鳥取は竜の化身!?「とっとリュウ県」
鳥取県は今年の干支である辰(竜)と、県の形が似ていることにちなんで、鳥取県=竜の化身として「とっとリュウ県」を掲げています。
県内には竜にゆかりのあるスポットが多く点在しており、どこもその場所ならではの魅力がたっぷり。今回はそれらの中から6つスポットを厳選して紹介します!
今年限定!大自然が生んだ海食洞「龍神洞」を巡る遊覧クルーズ
透明度の高い海と海食地形のダイナミックな大自然が広がる「浦富海岸」。そんな浦富海岸で遊覧船を運航する山陰松島遊覧は、今年の辰年にちなんで、山陰海岸で最大級の海食洞「龍神洞」を堪能できるコースを期間限定で運航中。
幅8m、高さ10m、奥行き150mにもなる龍神洞を海上から望める体験は唯一無二。気候や波の状況がよければ中に突入することもできるのだとか! 内部は風と波の「ゴォー」とした音が響いていてまるで竜の鳴き声みたい? 特別コースは完全予約制なので、体験する前に予約をしておくことをお忘れなく。
住所:鳥取県岩美郡岩美町大谷2182
電話番号:0857-73-1212
「2024龍神洞ツアー」運航期間:7月22日(月)~26日(金)/8月24日(土)~30日(金)
公式HP:https://yourun1000.com/
水上を飛ぶ竜!「東郷湖ドラゴンカヌー」
鳥取県湯梨浜町の東郷池(湖)は、竜の姿を象ったカヌー「ドラゴンカヌー」が盛んに行われているスポット。
ドラゴンカヌーは中国がルーツの幅が狭く長い船体の前後に竜の頭と尾が付いた船。
東郷池にドラゴンカヌーが根付いたのは、2000年にカヌーセンターが竣工したのを記念にドラゴンカヌー大会を開催したことがはじまりで、東郷池のほとりにある中国庭園「燕趙園」から着想を得たとのこと。
現在では周辺地域の交流や、修学旅行の体験プログラムとしても利用されているほか、毎年8月下旬には全国のチームが参加するドラゴンカヌー大会が開催されるほどに盛んに!
今回は特別にドラゴンカヌーに体験させてもらうことに。オールを持っていざ出航!
実際に体験してみると、簡単そうに見えて意外と難しい。コツは漕ぎ手全員で息を合わせることで、掛け声をかけながら漕ぐことでぐんぐん加速! 速度がのればのるほどに湖上の風が心地いい。
ちなみに一般の利用だと、カヌー体験はの受け入れは20人からなので、個人で参加するのは少々ハードルが高め。団体での参加がおすすめです。
少しでも空気を味わいたいのであれば地元チームの練習を見学するか、2024年8月25日(日)に開催される「東郷湖ドラゴンカヌー大会」を見に行くのがおすすめです!
住所:鳥取県東伯郡湯梨浜町南谷572
電話番号:0858-35-4052(湯梨浜町観光協会)
受け入れ期間:5月〜10月末/午前9時〜午後5時(午後5時には終了)
応募締め切り:実施日の2ヶ月前を基本とします
公式HP:https://www.yurihama-kankou.jp/2016/09/14/%E6%9D%B1%E9%83%B7%E6%B9%96-%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%8C%E3%83%BC%E4%BD%93%E9%A8%93/
郷土玩具でオリジナルの竜作り!「はこた人形工房(夢倉)」
鳥取県のほぼ中央に位置する倉吉市内の「倉吉白壁土蔵群」は、趣のある江戸・明治時代の建物がズラリと立ち並ぶ観光スポット。エリアには当時の建物をリノベーションしたお土産ショップやレストランが点在しており、趣のある景観を見ながら食べ歩きなども楽しめます。
そんな白壁土蔵群の「竜」にまつわるスポットは、エリアの中心から少し離れた場所にある「はこた人形工房(夢倉)」。
ここでは、”はーこさん”の愛称で親しまれている、倉吉市の伝統的な郷土玩具「はこた人形」の顔描き体験が開かれており、今年は2024年の干支である辰(竜)のはこた人形の絵付けも行えます。
竜のはこた人形の絵付けは1,600円(税込)で体験可能。職人さんのお手本を参考にしつつ、筆で着色していきます。普段使い慣れない筆は想像以上に難しく、あらぬところに色がついてしまうことも。じっくりと焦らず集中するのが大事。
顔描き体験開始から1時間弱。竜のはこた人形が完成! お手本とは比べ物にならない出来映えですがノープロブレム!
竜のはこた人形には特別な決まりがないので、思い思いのデザインでOK。全身を緑色に塗ったり、豪快に顔を描く人もいるのだとか。そう考えると筆者の人形も味があるように見えてきました(笑)。
出来上がった人形は専用の箱に入れてもらえるので、持ち運びの心配はなし。このあとの散策も安心です! ぜひオリジナルのはこた人形を体験しに行ってみてはいかがでしょうか。思い出になること間違いなし!
住所:鳥取県倉吉市魚町2529
■体験料
・干支 絵付け:1,600円(税込)
・はこた人形絵描き:【豆】1,800円(税込)、【小】2,700円(税込)
・因幡の白兎:【小】2,700円(税込)、【大】3,000円(税込)
電話番号:090-1185-9732
営業時間:10:00~17:00
定休日:水曜日
公式HP:https://www.instagram.com/hakotaningyou2529/
日本一の木彫りの竜が迫力満点!「神崎神社」
日本海にほど近い町・琴浦町にて、”荒神(こうじん)さん”の愛称で親しまれる名刹「神崎神社」。拝殿向拝の天井を見上げると、全長16mの日本古廟で一番長い竜の彫刻を見る事ができます。
巨大な竜は迫力満点! よーく見ると鱗の一枚一枚もくっきりと彫られているのもわかります。建築というよりは美術品のような美しさです。
拝殿向拝の「宝珠の真下」という目印の上に立つと、神聖なパワーをいただくことができるのだとか。竜が持つ「如意宝珠(にょいほうじゅ)」には、望みを叶えてくれるという謂れもあるそう。もしかしたら願いが叶うのかも?
大神山神社にも竜の姿が!
中国地方の最高峰・大山に鎮座する「大神山神社」の奥宮にも竜の彫刻があります。
神崎神社に比べるとだいぶこぢんまりとしていますが、緻密さはこちらも負けていません!
大山エリアは日本一長い石畳の参道をはじめ、絶景や寺社仏閣、アクティビティ、グルメなど様々な魅力にあふれるスポット。足を運んだときにはついでに竜の姿を拝みにいってみましょう!
全178体のブロンズ像が圧巻!「水木しげるロード」
最後に紹介するスポットは、島根県と隣接する境港市。国民的漫画『ゲゲゲの鬼太郎』の原作者・水木しげるが育った場所として知られ、町中には水木しげるの人生や作品について学べる「水木しげる記念館」のほか、作品に登場する妖怪にまつわるお店や、お土産ショップがたくさん! ファンにはたまらないスポットばかりです。
その中でも、境港駅~水木しげる記念館までの道、全長800mに全177体の妖怪のブロンズ像が立ち並ぶ「水木しげるロード」は圧巻! 鬼太郎や目玉おやじ、ねずみ男などなど……。シリーズではおなじみのキャラクターがズラリ!
全178体のブロンズ像の中には、龍(竜)の像が1体だけあるので探してみましょう! ヒントは上の写真の「水木しげる夫婦」のブロンズ像周辺です!
「とっとリュウ県」で2024年の思い出を作ろう!
いかがでしたか? 今回は鳥取県の竜にまつわるスポットについて紹介しました。実は県内には「古曳盤谷筆龍之図天井画(こびきばんこくひつりゅうのずてんじょうが)」や「清元院」、「昇龍軒」など、まだまだ竜にまつわる場所やグルメがたくさん! 今年は「とっとリュウ県」こと、鳥取で”竜を巡る旅”に出かけてみませんか?
[Photo by TABIZINE編集部&PRTIMES]