ニュージーランドの南島、マウントクックの裾野の高原地帯に位置する「テカポ湖」。まるでミルクを溶かしたようなブルーは限りなく神秘的で、訪れる人々を魅了します。
ため息が出そうな美しさのミルキーブルー
ニュージーランド南島最大の街、クライストチャーチから車で3時間ほどにあるテカポ湖。雄大なサザンアルプスの山々や深い森に包まれ、神秘的で美しい風景が広がります。
ミルクを溶かしたような乳白色は、氷河が動く際に削りだすロックフラワーと呼ばれる岩石の粉が、湖の水に溶け込むことによって生み出されているのだそう。この不思議な色こそ訪れる人々の心を惹き付けるのかもしれません。
太陽の光の反射で、湖面の色は毎日微妙に異なります。一日のうちでも様々な表情を見せてくれるのもテカポ湖の魅力。
湖を彩るルピナスのお花畑。見頃の11月〜12月は満開となり、ブルーと紫色の鮮やかなコントラストは心を奪われるほどの美しさ。
テカポを象徴する、善き羊飼いの教会
開拓民たちの手によって1935年に建てられた「善き羊飼いの教会(The Church of The Good Shepherd)」。湖畔に静かに佇む教会は、どこか惹き付けられます。
世界トップクラスの美しさを誇る星空
世界でもトップクラスと言われているテカポ湖の星空。晴天率の高さ、澄み切った空気、周辺に大きな街がなく人工的な光が少ないなどの好条件が揃っていることが、感動の星空を眺められる理由のようです。
季節によっては
天の川
に出会えることも! 吸い込まれそうに美しい星空ですが、現在テカポ湖周辺の星空を世界遺産として登録しようとする動きもあるそう。
とろけるおいしさのサーモン丼
静かで落ち着いたテカポ湖ですが、カフェやレストランもあるので滞在も安心。ぜひ湖をゆったりと眺めながら食事を楽しみたいところ。
オススメはKOHAN Japanese Restaurantのサーモン丼。テカポ湖周辺にはサーモンファームがあり、きれいな水で育ったサーモンが名物。脂がたっぷりのった新鮮なサーモンはとろけるようにやわらかく、さっぱりとお醤油でいただくお味は日本人にはたまりません!
これから観光しやすい時期を迎えるニュージーランド。南島を旅する機会があれば、神秘的な雰囲気に包まれるテカポ湖を訪れてみてはいかがでしょうか?
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