【ソウル旅行の必需品・気候同行カード!】交通費をお得に節約できるスグレモノ

Posted by: 西門香央里

掲載日: Aug 16th, 2025

ソウルでの移動がもっとお得に!「気候同行カード」を使えば、地下鉄やバスの乗り放題が定額料金で楽しめます。使い方もシンプルで便利なこのカード、購入方法から使い方まで詳しくご紹介します。旅行の初日から最後までスムーズに移動できる!

手に持った「気候同行カード」

「気候同行カード」とは?

買ってすぐの「気候同行カード」

気候同行カード(기후동행카드/ギフドンヘンカドゥ)」は、ソウル市内の公共交通機関(地下鉄やバスなど)が定額で乗り放題となる交通カード。一度チャージをすれば期限まで追加でチャージする必要がなく、1日券で5,000ウォンから利用でき、移動の多い旅行者にとっては非常に便利でお得なカードなんです。

カードの種類と価格

気候同行カードには2つの種類があります

短期券(1日券〜7日券):旅行の期間に合わせて選べ、日数に応じた価格設定となっています。

  • 1日券:5,000ウォン
  • 2日券:8,000ウォン
  • 3日券:10,000ウォン
  • 5日券:15,000ウォン
  • 7日券:20,000ウォン

30日券:長期間滞在する方には30日間利用できるカードも用意されています。「タルンイ(公共自転車)」の利用ができるタイプもあるので、自転車移動したい人にもおすすめです。

  • 地下鉄・バスのみ:62,000ウォン(青少年55,000ウォン)
  • 地下鉄・バス・タルンイ利用可:65,000ウォン(青少年58,000ウォン)

使える範囲

気候同行カードが使える範囲は、基本的にはソウル市内です。仁川空港は仁川市になるため使用できないのでご注意を。

  • ソウル市内の地下鉄(全路線)やバス(市内バス、マウルバス、深夜バスなど)で利用可能。
  • 近郊都市の一部でも利用できる場合があります。
  • 仁川空港では利用できません。空港鉄道などでは使用できず、仁川空港から市内へ移動する際には別途チケットを購入する必要があります。

「気候同行カード」の購入方法と使い方

金浦空港のコンビニ「GS25」

まず、最初の一歩は「気候同行カード」を購入することから始まります。T-Moneyのようにどこでも購入できるわけではないので、ハードルが高く感じるかもしれません。ここでは購入方法から、使い方まで紹介します。

購入方法

気候同行カードは、ソウル市内の以下の場所で購入できます。

  • ソウル駅などの地下鉄顧客安全室
  • 金浦空港(コンビニ「GS25」)
  • 観光案内所(ソウル観光プラザ、明洞観光情報センター)
  • コンビニ(GS25、CU、Eマート24、セブンイレブン)

カードは3,000ウォン(現金のみ)で購入できますが、購入後に自動券売機でのチャージをする必要があります。

筆者は金浦空港のGS25で購入し、地下鉄5号線にある「気候同行カード」のチャージが可能な自動券売機でチャージしました。空港線にも地下鉄顧客安全室や自動券売機はありますが、購入やチャージができないので気をつけましょう。

チャージ方法

気候同行カードのチャージができる自動券売機

購入したカードを利用する前に、自動券売機でチャージを行います。

自動券売機の画面

自動券売機の読み取り機に購入したカードを置き、日本語を選択後、「交通カードのチャージ」を選択します。

自動券売機の画面

カードが読み取られると券種に「気候カード」と出てきます。はじめて使う場合は日付が空欄ですが、2回目以降は前回の開始日と終了日が表示されます。右下の「チャージ」を押します。

自動券売機の画面

購入する券種を選びます。筆者は7日券を購入しました。

自動券売機の画面

券種を選ぶと金額と使用開始日と終了日が表示されるので確認をしましょう。問題なければ「確認」を押します。

自動券売機の画面

チャージする金額を、現金またはクレジットカードで支払います。
※場所や状況によっては現金のみ受付の券売機もあります。

自動券売機の画面

チャージが完了したら終了です。チャージ後は、すぐにカードが利用できるようになります。

使い方

地下鉄やバスに乗る際、改札や乗車口でカードリーダーにカードをかざすだけでOKです。乗車後は、降りる際にも同様にカードをタッチします。

チャージした日数分は繰り返し利用でき、期限が切れた場合は追加でチャージすることも可能です。

また、Android端末の場合は「モバイルT-Money」アプリをインストールすれば、実物カードを買わずに利用することも可能ですが、現時点(2025年8月)iPhoneは未対応です。

気候同行カードでどれくらいお得になるの?

自動券売機の画面

気候同行カードを使うことで、移動費を大幅に節約できます。具体的な例を挙げてみましょう。

1日あたりの節約額

例えば、ソウル市内を1日観光する場合、地下鉄を3回、バスを2回乗ったと仮定します。通常、地下鉄1回の料金は約1,650ウォン(ICカードは1,550ウォン)、バスは約1,500ウォンです。

これを繰り返すと、1日に必要な交通費は約8,000ウォンになりますが、気候同行カードの1日券を使えば、割引が適用されて、1日の交通費を5,000ウォンに抑えることができます。

滞在期間に合わせて気候同行カードを使えば、旅行全体でかなりの金額を節約になるのです!

長期滞在者にとってのメリット

1週間以上滞在する場合、気候同行カードは非常にお得です。

例えば、1週間で1日地下鉄を3回、バスを2回乗ったと仮定し、毎日使うと、通常の料金では約55,000ウォン以上かかるところを、カードを使うことで20,000ウォンに抑えることができます。

このように、長期間滞在するほどその恩恵を大きく受けられます。

まとめ

気候同行カードは、ソウル市内の移動をお得で便利にするための必需品!購入も簡単で、使い方もシンプルなのも嬉しいポイントです。交通費を節約しながら、ソウル観光を効率よく楽しめますよ。

旅行日数に合わせて、1日券から30日券まで自由に選べるので、旅行のプランにぴったりのカードです。ソウルを訪れる際は、ぜひ気候同行カードを活用して賢く移動しましょう!

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PROFILE

西門香央里

Kaori Simon ライター&フォトグラファー

東京在住のフォトライター。K-POP、旅行、グルメ、カルチャーなどを中心に撮って書いて活動中。好きなことには猪突猛進。小学生の頃からずっと何かの「オタク」。座右の銘は「努力は裏切らない」。

東京在住のフォトライター。K-POP、旅行、グルメ、カルチャーなどを中心に撮って書いて活動中。好きなことには猪突猛進。小学生の頃からずっと何かの「オタク」。座右の銘は「努力は裏切らない」。

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