【写真を通じて、思いをかたちにするサイト「フォト総研」より寄稿】
スマホやデジカメが普及し、旅先などはもちろん、面白いものを見つければ、いつでもどこでも気軽に沢山の写真が撮影できるようになった現代。
ですが、皆さんは撮影した写真を見返していますか? つい忘れがちになってしまう「大切なこと」、一緒に考えてみましょう。
「撮って終わり」はもったいない
撮影したらSNSにアップして終わり? そんなのもったいない!
ふと過去の写真を見て「これどこだっけ?」「いつ撮影したのかな?」なんて思うことはありませんか? 時間が経てば経つほど、人は忘れてしまう生き物です。せっかく撮影した写真を忘れてしまってはもったいないですよね。
本来、写真は「見返す」ことに意味があります。作品であれ、思い出写真であれ、見返すことで何でもない毎日が宝物のようになるのです。
難しく考える必要はありません。お部屋に写真を飾るスペースを作るだけでもいいと思います。定期的に写真を変えるようにすれば、見返すきっかけになりますね。
月に1度、3ヶ月に1度、半年に1度・・・自分の撮影枚数に合わせて、好きなペースでフォトブックを作るのもオススメです。撮影した写真から、どの写真を組み合わせるのか考えるのもとても楽しい作業です。お子さんの写真だったらおじいちゃん・おばあちゃんに、旅行の写真だったら一緒に行った友人にプレゼントして、思い出を共有するのもいいですね。
「見返す」ことで上手くなる
写真を見返すことには、もう一つ大きな意味があります。
過去に撮影した写真を見て、「こんな撮り方していたんだ・・・。今ならもっとこう撮るのにな~。」と感じたことがある人は少なくないと思います。
写真を整理して見返すことは、自分が撮影した写真と向き合うことでもあります。端に不要なものが写り込んでいたり、ピントが甘かったり・・・。その時気が付くことができなかったことでも、時間がたってから振り返ってみると、自分の癖に気が付くこともできるのです。
自分の写真を見て立ち止まることは、上達の近道。「撮って終わり」にせず、定期的に整理する習慣をつけ、「撮る」+「整理」をセットで考えてみてくださいね。
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