
一年の半分で仕事をして、もう半分は旅へでる――。「半年仕事・半年旅人」というライフスタイルを確立させている村上アシシ氏。彼がそんな奇抜な生き方を選んだきっかけは、サッカーW杯の日本代表戦だ。あまり聞き慣れない「半年仕事・半年旅人」のなかみはどんなものなのか、旅を通して彼が感じているものはなにか?村上氏にクローズアップ!
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運命をかえた、「半年仕事・半年旅人」へのきっかけ
ー半年間仕事をして、半年は旅をするというライフスタイルを何年も続けていますが、そのきっかけは?
「2005年の、サッカー日本代表のコンフェデ杯がきっかけです。そのときの衝撃がすごかった。テレビで日本代表戦を観た感覚と、現地で観た感覚が全然違うんです。僕自身も、それまであんまりスタジアムでサッカーを観たことがない人間だったから、その当時はそれこそ興奮では済まされないような衝撃をうけました。」

海外でサッカーを初観戦、ブラジルサポーターとの一枚。
サッカー好きでなくても、2005年にドイツで行われたコンフェデ杯は記憶にあるのではないだろうか。日本代表が、2004年ユーロ王者のギリシャを相手に1−0で勝利、迎えた2002年W杯王者のブラジル戦では、2−2で互角に戦うも、得失点差で惜しくも決勝トーナメント進出を果たせなかった大会だ。
「たまたま、その時の日本代表戦の試合内容が素晴らしかったというのもあると思います。国際大会ならではのフェスティバルのような高揚感とか、日本とはまるで違うヨーロッパ特有の気候や環境とか、何もかもが初体験で。異国の地で初めて体感したインパクトはとにかくすごくて、僕にとっては今のライフスタイルの原点。」
そして、ぼくはこうして「半年旅人」になった
ー2005年のコンフェデ杯で、サッカー日本代表にどんどんのめり込むこととなったと思いますが、半年旅人になった経緯は?どう決心したのでしょうか?
「“よし、半年旅人やろう”とかではないですね。ぼくの業界(企業のシステムコンサルティングという仕事)は、他とはかなり違っていて、だれでも独立できて、そもそも同じ会社で20年務めているひとは数%しかいない。いわば自分の頭が商品なので、独立してもやっていける業界というか。だから大きな決心とかなく。先のビジョンを見据えてというよりは、“ま、次いこう”みたいな軽い感じで会社を辞めましたね。」
独立することに微塵の不安も感じなかったという村上氏。そして、会社を辞め独立後にある気づきがあったという。
「最初のプロジェクト期間が3ヶ月だったんです。そして、プロジェクトが終わった次の瞬間には、オーストラリアにいっていて。ちゃんと考えて、契約期間を区切っていけば、半年旅人ってこともできるなと・・・」
そして、その「半年旅人」を、村上氏自身が図にしたものこれだ。

基本的にサラリーマンは一年間ずっと仕事で安定しているが、独立すれば会社に中抜きされないので、給与は2倍。今迄と同じ収入で自由な時間を確保できるということ。期間を半分にしても面積(収入)はいっしょ。
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LOCO Yoneda ライター・編集者。
自由と自然を愛し、Vanlifeにて日本を旅する。
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