群馬県が発祥!観光におすすめのスポットも
ペヤング
カップ焼きそばの定番「ペヤング」を生み出したのは、1929年創業の伊勢崎市に本社を構えるまるか食品です。当初は乾麺類の製造販売を行っていましたが、1962年に即席ラーメンの製造を開始。1973年にカップ麺「ペヤング ヌードル」を発売し、「ペヤング」という商標を初めて使用しました。
1975年には業界初の四角い容器を採用した「ペヤング ソースやきそば」が登場し、大ヒット。発売当初はカップ麺が高価だったため、「若いカップルが仲良く分け合えるように」との想いから「ペア」と「ヤング」を組み合わせて「ペヤング」と名付けたそうです。
残念ながらまるか食品は、工場見学を行っていません。しかし、オンライン上の工場見学なら可能です。ミキシングから包装まで10体のロボットが繰り広げる「ペヤング ソースやきそば」が完成するまでの過程が紹介されています。気になる方はぜひチェックしてみてください。
ワークマン
ワークマンのルーツは、株式会社いせや。1980年に株式会社いせやの一部門として伊勢崎市に「職人の店 ワークマン」1号店オープンしました。1982年には、株式会社ワークマンを設立。1988年に東京都台東区にワークマン東京本部を開設し、店舗数が100店舗に! 1991年にワークマン東京本部ビルが完成すると同時に、東京本部を移転。2018年には、新業態「WORKMAN Plus(ワークマンプラス)」をららぽーと立川立飛に出店し、2024年3月時点で全国に1,011店舗を構える、作業服・安全靴・アウトドアウェアの専門店チェーンに成長しています。
「職人の店 ワークマン」1号店は現存しませんが、東京都立川市に位置する、ららぽーと立川立飛の「WORKMAN Plus」1号店は存在。アウトドア・スポーツ・レインウェアの専門店のため、プロ仕様のアウトドア・カジュアルウェアを低価格で購入できるのが魅力です。
東京都立川市泉町935-1
公式HP:https://www.workman.co.jp/store/workmanplus%E3%82%89%E3%82%89%E3%81%BD%E3%83%BC%E3%81%A8%E7%AB%8B%E5%B7%9D%E7%AB%8B%E9%A3%9B%E5%BA%97
銀だこ

※画像はイメージです
築地銀だこの発祥は、実は群馬県。東京の築地かと思いきや、生みの親である株式会社ホットランドは、1991年に桐生市で創業し、商業施設「アピタ笠懸店」に築地銀だこ1号店をオープンしたのです。そして翌年に東京都中野区に路面店をオープン。TVや雑誌などに取り上げられるほどの爆発的な人気となり、直営・フランチャイズ形式として瞬く間に全国へ展開。
店名の「築地」は、築地市場の「活気がある」「新鮮な魚介」というイメージに由来し、「品質にこだわったたこ焼き店を目指す」という想いが込められているそうです。「銀」は「銀座に出店するほどの一流店になる」という目標から取られたものだとか。
銀だこ1号店は閉店してありませんが、東京都中野区にあるサンモール中野店は現在も営業しています。この店舗は築地銀だこがプロデュースする「銀だこハイボール酒場」になっており、店内で焼き上げた絶品たこ焼きと一緒に超炭酸角ハイボールを楽しめるのがうれしいところです。
温泉マーク
日本で使われた最古の温泉マーク(記号)があるのは、安中市の南西部に位置する磯部温泉です。1661年、付近の農民の土地争いに決着をつけるため、江戸幕府から出された評決文の添付図に、磯部温泉を記した温泉記号が2つ描かれていました。専門家による調査の結果、この温泉記号は日本で使われた最古のものと判明したそうです。
JR「磯部駅」前には「日本最古の温泉記号」と刻まれた石碑が建っています。湯つぼに3本の湯気が立ち上る温泉マーク(現在の温泉記号と比べるとやや湯気が長い)も描かれているため、磯部温泉を訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね!
ヤマダ電機
家電量販店大手のヤマダ電機は、1973年に群馬県前橋市で「ヤマダ電化サービス」として創業。1983年に株式会社ヤマダ電機を設立し、急成長しました。2005年には家電量販店初の売上1兆円を達成し、2020年にヤマダホールディングスへと移行。2023年に創業50周年を迎えました。
ヤマダ電機の国内最大級の店舗は、宮城県仙台市太白区あすと長町にある「Tecc LIFE SELECT あすと長町店」です。売り場面積は約1万5000平方メートルにもおよびます。気になる方は、仙台観光のついでに訪れてみてください。
宮城県仙台市太白区あすと長町3-1-29
公式HP:https://www.yamada-denki.jp/store/contents/?d=3089
ダイナマイト

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日本国内で唯一ダイナマイトが製造されたのは、現在の高崎市に位置する「アイ・ディー・エー群馬の森」です。ここには、1882年に陸軍の「東京砲兵工廠岩鼻火薬製造所」が設置され、1945年の終戦を迎えるまで、黒色火薬やダイナマイトのほか、軍用火薬、民間用の産業火薬の生産・供給を行っていました。
「アイ・ディー・エー群馬の森」の園内には、爆風避けの土塁や当時の建物・壁といった歴史の歴史の痕跡が残っています。群馬県近代美術館、群馬県歴史博物館も併設されているため、ゆっくりと散策したいですね。
JINS

※画像はイメージです
メガネブランド「JINS」は、1988年に前橋市で創業しました。2001年に1号店をオープンし、2009年にはレンズ追加料金無料の価格体系「NEWオールインワンプライス」を導入。現在では国内外に700店舗以上を展開する人気ブランドに成長しました。
JINSの生まれた前橋市には、ブランド立ち上げ20周年の節目に、メガネ・食・交流を提供する施設「JINS PARK」をオープン。「JINS」はもちろん、JINSが立ち上げたベーカリーカフェ「エブリパン」を併設しています。屋上や庭で、のびのびと過ごせるのもポイントです。
群馬には個性的な初めてが詰まっている!
群馬県発祥のものは、ペヤングやワークマンなど独自性が強く、興味を引かれるものが多数存在します。今後もユニークな初めてを生み出していってほしいですね。
[Photos by PIXTA]