コスモス寺とは?
コスモス寺は通称で正しくは、「般若寺(はんにゃじ)」と呼びます。創建は飛鳥時代と古く、境内の中には、本尊の文珠菩薩(重要文化財)が安置されているそうです。それを聞くだけで奈良の歴史深さと、現存されていることの重みを感じます。
四季折々の花が美しいことでも知られており、初夏はヤマブキ、梅雨時のアジサイ、秋のコスモスが境内を彩ります。時期によって様々なお花が咲きますが、コスモスが特に有名です。境内一帯には15万本のコスモスが咲き誇り、お寺や十三重石塔とのコラボレーションはここにしかないものになっています。
フォトスポットは?
般若寺は入るとコスモスの迷路のようになっていて、いろんなアングルから写真を楽しむことができます。中でもいくつかのフォトスポットをご紹介します。
本堂とコスモス
鉄板ですが、本堂とコスモスは絶対撮りたいアングル。コスモスをメインにして、奥の本堂をぼかすという撮影もぜひ試したいところ。
人が集まるコスモスグラスキューブ
本堂に近づくと、人だかりを見つけることができます。コスモスのシーズンは、本堂の前にコスモスグラスキューブが飾られその様子が本当に可愛い! 四角の入れ物に収まるコスモスが本当にキュートです。私が訪れたときは、推しのアイドルやキャラクターのアクリルスタンドと一緒に撮影している方が多くいらっしゃいました。サイズ感としてもピッタリなので映えるのかもしれません。
美しすぎる花手水
また、美しいのが手水舎。手を清める場所に花を浮かべることを「花手水」と呼びますが、そこがコスモスで満たされます。ピンク色のコスモスが浮かぶ姿を見るだけで、気持ちが華やかになるのは本当に不思議です。アジサイの季節には、同じくアジサイが敷き詰められることでも人気。アジサイは青や紫の色味があるのでコスモスとはまた異なった景色を楽しむことができますね!
ハート型のリース
本堂を眺められる位置にハート型の花のリースが!ハートの中に入って記念撮影することもできますし、ハート越しのお寺や十三重石塔の撮影もおすすめ! こちらも写真スポットになっています。
花の迷路に迷い込む
コスモスは1〜2mまで背が高いのも特徴。だからこそ、コスモスの中に迷い込んだ写真も撮りましょう。さらに写真だけでなく般若寺の特徴としてコスモスをかたどった御守りがあるそう! 写真だけでなく、記念もコスモスだらけに浸ることができます。
コスモス寺のアクセスは?
般若寺へは、バスで行くのが便利です。最寄りのバス停は「般若寺」です。バス停「般若寺」へは、JR奈良駅からバスで約15分。近鉄奈良駅からはバスで約10分です。奈良駅から比較的近くアクセスしやすいお寺です。
コスモスの時期は、拝観料が700円かかりますが、その価値はあるほど圧巻の絶景。コスモスのシーズンは9月下旬~10月下旬といわれますが、最新の開花状況は、般若寺の住職さんのブログで確認することができます。
他にもアジサイの季節で人気なのが、「アジサイガラスボール」。SNSで人気に火がついてこちらも有名です。コスモスの季節以外でも私たちを楽しませてくれる花とお寺のコラボレーション。奈良に訪れる際はぜひ立ち寄ってみては?
奈良市般若寺町221
■通常期拝観料金
1月1日〜5月24日/7月1日〜9月20日/11月11日〜12月31日
大人500円、中高生200円、小学生100円
■花期特別拝観料金
令和6年5月25日〜6月30日(アジサイ期)
令和6年9月21日〜11月10日(コスモス期)
大人700円、中高生300円、小学生200円
拝観時間
9:00〜17:00(最終受付16:30)
短縮拝観時間
9:00〜16:00(最終受付15:30)1月・2月・3月・4月・7月・8月・12月
※拝観は時間に余裕を持ってお越し下さい。閉門時間ぎりぎりに来られますと拝観できないことがあります。<
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