
成都ってどんな街?

四川省の省都・成都は、中国西部を代表する大都市。三国志ゆかりの歴史都市でありながら、現代的な高層ビルや巨大ショッピングモールも立ち並ぶ、古さと新しさが混ざり合う街です。そして何より有名なのがジャイアントパンダ。世界有数のパンダ研究・保護施設「成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地」があり、“パンダの聖地”として世界中から観光客が訪れています。
また成都は、中国国内でも「ゆったり暮らす街」として有名。公園で麻将(マージャン:中国での表記)を楽しみ、蓋碗茶(がいわんちゃ)を片手におしゃべりをする――そんなローカルの日常風景が、成都独特の空気感を作っています。さらに、花椒が効いた“麻辣(マーラー)”文化を代表する四川料理も欠かせません。火鍋、麻婆豆腐、担々麺など、世界中で愛される四川グルメの本場でもあります。現在、流行っている麻辣湯も四川発祥と言われています。
成都天府国際空港とは?

2021年に開業した「成都天府国際空港」は、中国西部を代表する巨大ハブ空港。近未来的なデザインと圧倒的なスケール感で、中国国内でも話題になったそう。成都には以前から「成都双流国際空港」がありましたが、航空需要の急増に伴い、新たに建設されたのが天府国際空港です。
現在は国際線・国内線ともに多くの便が発着し、中国西部の玄関口として急成長しています。
日本からは中国国際航空(Air China)や四川航空などを利用したアクセスがあり、上海・北京・深圳・広州方面への乗り継ぎ拠点として利用されることも増えています。
初めて降り立った筆者も、「あれ? 想像以上にすごく都会的で綺麗な空港!」と驚き。「中国旅行はハードルが高そう」と感じる人でも安心する構造で居心地のいい空港だと思うことでしょう。さらに、空港で見つけたスターバックスは、中国限定グッズの宝庫でした。

スターバックスご当地グッズで巡る!四川・雲南の魅力的な4都市ガイド

成都(チェンドゥ)/ CHENGDU パンダと麻将、ゆるやかな時間が流れる「天府の国」
159元(約3,733円※2026年6月のレートで算出)
四川省の省都であり、三国志の歴史や豊かな食文化が息づく大都市・成都。成都を代表するシンボルといえばジャイアントパンダ。成都は「成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地」を擁する世界的なパンダの聖地であり、世界中から多くのファンが訪れます。それもあり、マグカップにはシンボルのように竹を手にした愛らしいジャイアントパンダが描かれており、とってもキュート。

また他にもマグカップやタンブラーには、街のランドマークとして人気で、夜になると美しくライトアップされる屋根付きの伝統建築「安順廊橋」が描かれています。この街の最大の魅力は「美食」と「のんびりとした日常」。
イラストにある麻将の牌や蓋碗茶(がいわんちゃ)は、人々が青空の下、お茶を飲みながら一日中麻将や会話を楽しむローカルなライフスタイルそのもの。もちろん、世界中で愛される四川料理を代表する一皿「麻婆豆腐」の花椒が効いた“麻辣(マーラー)”文化も、成都を語る上で欠かせない要素としてポップに表現されています。

オーナメントもキュート 139元(約3,264円)
239元(約5,377円)
同じデザインのタンブラーも! とってもキュート。

曲靖(チュイチィン)/ QUJING 黄金色の絨毯と名瀑が織りなす、大自然のグラデーション
159元(約3,733円)
こちらは四川省の南隣に位置する雲南省で、雲南省東部に位置する主要都市・曲靖(きょくせい)のマグカップです。切り立った奇岩や豊かな水源など、独自の地形が織りなす絶景をマグカップでも美しい色彩で表現されています。カップのフロントに描かれた美しい水のステップは、「中国で最も美しい滝」の一つにも数えられる名瀑「九龍瀑布群」です。

幾重にも連なるダイナミックで美しい滝が、繊細なグラデーションで再現されています。さらにその背景にあるうねるような山々は、春になると街一面が菜の花で埋め尽くされる「羅平(らへい)」の絶景をイメージさせます。
見渡す限りの黄金色の絨毯からポコポコと顔を出すカルスト地形の奇岩群は、まさに自然が作り出した神秘的なアートが表現されています。
- 【成都からのアクセス】
- 距離
- アクセス方法
約700km
成都東駅から高速鉄道(中国新幹線)を利用し、昆明を経由して曲靖北駅まで約5時間前後。大自然の絶景が広がるエリアのため、現地ではレンタカーやチャーター車の利用がスムーズです。
瀘州(ルーヂョウ)/ LUZHOU 芳醇な香りに包まれる、中国屈指の「酒の都」
159元(約3,733円)
四川省南部に位置する瀘州(ろしゅう)は、中国の伝統的な蒸留酒「白酒(バイジュー)」の名産地としてその名を知られています。赤とシックなトーンを基調とした高貴なデザインが、この街の持つ深い歴史を物語っています。

中央に大きく描かれた甕(かめ)は、中国を代表する歴史的白酒ブランド「瀘州老窖(ろうこう)」の酒蔵を象徴しています。何百年もの間、絶やすことなく受け継がれてきた何世代にもわたり使われ続ける“窖池(こうち)”で仕込まれる白酒は、まさに芸術品。 さらに、左側に描かれた美しい傘は、国家級無形文化遺産にも指定されている「分水油紙傘」です。
職人の手で一本ずつ丁寧に作られるノスタルジックで鮮やかな傘は、実用性はもちろん、旅のお土産としても非常に人気があります。右側にそびえ立つ白い「報恩塔」は、南宋時代からこの歴史ある街並みを静かに見守り続けているランドマークです。
- 【成都からのアクセス】
- 距離
- アクセス方法
約260km
成都東駅から高速鉄道を利用し、瀘州駅まで最速で約1時間15分〜1時間半。成都から日帰りで気軽に「酒の都」の歴史と文化に触れることができる、おすすめのトリップ先です。
楽山(ルォーシャン)/ LESHAN 世界最大の石仏が鎮座する、祈りと歴史の聖地
159元(約3,733円)
成都からのアクセスが抜群によく、世界遺産「峨眉山と楽山大仏」を擁する四川省屈指の観光都市、楽山(らくさん)。三つの川が合流する交通の要所でもあり、そのダイナミックな景観がカップの全面に切り取られています。

中国四大仏教名山の一つである「峨眉山(がびさん)」。山頂へと続く霧に包まれた神秘的な山々と、険しい崖の間に佇む古刹や仏塔が、神聖な空気感とともに美しく描かれています。

- 【成都からのアクセス】
- 距離
- アクセス方法
約140km
成都東駅または成都南駅から高速鉄道を利用し、楽山駅までわずか約45分〜1時間。駅から楽山大仏までは路線バスやタクシーで簡単にアクセスできるため、成都滞在中の1dayトリップ先として人気を集めています。
中国限定「CHINA」マグが圧倒的な存在感
159元(約3,733円)
目を奪われたのが、こちらの「CHINA」マグ。赤とゴールドを基調にしたデザインは、一目で“中国”を感じさせる華やかさ。中央には縁起の良い龍(ドラゴン)が大胆に描かれており、中国文化の象徴がぎゅっと詰め込まれています。
よく見ると、小籠包のような点心、伝統建築、中国茶、都市景観なども細かくデザインされていて、まさに“中国カルチャーの総集編”のよう。特にゴールドのプリントは空港照明に映えて、高級感もかなり強め。旅の記念品として人気が高そうなのも納得です。

別角度から見ると、中国らしいモチーフがさらにぎっしり。赤い提灯、竹、そしてもちろんジャイアントパンダ。中国らしい“パンダ”もきちんと入っています。
個人的に面白かったのが、ただ“中国風”なのではなく、「現代中国」と「伝統文化」がミックスされていること。スタバらしいポップなデザインに、中国文化がうまく落とし込まれていて、観光土産としてかなり完成度が高い印象でした。

オーナメント こういうディスプレイを真似したいですよね 139元(約3,264円)
239元(約5,377円)
タンブラーもありました。
必見!お土産のコーヒー豆にも注目

マグカップだけでなく、コーヒー豆も限定品がありました!
熟成と熱帯の気候が育む最高傑作「エイジド スマトラ」
125元(約2,935円)
「エイジドスマトラ」は、数年間の眠りを経て生まれる、ワインのようなヴィンテージ・コーヒーと言われます。通常のコーヒー豆は「新鮮なうちに味わうこと」が一般的ですが、この「エイジド スマトラ」はその常識を覆す非常に贅沢なプロセスを経て作られています。
使用されるのは、厳選されたインドネシア・スマトラ産の生豆。これをあえてすぐには焙煎せず、シンガポールをはじめとする熱帯地域の専用倉庫へと運び、なんと数年単位熟成させるのです。
期間中は、全体の熟成が均一に進むよう、職人の手によって半年ごとに麻袋の向きや位置を細かく変えるなど、徹底した管理が行われます。
じっくりと時間をかけて眠らせることで、スマトラ産の豆が持つ野性味ある個性が、まるでヴィンテージワインのように深く、まろやかな風味へと変化。じっくりと深煎り(ダークロースト)されたその一杯は、大地やハーブを思わせる独特の香りにスパイシーなアクセントが加わり、非常に重厚でなめらかな口当たりを堪能できます。コーヒーの概念が変わるような、情熱と時間が作り出した究極のヴィンテージをぜひ体験してみてください。
東洋の美意識を映した中国限定豆「春和景明(シュンワケイメイ)」
125元(約2,935円)
スターバックス中国史上“最も浅い”焙煎で、和らぐ春の息吹と表現されるこのコーヒー。スターバックス中国が地元の消費者の好みと、東洋の美意識に合わせて特別に仕立てた季節限定のブレンドコーヒー豆です。
「春和景明」という風雅な名前は、中国の有名な古典詩の一節から名付けられたもので、「春の風が心地よく吹き、陽の光が明るく美しく輝く陽気」を意味しています。その名の通り、春の訪れと万物の生命力を五感で感じられるような工夫が随所に凝らされています。
ベースとなるのは、コロンビアやブラジルに加え、中国の一大産地である「雲南(ウンナン)」などの豆を絶妙に組み合わせたもの。これをスターバックス中国の焙煎曲線のなかで“最も浅い焙煎度合い(浅雅烘焙)”で仕上げているのが最大の特徴です。
欧米の春限定豆に多い華やかなフローラル系とは一線を画し、お茶を嗜む文化に馴染んだ中国の好みに寄り添うよう、すっきりとした仕上がりになっています。
ひとくち口に含むと、熟成した小みかんの皮(陳皮)のような爽やかな香りと、中国茶(滇紅工夫茶)を思わせる上品な余韻、そしてアーモンドやハチミツ梨のようなじんわりとした温かい甘みが口いっぱいに広がります。ハンドドリップで丁寧に淹れて、優雅なティータイムのように味わいたくなる、現地でしか出会えない特別なブレンドです。
ベアリスタも空港らしいアイテムも

他にも成都(チェンドゥ)の刺繍が入ったベアリスタや、クマがキュートなデザインの枕まで販売されていました!
追加で39.9元(約936円)払えば購入可能
枕はドリンクを買った上で、追加で支払えば買えるシステムでした。世界各国多くのスターバックスに訪問していますが、移動用枕を販売しているのは初めて見ました! スタバファンにとってはたまらないのではないでしょうか?
イートインもおすすめ!かわいいミニケーキに注目!

成都のスターバックスでは、限定のコーヒー豆やグッズだけでなく、ドリンクのお供にぴったりな洗練されたスイーツたちも見逃せません。日本のスタバとは一味違う、現地のショーケースでパッと目を引く、上品な一口サイズの「ミニケーキ(甜心小点)」をご紹介します。現地ではお得な「4種アソートボックス(48元/約1,127円)」としても大人気です。
中には
- ブラックフォレスト チョコレートタルト
- ホワイトチョコレート&ヘーゼルナッツタルト
- ライム&ピスタチオケーキ
- ストロベリー&ホワイトチョコレートケーキ
で構成されており、一口サイズながらも可愛いケーキです。チョコレートの甘みがしっかりあるものから、ライムやストロベリーのようにさっぱりした味わいもセットになっており、コーヒーと合わせて楽しみたい商品です。
コーヒーが苦手な人にも!中国スタバを席巻する本格「茶拿鉄(ティーラテ)」の世界

中国のスターバックスを訪れたら、コーヒーと同じくらいチェックしてほしいのが「茶(ティー)」メニューの充実ぶりです。店頭のディスプレイでもひと際大きくアピールされているのが、厳選された中国茶の茶葉とミルクを合わせた、現地で今大注目の「茶拿鉄(ティーラテ)」シリーズ。
中国のスターバックスでは、これらのティーラテを注文する際、「アイス(冷)」か「ホット(熱)」を選ぶことができます。特にアイスを注文すると、ディスプレイの写真のように、お茶とミルクの綺麗なグラデーションが目を楽しませてくれます。
成都空港のスタバは“旅の最後の博物館”だった

空港のスターバックスというと、ついコーヒーを買う場所というイメージがあります。でも成都空港のスタバは、それ以上に“中国文化を持ち帰れる場所”という感覚がありました。
パンダ、四川料理、お茶文化、龍、山水画のような自然など、中国西部の魅力が、マグカップという小さなキャンバスに詰め込まれていて、見ているだけでもかなり面白い空間でした。旅行の最後に立ち寄る場所としても、乗り継ぎの合間に覗く場所としても、成都空港のスターバックスはかなりおすすめです。

Lujia Town, Jianyang, Chengdu, Sichuan, 中国 641415
©︎Keiko Morota
※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※店舗営業については最新情報をご確認ください。


