「TULUM(トゥルム)」– カリブ海の神秘とマヤ文明の遺産
トゥルムは、ユカタン半島のリゾート地。最大の魅力は「トゥルム遺跡」です。カリブ海を望む断崖絶壁に築かれたマヤの城塞都市は、息をのむほど美しい景観。遺跡見学の後は、遺跡下のビーチで泳ぐこともできます。
トゥルム周辺には、神秘的な泉「セノーテ」が点在しており、透明度の高い地下水路でのシュノーケリングやダイビングは格別な体験。特に「グラン・セノーテ」や「ドス・オホス」は人気が高いです。
さらに、オーガニック志向のカフェやエコフレンドリーなブティックホテルが並ぶ「トゥルム・ビーチ・ロード」は、おしゃれな雰囲気で散策も楽しめます。
そんなトゥルムのマグカップは、リゾート地、トゥルムの魅力を凝縮しています。ユカタン半島の鮮やかな緑色のヤシの木、可愛らしいウミガメとビーチサンダルが大きく描かれ、熱帯の楽園を思い出させてくれます。その下にはイグアナがいて、自然豊かな野生動物を表現しています。

410メキシコペソ
「ACAPULCO(アカプルコ)」 – 太平洋に輝くリゾート都市
太平洋岸の有名リゾート地・アカプルコの魅力は、「ラ・ケブラダ」の断崖から飛び込む「クリフダイビング」。命がけのショーは迫力満点で、一見の価値ありです。
美しいサンセットを望むなら、「アカプルコ湾」でのクルーズや、高台にあるレストランが絶景なんだそう。新鮮なシーフードを楽しめる「マーキュリー・マーケット」も、地元の雰囲気を味わえる人気スポットです。
そんなアカプルコのマグカップは、アカプルコの活気と美しさを表現しています。背景には近代的な高層ビル群が立ち並び、国際的なリゾート都市としての景色を表現。手前にはオレンジ色の夕日が海に沈む様子が描かれており、アカプルコが誇る美しい夕日を連想させます。
また、パームツリー、ウミガメが描かれ、リゾートでのゆったりとした時間や、海でのアクティビティの思い出になること間違いなし。

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「LOS CABOS(ロス・カボス)」– 砂漠と海のコントラストが美しい楽園
ロス・カボスは、バハ・カリフォルニア・スル州の最南端に位置する人気のリゾート地。ロサンゼルスなどアメリカからのアクセスもよく、人気スポットは「エル・アルコ(The Arch)」です。
この自然にできた岩のアーチは、ボートツアーで訪れることができ、周辺ではアシカの群れを見ることもできます。他にもホエールウォッチング(冬季限定)や、シュノーケリング、ダイビングなどのマリンアクティビティも盛んです。
そんなロス・カボスのマグカップには、象徴である「エル・アルコ(アーチ)」と呼ばれる岩礁が描かれております! サボテンが生い茂る荒々しい岩山が描かれ、砂漠と海のコントラストが際立つロスカボスらしい景色を表現しています。
ヨットやパラソル、マリンスポーツやリラックスした時間を楽しめるビーチリゾートのイラストも。砂漠と海の絶妙なハーモニーが、ロス・カボスならではの魅力を伝えています。
「CHIAPAS(チアパス)」 – 豊かな自然と先住民文化の宝庫
チアパスは、グアテマラと国境を接するメキシコ南部に位置する場所。ここで必見なのは、マヤ文明の壮大な遺跡群「パレンケ遺跡」です。ジャングルの中に佇むピラミッドや神殿は、神秘的なんだそう。
また、州都「サン・クリストバル・デ・ラス・カサス」は、標高の高い場所にある美しいコロニアル都市で、石畳の街並みや活気ある市場、色鮮やかな先住民文化に触れることができます。ボートツアーで壮大な渓谷を下る「スミデロ渓谷」も絶景で知られています。
そんなチアパスのマグカップは、先住民衣装をまとった女性が描かれており、色鮮やかな民族衣装や豊かな織物文化が表現され、マヤ文明はじめチアパスならではの魅力が表れています。
鮮やかな羽を持つオウムや、チアパス州が生物多様性に富んだ豊かな自然。実はチアパス州は、コーヒーの産地としても有名。訪れたらスタバにもぜひ寄ってみたいですね! メキシコのスタバではチアパスの豆も販売されていますので、マグカップと合わせての購入もおすすめです。

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チアパス産のコーヒーがスタバで販売
「CHIHUAHUA(チワワ)」– 雄大な自然と文化が息づく北部の州
チワワは、メキシコ北西部に位置する場所。ここの観光地といえば、「バランカ・デル・コブレ(銅の峡谷)」は外せません。グランドキャニオンの約4倍の広さを持ち、その雄大な景色は圧巻です。絶景かつスリリングなルートで知られる観光列車「チェペ列車」に乗車し、渓谷の奥深くへと進む旅は、一生の思い出となること間違いなし。
そんなチワワのマグカップには、チワワ州の象徴的な要素が散りばめられています。上部には「チワワ太平洋鉄道(チェペ列車)」が描かれており、前述した雄大なバランカ・デル・コブレ(銅の峡谷)を巡る旅を想起させます。
カップの下には、壺とカウボーイブーツが描かれています。実は、チワワ州はメキシコ最大の州であり、広大な砂漠地帯から山岳地帯まで多様な景観が広がり、カウボーイ文化が根付いているそう。先住民文化も色濃く残っており、壺のようなデザインは彼らの伝統工芸品を描いています。

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「PUEBLA(プエブラ)」- 陶器と美食のコロニアル都市
プエブラ歴史地区は、メキシコ・シティから100kmほど東に位置し、街がユネスコ世界遺産にも登録されている場所。「プエブラ大聖堂」や、美しいタイルで飾られた建物が並ぶ「ロス・サポス広場」など、タイルの街として見どころが満載です。
特に、色鮮やかなタラベラ焼きがお土産で人気なんだそう。また、世界最大のピラミッドとされる「チョルーラ・ピラミッド」の上には教会が建っており、そのユニークな景観は必見。さらに美食の街としても知られており、メキシコを代表するソース「モレ・ポブラーノ」や、甘いチリの詰め物「チレス・エン・ノガーダ」はマストイート!
そんなプエブラのマグカップの中央には、伝統的な陶器「タラベラ焼き」を思わせる美しい模様のドレスが描かれています。大きく描かれた噴水は、世界遺産として登録されるプエブラのコロニアル都市であることを示しています。

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「CANCÚN(カンクン)」– カリブ海の楽園、アクティビティ満載のリゾート
日本人からも人気のリゾート地・カンクン。エメラルドグリーンの海と白い砂浜が続くエリアには、オールインクルーシブのリゾートホテルが人気です。そこを拠点にマリンスポーツやゴルフカートでの島巡りがアクティビティで好まれています。
また、カンクンから日帰りで行けるマヤ遺跡「チチェン・イッツァ」は、世界遺産にも登録された壮大な遺跡で、マヤ文明の歴史に触れることもできます。
そんなカンクンのマグカップでは、鮮やかな青色で表現された海が、透き通るようなカリブ海の美しさを象徴しています。シュノーケルやフィン、ダイビングマスクなどのマリンスポーツ用品は、カンクンで楽しめる多様なウォーターアクティビティを思い出させます。
「OAXACA(オアハカ)」 – 伝統と芸術が息づく文化都市
オアハカ市はメキシコ南部に位置し、メキシコの中でも安全と言われる場所。なんとTravel + Leisure誌「World’s Best Awards 2023」で読者のお気に入り都市・第1位に輝きました。
さらにユネスコ世界遺産にも登録される美しいコロニアル都市。「サント・ドミンゴ教会」の豪華絢爛な内装は必見で、隣接する「文化博物館」では、モンテ・アルバン遺跡からの出土品を見ることができるんだとか。また、オアハカは、メスカルの主要な産地でメスカルの蒸留所を巡る「メスカル・ツアー」が人気です。
そんなオアハカのマグカップでは、伝統的な衣装をまとった女性と、アガベ植物が描かれています。前述したようにオアハカは、メスカルの主要な産地であり、アガベはその原料となる植物なので、その特徴を描いています。
中央には、古代遺跡の一部や、伝統的な織物の模様が描かれ、モンテ・アルバンなどの重要なサポテカ文明の遺跡群や、豊かな先住民文化、そしてフォークアートを象徴しています。

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「MÉRIDA(メリダ)」 – 白い街とマヤ文化の融合
メリダは、メキシコ南東部に位置するユカタン半島にある街です。街の中心部には、「メリダ大聖堂」や「モンテホ家の家」など、美しいコロニアル建築が立ち並びます。「グラン・プラサ」は市民の憩いの場で、毎週日曜には広場で無料の舞踊ショーや音楽イベントが開催され賑わうのだそう。
メリダは「白い街」とも呼ばれ、その優雅な建築と清潔感あふれる街並みが人気。メリダから日帰りで行ける範囲には、マヤ文明の重要な遺跡「ウシュマル遺跡」や「カバー(Kabah)遺跡」などがあり、カンクンとは異なる古典期のマヤ文化を体験できるのも特色です。
そんなメリダのマグカップは、ランドマークである壮麗な歴史的建造物が描かれており、コロニアル建築の美しい街並みを象徴しています。
他にもマヤ文明のレリーフのような模様や、大砲のようなものが描かれており、メリダが豊かな歴史を持つ街であることを表現しています。メリダの歴史的な魅力と、現代に息づくマヤ文化の融合が伝わってきます。

「COZUMEL(コスメル)」 – カリブ海のダイビングパラダイス
コスメルは、ユカタン半島沖合に浮かぶ美しい島・コスメル島のこと。ここには世界で2番目に大きいサンゴ礁システム「メソアメリカ・バリア・リーフ・システム」の一部である「パランカー・リーフ」など、素晴らしいダイビングスポットが多数あることで有名。
さらに、島の中心地「サン・ミゲル・デ・コスメル」では、カラフルな建物が並び、ショッピングやレストランでの食事を楽しめます。また、島内には「サン・ジェルバシオ遺跡」など、小さなマヤ遺跡も点在しており、リゾートだけでなく歴史好きにもたまらない観光地です。
そんなコスメルのマグカップで、大きく描かれているのは、クルーズ船。実はコスメルがカリブ海クルーズの寄港地としても非常に人気あり、北米からマリンスポーツを楽しみに来ている人を表現しています。
ヒトデやサンゴなど海の生物が描かれており、透明度の高い海と豊かな生物で、海の美しい思い出を描いています。確かに、全体的に緑と黄色の落ち着いた色合いは、カリブ海の自然の美しさと島の穏やかな雰囲気を感じられますよね。他にもマヤ文明の建造物も描かれており、海と歴史の島であることを表現しています。

410メキシコペソ
「Puerto Vallarta(プエルト・バジャルタ)」– 太平洋岸のロマンチックなビーチリゾート
プエルト・バジャルタは、太平洋岸に位置する人気のリゾート都市。海岸沿いの遊歩道「マレコン」ではタツノオトシゴの彫刻をはじめとするユニークなブロンズ像が並び、ストリートパフォーマンスなども楽しめるんだそう。
サンセット時には特に美しい景色が広がるので必見! また、「ロマンチックゾーン(旧市街)」は、石畳の道にブティックやレストラン、バーが並び、洗練された雰囲気を楽しめます。周辺のビーチでは、「ロス・ムエルトス・ビーチ」や、ボートでしか行けない隠れたビーチ「ラブ・ビーチ」など、美しい海岸線が広がっています。ホエールウォッチングツアーも人気なんだとか。
そんな、プエルト・バジャルタのマグカップは、街のシンボルである「ロマンチックゾーン」の桟橋「マレコン」のアーチ状の建造物と、ボートが描かれています。左側のタツノオトシゴは、プエルト・バジャルタの象徴的な彫刻です!
クジラやサンゴといった海の生物からは、ホエールウォッチング(冬季)やシュノーケリングなどの海洋アクティビティで有名であることがわかります。マグカップの赤、黄、ピンクの色使いは、夕焼けに染まる太平洋の空や、南国の花々の彩りを連想させ、街のロマンチックな雰囲気を際立たせていました。

410メキシコペソ
「San Miguel de Allende(サン・ミゲル・デ・アジェンデ)」 – 芸術家が愛する世界遺産のコロニアル都市
サン・ミゲル・デ・アジェンデは、ユネスコ世界遺産に登録された、メキシコでも特に美しいコロニアル都市の一つです。街の中心にある「サン・ミゲル・アルカンヘル教区教会」は、ピンク色の教会で知られ、その壮麗な建築で訪れる者を魅了します。
街を歩くだけで、石畳の道、色鮮やかな建物、美しい中庭の数々に心を奪われるでしょう。多くの芸術家が住む街としても知られ、「ファブリカ・ラ・オーロラ(旧紡績工場を改装したアート&デザインセンター)」では、アートギャラリーや工房を巡ることができます。
そんなサン・ミゲル・デ・アジェンデのマグカップでは、この街のシンボルであるピンク色のネオゴシック様式教会「サン・ミゲル・アルカンヘル教区教会(La Parroquia de San Miguel Arcángel)」が!
中央には、馬車が描かれており、コロニアルな雰囲気を感じられます。石畳の道やカラフルな建物が並ぶ街並み、象徴とも言われるハートマークが散りばめられ、マグカップを見るだけで、サン・ミゲル・デ・アジェンデのロマンチックな雰囲気を感じることができます。
「Guanajuato(グアナフアト)」 – 迷宮のようなカラフルな街
グアナフアトは、ピクサー映画「リメンバー・ミー」のインスピレーションの1つにもなった場所。ユネスコ世界遺産に登録されています。街を象徴する「フアレス劇場」は、その壮麗な外観と内装で必見。街全体が丘陵地帯に広がり、カラフルな建物がひしめき合う様子は、本当に映画の世界と同じで、大人気です。
さらに、狭い路地が続く「キスの小道(Callejón del Beso)」は、向かい合わせの家のバルコニーからカップルがキスをしたという由縁からカップルに人気のロマンチックスポットです。
そんなグアナフアトのマグカップは、映画「リメンバー・ミー」のようにマリアッチたちが描かれています。その背景にはコロニアル調の美しい建築物や。この街のシンボルである「フアレス劇場」も。グアナフアトが芸術と文化の街であることが伝わってきます。
左側には、前述した「キスの小道(Callejón del Beso)」のようなロマンチックなスポットを思わせるアーチ型の通路も! 他にも大きく描かれているのは、この街の特徴である地下トンネル道路。実は、グアナフアトは、迷路のような路地と地下トンネルが複雑に絡み合ったユニークな都市構造で知られており、細かなところまでグアナフアトの魅力を濃縮したデザインになっています。

現地で買うと340メキシコペソですが、空港で買うと410ペソでした
「Veracruz(ベラクルス)」 – カリブ海とメキシコの歴史が交差する港町
ベラクルスは、メキシコ湾岸の主要な港町。海に面した歴史ある「サン・フアン・デ・ウルア要塞」は、メキシコの歴史を深く感じられる場所で、「ベラクルス水族館」は、メキシコ湾の海洋生物を学ぶのに最適など、海にまつわる観光地が多いそう。
また、ベラクルスは「カフェ・ラ・パロキア」のような老舗カフェで有名な「カフェ・レチェ(牛乳コーヒー)」が名物で、朝食時には活気に満ち溢れるのも特徴。また火山「ピコ・デ・オリサバ(Pico de Orizaba)」への拠点としても利用されます。
そんなベラクルスのマグカップにはスペイン植民地時代の面影を残す美しいコロニアル建築の建物、「ベラクルス大聖堂」や、前述した港を見下ろす要塞「サン・フアン・デ・ウルア要塞」を思わせる建物群が描かれています。またそびえ立つ山はメキシコ最高峰の火山「ピコ・デ・オリサバ」。ベラクルス州は海と山の両方の景観を持つ特徴を表しています。
伝統的なソン・ハロチョの音楽で使われるハラナやレキンといった楽器は、ベラクルス特有の陽気な音楽文化を表現しています。全体的に暖色系の色使いは、この街の活気と熱帯の気候を感じられますね。

410メキシコペソ
「MEXICO(メキシコ)」タンブラー – メキシコ全体の魅力を凝縮

790メキシコペソ
最後は、メキシコのタンブラーです!「MEXICO」のタンブラーは、特定の都市ではなく国全体を象徴しているため、メキシコの多岐にわたる魅力を網羅しています。上部にはマヤ文明のピラミッドが描かれており、古代文明の豊かな歴史を象徴しています。
これは、チチェン・イッツァのククルカンピラミッドなど、メキシコ各地に点在する壮大な遺跡群を描いているのでしょう。下には、メキシコの伝統的なお祭りで色彩豊かな「死者の日」で使われるガイコツの装飾や、メキシコを代表する動物であるジャガーが描かれています。
他にもサボテンやアガベなどの植物が描かれており、メキシコの豊かな自然、特に乾燥地帯の風景を表現しています。今まで紹介してきたマグカップの魅力をぎゅっと感じられませんか?
つまり、このタンブラーは、メキシコ全体の文化、歴史、そして自然の多様性を一枚のデザインに凝縮した、まさにメキシコの「お土産」にぴったりのアイテムです。
実はマグカップもありました!

410メキシコペソ
マグカップを読み解くだけで、メキシコの魅力がギュッと詰まったメキシコ一周旅をしたかのよう。これらのマグカップは、単なるお土産以上の価値を持っています。
メキシコを訪れる機会があれば、ぜひお気に入りの地域のマグカップを見つけて、旅の思い出とともに持ち帰ってみてはいかがでしょうか。一杯のコーヒーを飲むたびに、遠いメキシコの情景が目に浮かぶことでしょう。
所在地 Av. Capitán Carlos León s/n, México (Lic. Benito Juárez), Venustiano Carranza, 15620 Ciudad de México, CDMX, メキシコ
営業時間 4:00~23:00
※他にも空港内にはたくさんのスターバックスがあります。
©︎Keiko Morota