モロッコはタジン鍋やアルガンオイルなどが有名な国ですが、ほかにもオススメするお土産のアイテムはたくさんあるんです。実はこのモロッコ、革製品がとても安く手に入ることで有名で、そのおかげで街中にはたくさんのレザーショップ専門店が軒を連ねています。ではどんなものをオーダーメイドできるのか? 実際に作ってみたのでレポートしたいと思います!
モロッコってどこ?
北アフリカに位置するモロッコは西洋のスタイリッシュな雰囲気と中東のアラビックな雰囲気、そして雄大なアフリカの雰囲気をうまくミックスさせたような不思議な雰囲気の持つ国。そんなモロッコは、旅初心者という人でも十分に初アフリカを楽しむことが出来る場所として人気です。そしてモロッコに来たら観光には絶対外せないスポットがあります。それは「メディナ」という旧市街地。ここは旅人に「お土産の宝庫」と言われるほど可愛い雑貨がたくさんある場所なのですが、今回はシャウエンという絵本のような街のなかにあるメディナからレポートします。
メルヘンの街、シャウエン
今回の舞台は来た人を魅了してやまない、通称「青の街」と呼ばれるシャウエンという場所。「青の街」と呼ばれる理由は一目瞭然で、シャウエンのメディナ全体の壁が青に統一されていることが所以です。そんなメルヘンな街シャウエンには、「なめし革職人」という動物の皮を革製品へと華麗に変貌させる職人がたくさんいます。街を歩けば風に乗ってほんのり香る革の匂いに誘われて、メディナの一角にある革ショップへ足を踏み入れてみることにしました。
注文から完成まで!
(C) Saya Meguro
店内に入ると目に入ったのはバッグや靴、ジャケットなどの革商品の数々。ひとつひとつに職人技の光る繊細なデザインが施された既製品を見ていると、奥からやってきた職人が「オーダーメイドでもできるよ」と一言。なにやらその人の話では、ここシャウエンではオーダーメイドで革製品ができるお店がたくさんあるというのです。そんな朗報を耳にした筆者は迷うことなく、早速その場で作ってもらうことにしました。一番早く完成するというペンケースをオーダーすると奥からたくさんの型を持ってきてくれたので、そこから外側になる革、内側に使う革、使う紐やビーズなど、そこから好みの質感や色、大きさ、デザインを選びます。
(C) Saya Meguro
選び終えたら早速作業に入ります。使い古した、愛着すら感じるこのミシンを使う彼はこの道何十年というまさにベテラン。そんな彼は慣れた手つきでひとつのペンケースを完成させてしまいました。その時間、なんと10分! 恐るべし職人技ですが、肝心の出来上がりはこちらです。
(C) Saya Meguro
点数をつけるなら120点! と言いたいほどの満足の出来で気分はルンルン。作りもしっかりしているのに、なんとこのペンケースにかかった値段はひとつ500円ほどとリーズナブルです。これに満足した筆者は追加で10個ほどオーダーしてしまうほど気に入ってしまいました。どうせお土産にあげるならその人が本当に喜ぶものをあげたい! という方には自信を持ってオススメする「世界にひとつだけのペンケース」。モロッコへ行く機会があれば是非作ってみてはいかがでしょう。
※2016年9月現在 モロッコは地域により外務省から渡航注意が出ております。渡航検討の際は、必ずご確認ください。
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