人生の中ではたびたび選択をせまられることがあります。YesかNoか。あちらかこちらか。西か東か。すぐに決断できることもあれば、なかなか選べないこともあります。人生に迷ったとき、なにを選べばいい?
直感でピンときたほうを選ぶ
わたしたちの直感はいつでも正直で正確。ぱっと思いついたほう、それを選択すればいいだけなのに・・・。私達の自我はもっと強力です。せっかく働いた直感も、そちらを選んだときのデメリットをならべ始め、迷わせる。まさにそれが自我。でも忘れないで。一番たしかなものは自分の直感。つまりあなた自身です。
楽なことよりも大変なほうをえらぶ
筆者がまだ10代の頃、友人からいわれた言葉があります。それは、「苦しいときこそ伸びているときなんだ」というものでした。まだ20歳にもなっていない、若かりし頃の友情の言葉・・・。しかし、30代半ばになった今でもその言葉は強く心に残っていて、人生に迷うことがあるたびにこの言葉を思いだします。
楽することは簡単。精神的にも不安定にならなくてすむ。しかし学びはいつも苦しいことの中にこそ存在するのだと思います。
より大きなフィールドへ立ち向かえるほうを選ぶ
チャレンジ精神がある友人を見ているといつも憧れます。ロックミュージシャンの友人が30代半ばあたりから、今まで馴染みのなかった舞台の世界にはいったり、シンガーソングライターの友達が資格をたくさんとって起業していたり。いくつになっても挑戦していく姿勢は頼もしく感じます。
もし、あなたにチャンスが巡ってきたのなら、迷うことなくより大きなフィールドへ立ち向かえるほうを。ただ、ご家族のいる女性であれば動くことはなかなか難しいですよね。その場合は、今自分にできる最大限の可能性を信じてみてください。大きなフィールドへの切符は、「次はここで修行しなさい」という神様からのメッセージかもしれません。
今まで何度か目にしたり耳にしていたけれどご縁がなかったほうを選ぶ
タイミングはたくさんあったけれど、今までは選んでこなかったことはありませんか? 何度も巡ってきたことに対して今まさに選択を迫られているのなら・・・。今まで選んでこなかったから今回も? いいえ、それはきっとGOサイン。人によって許容範囲があるように、そのときに選べることは限られています。今まで選ばなかったことにも理由があるはず。しかし、カルマのように何度も巡ってくるのならば、それはいよいよ選択のタイミングなのだと思います。
生きることは選択の連続。今日なにかをえらんで明日またなにかを選ぶ。それは、今日なにかを捨てて、明日またなにかを捨てるということでもあります。人が選択を迷うとき、選ぶことよりも選ばないことのほうにこそ悩むのかもしれません。
でも大丈夫。そのとき選ばなかったとしても、必要があればまた巡ってきます。そして、それは成長したあなたの前にしかあらわれません。だから、いつでも前を向いていて。今日よりも明日、明日よりも明後日のあなたがキラキラと輝けますように。
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