてみてくださいね!