OECDのデータによる平均年収ランキング
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OECD(経済協力開発機構)は、Organisation for Economic Co-operation and Development の略称。国際経済全般について協議することを目的とした国際機関で、「世界最大のシンクタンク」とも呼ばれています。欧州諸国、米国、日本などを含む38カ国の先進諸国によって構成されており、これら38カ国のほか、欧州委員会(EC)もOECD諸活動に参加しています。
先進国経済の動向や政策を調査・分析し、そのデータを公表しており、加盟38カ国の平均賃金のデータ(2022年)をもとに世界年収ランキングを作成しました。
世界年収ランキングトップ10
- 1位 アイスランド 7万9,473ドル(約1,203万円)
- 2位 ルクセンブルク 7万8,310ドル(約1,186万円)
- 3位 米国 7万7,463ドル(約1,173万円)
- 4位 スイス 7万2,993ドル(約1,105万円)
- 5位 ベルギー 6万4,848ドル(約980万円)
- 6位 デンマーク 6万4,127ドル(約971万円)
- 7位 オーストリア 6万3,802ドル(約966万円)
- 8位 オランダ 6万3,225ドル(約957万円)
- 9位 オーストラリア 5万9,408ドル(約900万円)
- 10位 カナダ 5万9,050ドル(約894万円)
(1ドル=151.42円で換算)
日本の平均年収は約630万円で38カ国中25位
- 25位 日本 4万1,509ドル(約630万円)
日本は世界年収ランキングでOECD加盟38カ国中25位にランクインしています。平均年収は4万1,509ドル、日本円で約630万円です。この金額は、1位のアイスランドのおよそ半分になります。
高度な技術や製品開発の面で世界的に知られている日本ですが、平均年収はこの20年ほぼ横ばいとなっており、他国に比べると低い傾向にあります。
世界経済や外交、環境問題などについて話し合うサミット(首脳会合)を開催するG7(カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、英国、米国)の中では最下位です。
国の経済活動の大きさを金額で表した指標GDP(国内総生産)で、日本はドイツに抜かれ、世界4位に転落しました。
>>>【世界ランキング2023】GDPトップ10!日本はドイツに抜かれ4位に転落
[出典]
Earnings and wages – Average wages – OECD Data
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