第3回目は、人気のビジネスホテルランキングです。
仕事や観光で気軽に泊まれるビジネスホテル。最近はめっきり予約も取りづらくなって、困っている人も少なくないと思います。それでもやはり気軽な宿泊先としては最有力候補。
そこで今回は「サービス産業生産性協議会」が行った大規模な調査をもとに、顧客満足度の高いビジネスホテルを紹介します。ビジネスホテル選びの際に、参考にしてみてください。
顧客満足度No.1のビジネスホテルはリッチモンドホテル
【人気のビジネスホテルランキング】
1位・・・リッチモンドホテル(80.9)
2位・・・ドーミーイン(79.9)
3位・・・スーパーホテル(77.8)
4位・・・ダイワロイネットホテル(76.9)
5位・・・コンフォートホテル(76.4)
(カッコ内は顧客満足度)
ビジネスホテルはすごく身近なサービス。どれも有名なブランドばかりですね。今回のランキングは合計10企業・ブランドが対象となっています。具体的にはアパ、コンフォート、サンルート、スーパーホテル、ダイワロイネット、東横イン、ドーミーイン、リッチモンド、ルートイン、ワシントンです。
ちなみにチサンホテル、三井ガーデンホテルは選定条件を満たしていないため、あくまでも参考にとどまるのみ。ランキングには含まれていません。
旅行にも使えるビジネスホテルが人気
上述したランキングは全10企業・ブランドによると触れましたが、ランクインしたブランドはその他とどこが違っていたのでしょうか? その答えを考えるヒントの1つとして、オリコンが発表した別の顧客満足度調査が役立ちます。
オリコンの調査では2015年度のビジネスホテルランキングとして、観光利用とビジネス利用を分けて顧客満足度を集計しています。
例えばサービス産業生産性協議会の顧客満足度調査ランキングで1位を獲得したリッチモンドホテルは、オリコンの調査でもビジネス・観光の双方でナンバーワン。
その他、サービス産業生産性協議会でランクインしたトップ5のビジネスホテルは、オリコンのランキングでも“観光用”としても軒並みランクインしています。例えばコンフォートホテルは2位、ダイワロイネットホテルは3位、ドーミーインは4位です。
観光目的のお客から評価されるためには、いかにも簡素なビジネスホテルではちょっと厳しいですよね。最低限の設備や立地に加えて、プラスアルファの何かが不可欠。
その意味で、リッチモンドホテルやダイワロイネットホテルは設備やサービスのちょっとした高級感がプラスアルファの売りだと言えます。外資系のコンフォートも安っぽさがなく、モダンで洗練されたイメージ。フロントでは観光情報の提供にも力を入れてくれています。
ドーミーインは内装などの雰囲気に、どこか和風な感じがあって、多くの施設では温泉の大浴場にも入れますよね。スーパーホテルもロハスな雰囲気を演出しています。
そうしたプラスアルファの要素で観光客のニーズにも応えているホテルが、結果としてビジネスで利用する人からも高い評価を受けているのかもしれませんね。
[2016年度JCSI(日本版顧客満足度指数)第1回調査結果発表]
[オリコン日本顧客満足度調査 – オリコン]
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