高崎のシンボル!「高崎白衣大観音」
群馬県高崎市の、観音山の上に聳える「高崎白衣大観音」。最近は縁結びの聖地としても話題で、毎年2月14日〜3月14日のバレンタインの時期は「縁結び祈願祭(赤い糸祈願祭)」なるイベントも開催され、観音様の小指から赤い糸が垂れるんですよ。
縁結びのお守りは紅白各500円。「えんむすび」と平仮名で織り込まれた文字が可愛いですね。
水晶入りの恋愛成就守や、観音様のお姿が美しい新身代守なども。さくらんぼ根付がキュートな、縁結びくじ 300円もありますよ。
観音様の胎内拝観!146段の階段をのぼって9階まで
高崎白衣大観音が建立されたのは、昭和11年(1936年)。白く輝く美しいお姿から新しい観音様かと思いきや、歴史は古いのです。
80年以上高崎を見守りつづけている高崎白衣大観音、建設当時は東洋一の大きさを誇ったといわれます。
高さ41.8m、重さ約6,000tという迫力は、間近で見るとひしひしと伝わってきます。御御足も大きい!
胎内拝観は高校生以上300円。胎内禁煙です。
胎内には、20体の仏様や高僧の像があり、観音様の肩の高さまで登ることができます。スタンプラリーのような七仏巡りもでき、専用紙は1枚500円で、最後にお守りが授与されます。
途中には、建設中の様子を描いた絵画もあり、これがまた時代を感じて興味深いのでお見逃しなく。
146段の階段を登りきると、窓からは天気がよい日は上毛三山(赤城・榛名・妙義)や、浅間山、高崎市街地などが望めます。足腰の健康な方でしたら、約10分程度で往復することができますよ。
境内には、本堂・大師堂・光音堂のほか、高崎白衣大観音建立発願者である実業家・井上保三郎翁の像もあります。井上氏は、高崎十五連隊の戦没者の霊を慰め、世の中に観世音菩薩の慈悲の光明を降り注ぐこと、さらに高崎の発展を願って、白衣大観音を建立したのだそう。もともと高野山金剛峯寺の塔頭寺院のひとつである慈眼院が、別格本山として高崎へ移転して来たのは昭和16(1941)年のことです。
さらに、長さ120メートルの大きな吊り橋「ひびき橋」や、ごはんプレートやパンプレートランチがいただける「一路堂カフェ」もあるので、ゆっくりと散策してみてください。
万灯会と大晦日の年に2回だけ夜間拝観ができる
ちなみに、万灯会と大晦日の年に2回だけ、夜間拝観することができるんです。1万を超える灯籠や灯明をお供えする万灯会は、幻想的で一見の価値あり! ですよ。
観音茶屋でおしるこ&お土産に観音もなか
この日のランチは、境内入り口近くにある観音屋の山菜うどん。そして隣の観音茶屋でおしるこをいただき、観音もなかをお土産にしました。フォトジェニックな観音もなかは白はゴマあん、茶色は小豆あん。細長いので食べやすく、あんの風味が豊かでおいしい! お土産におすすめです。自分の治したいところから食べるとよいそうですよ。
巨大観音は初見の瞬間が痺れます
余談ですが、巨大観音は間近で眺める迫力もさることながら、遠くの風景の中に発見するあの瞬間がたまりません。高崎市を車で走行中、観音山の巨木に紛れてそのお姿を目視できた瞬間が痺れました。
観音山駐車場から参道を行くときも……
店の屋根の上に不意に現れるこの瞬間がよき!
筆者が訪れたのは11月下旬。銀杏やもみじが色づいていて、紅葉とともに楽しめました。春は観音山に3,000本の桜が咲き誇るそうですよ。
https://takasakikannon.or.jp
群馬県高崎市石原町2710-1
027-322-2269
胎内拝観時間
3月~10月:午前9時~午後5時、
11月~2月:午前9時~午後4時30分
胎内拝観費用
高校生以上300円
中学生以下100円
駐車場
近隣にあり
・観音山駐車場(027-310-1377)
普通車430円 大型車730円
・つけもの処 旬彩(027-327-4753)
http://shunsai.co.jp/
※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
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©︎Aya Yamaguchi