【見頃:4月中旬】空とネモフィラがつながる「ハーブ園 天空の花畑」
標高約70mに位置する「ハーブ園 天空の花畑」には無数のネモフィラが広がります。園内は高低差があり、すべて合わせると約3,500㎡にもなるそうです。
ネモフィラは例年、4月中旬に見頃を迎えますが、今年は気温の高い日が続いた影響で、開花がやや早まったそう。筆者が訪れた際にはすでに散り始めているエリアも見受けられました。(2025年4月22日時点)
満開を迎えると、青空と地上の境界を消したような不思議な景色をつくり出し、まるで空の中を歩いているような感覚に。斜面の上から見下ろすと、ネモフィラ越しに東京湾や房総半島が望める絶好のロケーションが楽しめます。
【見頃:4月~5月上旬】アイスランドポピーがふわり揺れる「四季の花壇」
「四季の花壇」では、春のやわらかな日差しに包まれてアイスランドポピーが見頃を迎えていました。オレンジや黄色、白色などの淡い花びらが風にふわりと揺れている可憐な風景が広がっています。
花壇の周りは急勾配な坂があり、フラワートレインが通ると目の前に広がる花畑と相まって思わず写真を撮ってしまいたくなります。
アイスランドポピーはケシ科の多年草。寒さに強くて丈夫なため、長い間咲いているようです。まさに春の花壇を彩る頼もしい存在。訪れた日はちょうど青空にも恵まれて、ポピーの優しい色合いがいっそう映えて見えました。
また、見頃は4月から5月上旬ごろまで。ポピー園より一足早く春気分を味わえる穴場的エリアです。
1日中満喫!おすすめの園内での過ごし方は?
広い園内もラクラク!頼れる「フラワートレイン」
くりはま花の国は、実は端から端まで約2kmもある広大な公園。往復すれば約4km、しかも高低差もあり、特にネモフィラが咲く「ハーブ園」は標高約70mと、坂道を上る必要があります。のんびり歩くのも気持ちいいけれど、体力に自信がない方や小さな子連れの場合はちょっと大変かも…。
そんなときに頼りになるのが、園内を走る「フラワートレイン」。園内6カ所の主要スポットをつなぎ、所要時間は全線で約40分。アスレチックやカフェのあるエリアにも停まってくれるので、観光気分で気軽に園内を一周できちゃいます。
料金は大人が500円(中学生以上)、小人が300円(3歳から小学生)です。こちらは片道の料金であるため、降車すると再度切符を購入することになります。
乗車中は車窓から四季の花々や緑の風景が楽しめるので、ちょっとした観光列車のような気分も味わえますよ!
時刻:10:00~16:00(最新の運行ダイヤはこちらから)
運行期間:ポピー園オープン期間中は無休、期間外は毎週月曜日
料金:大人 500円(中学生以上)、小人 300円(3歳~小学生)
※車いす同乗設備あり
※雨天・荒天時運休
思わず撮りたくなる“写真スポット”が満載!
園内を散策していると、ネモフィラやポピーの花畑を背景にした「映えベンチ」や、自分のスマホを設置できる「スマホスタンド」が至る所にありました。気軽に記念写真が撮れるのはうれしいポイントですね。集合写真はもちろん、カップルやひとり旅でも使いやすいのが魅力です。
広い園内をのんびり巡りながら、季節の花を楽しんだり、写真を撮ったり。天気のいい日はベンチに座って一緒に来た人とゆっくりお喋りするのもおすすめです!
アクセス・開花状況は?お出かけ前のチェックポイント
くりはま花の国は、JR久里浜駅または京急久里浜駅から徒歩約15分。駅前からタクシーで5分ほどとアクセスも良好です。
車で訪れる方は、目的地に近い駐車場を選ぶと移動がスムーズです。ネモフィラが広がる「ハーブ園」を利用したい方には 第2駐車場がおすすめ。また、「ポピー園」に立ち寄りたい場合は、第1駐車場が便利です。どちらの駐車場も、目的のエリアまで徒歩ですぐなので、メインで訪れたい場所によって行き先を変更してみてください。
また、園内は坂道も多く、歩きやすい靴と動きやすい服装がおすすめ。花の咲き具合に合わせて訪れるタイミングを調整するのが、満開を楽しむコツです!
気になるお花の見頃や開花状況は、公式サイト内の公園だよりにて随時更新中。行く前にチェックしておくと、「せっかく行ったのにまだ咲いてなかった…!」なんてことも防げるため、来園を考えている方は要チェックです!
住所:神奈川県横須賀市神明町1番地
アクセス:
【電車】JR「久里浜駅」または京浜急行電鉄「京急久里浜駅」より徒歩約15分
【自動車】横浜横須賀道路を利用の場合、佐原ICから約4Km
駐車場:
【第1駐車場】普通:79台(午前8時~午後5時)、1回 630円
【第2駐車場】普通:247台(午前5時30分~午後8時30分)、1回 630円
※臨時駐車場あり、繫忙期のみ不定休
公式サイト:https://www.kanagawaparks.com/kurihama/
首都圏から気軽に行けて、自然の中で深呼吸できる非日常。初夏のおでかけスポットとしてもおすすめです。
[Photos by Rey&Morita]