1位:東京都(8.2%)
やはり強い! 首都・東京。全国どこからでもアクセスが良く、公共交通機関の充実度は群を抜いています。最先端のトレンドに触れられる文化・芸術施設、医療・教育レベルの高さ、無数の就業機会など、すべてがそろった「圧倒的な都市力」が評価されているのでしょう。
特に地方出身の若年層からは「一度は住んでみたい憧れの場所」という声が多く、夢を追う場所としての東京ブランドは今なお健在。住居費の高さや人の多さを懸念する声もある一方で、「便利さには代えられない」という支持も根強いようです。
2位:沖縄県(7.3%)

北谷のアメリカンビレッジ
観光地としても不動の人気を誇る沖縄は、移住先としても堂々の2位にランクイン。「海がきれいだから」「ゆったりとしているから」といった、都会の喧騒から離れた暮らしに憧れる声が寄せられています。
また、近年は子育て世代やリモートワーカーの移住者も増加。地域によっては移住支援制度が整備されており、移住しやすい環境づくりも進んでいます。湿度や台風などの自然条件への不安を挙げる人もいますが、それ以上に「ここで暮らしたい」と思わせる力が、沖縄にはあるようです。
3位:福岡県(5.2%)
福岡は、九州最大の都市でありながら、コンパクトで暮らしやすい街。交通インフラや都市機能が整いつつも、海や山といった自然も身近にある「ちょうどいい都会」として、近年ますます注目を集めています。
物価や家賃が比較的抑えられ、コストパフォーマンスの高い生活を実現できるのもポイント。空港から市街地までの距離が近く、全国どこへ行くにも便利な点も評価されています。食文化の豊かさも大きな魅力です。
4位:北海道(4.2%)
広大な自然と四季の美しさに惹かれる人が多い北海道が4位に! 都市部である札幌を中心に、地方移住希望者の人気が根強い地域です。
広い土地でのびのびとした生活が送れることに加え、雪景色や広大な景観に魅せられて「一度は住んでみたい」と思う人も少なくありません。ただし、冬の寒さや雪かきなどへの不安も。暮らし方の工夫が求められるエリアでもあるといえます。
5位:神奈川県/大阪府(3.0%)
東京に隣接しながらも、横浜や鎌倉といった魅力的な街を抱える神奈川県。都会の利便性と、海や自然と触れ合える落ち着いた雰囲気が両立しているのが人気の理由でしょう。
また、交通網の発達により都心への通勤もスムーズで、首都圏での生活を望む人にとって理想的な移住先に。教育機関や商業施設も充実しており、子育て世代からも支持されています。
同率5位の大阪も移住希望者の心をしっかりとつかんでいます。商業都市としての活気、安定した雇用機会、交通利便性の高さ、食文化の豊かさ……一度は暮らしてみたいと思うのも納得です。
家賃や物価のバランスも良く、都会なのに暮らしやすいと感じる人も多いでしょう。また、京阪神エリア全体とのアクセスが良く、週末に京都や奈良に出かけることも可能です。
7位:京都府(2.4%)
京都は文化・歴史の薫りを日常的に感じられる唯一無二の場所。伝統と現代が融合する街として、観光地としてだけでなく、住む場所としての人気も高まりつつあります。教育水準の高さや学術的な環境も、子育て層や知的好奇心の強い層にとって大きな魅力となっているようです。
8位:兵庫県(1.8%)
神戸、芦屋、西宮など、洗練された街並みと高い生活水準を誇るエリアを抱える兵庫県。大阪にもアクセスしやすく、関西圏での生活拠点として高い人気を誇ります。また、六甲山や日本海側の自然豊かなエリアなど、県内でもライフスタイルの選択肢が幅広いのが特徴です。
9位:愛知県(1.6%)
中部地方の中核都市である名古屋を中心に、経済的な安定感と交通利便性の高さが魅力の愛知県が9位にランクイン。東京や大阪に比べて家賃が安く、生活コストを抑えつつ都市機能を享受できます。そのため、堅実に暮らせる県だといえるでしょう。
10位:宮城県/長野県(1.5%)
10位は東北地方の中心都市・仙台を擁する宮城県。都市と自然が共存する環境で、交通の便も良く、新幹線で東京まで約1時間半という立地も評価されているようです。
一方、長野県は豊かな自然と高原の風景、澄んだ空気に魅せられて移住を希望する人が多数。リモートワークが普及する中で、都市部からの「デュアルライフ」や「週末移住」の候補地としても注目度が上昇しています。
[参考]
ソニー生命「47都道府県別 生活意識調査2024」
[All photos by PIXTA]