トリップアドバイザー発表による薄毛率をインフォグラフィックスにした「薄毛世界地図」によると、世界の中で日本は14位。1位はチェコ、2位スペイン、3位ドイツ、4位フランスと、脂分や塩分、香辛料、アルコールなど嗜好品の消費が多い国が並びます。
日本はまだいいほう、と安心してはいけません。14位とはいえ、アジアではトップ。それに、日本の薄毛率26.78%は世界平均の32.13%よりは低いものの、成人男性の約3人に1人は薄毛、ということになります。さらに、ストレスや食の欧米化によって、増加傾向にあるそうですよ。
9月〜11月は抜け毛が多くなる!?
また、AGA(エージーエー:男性型脱毛症)の疾患啓発を目的とするサイト「AGA-news」によれば、抜け毛のピークは9月〜11月というデータもあります。まさに今! 一年で一番危険な時期かもしれません。
とはいえAGA治療はかなり進んでるって、知っていましたか?
世界初!あなたのAGAが検査で予測できる!
男性総合医療のメンズヘルスクリニック東京では、聖マリアンナ医科大学、予防医学のアンファー株式会社と共同で、世界初となる『AGAリスク遺伝子検査』を開発したそうです。「頭髪の日」でもある本日10月20日、特別セミナーが開催されていたので、早速出かけてきました。
今回開発された検査は簡単にいうと、AGAの原因に深く関わっている遺伝子の量を、毛包(毛根を包む組織)からリアルタイムに測定する技術。将来、どの程度AGAのリスクが高まるのかを判定するのに適しているのだとか。
なぜ検査が大事なの?
今までAGA治療には、プロペシアという薬が主流だっそう。それが11月よりザガーロという新たな薬が発売されることになり、一人一人のAGA患者にとって、どちらの薬が有効かを調べるためにも、この検査が役立ちそうだというのです。
また、サガーロはプロペシアよりも高い効果が報告されていますが、今までは主に高齢の方が前立腺肥大の治療のために服用していた薬。AGA患者の場合は20代の若者が服用することも考えられるため、その副作用についてはまだわからないところもあります。効果と副作用、両面のバランスを考えて薬を処方する必要があるそうです。
日本人は気にしすぎ?
メンズヘルスクリニック東京の小林院長によれば、来院する患者の約3割は健常毛(AGAがまだ発症していない)。さらに、AGAの薬プロペシアの約4割は日本で消費されているのだとか! こんなに日本がシェアを占める薬は、世界的にも珍しいと言います。
薄毛率は世界14位なのに、薄毛の主流な薬を4割も消費する日本。どうやら日本は、薄毛への不安が相当高い国のようです。
気になる人は一度、『AGAリスク遺伝子検査』を受けてみるといいかもしれませんね。検査は明日から可能で、1万9000円(税抜)。1か月程度で結果がわかるそうですよ。
[メンズヘルスクリニック東京]
[AGA-news]
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