何かといえば、「インスタ映え」だった2017年。「ユーキャン新語・流行語大賞」の2017年流行語大賞にも選出されました。見た目がすべての、現実離れした「インスタ映え」。食べられないほど大盛りや、カラフルすぎておもちゃのように見える料理は、本当に食べたいものでしょうか。
私たちが求めていたソウルフードは、「インスタ映え」とは真逆の茶色がベースの料理。華やかさはないけれど、思わずホッとするソウルフード。その名は、「#地味メシ」。
インスタ映えに疲れた心に沁みる「#地味メシ」
フォトジェニックで、非現実なインスタ映えする料理が流行する一方、地道にSNSの投稿数を増やしているのが、「#地味メシ」。インスタグラムでは、地味メシ(めし/飯)の投稿数は1万件を超えています。見かけが華やかでなくても、心にしっくりと馴染む「#地味メシ」。2017年の「インスタ映え」に踊らされて疲れた心に、安らぎを与えてくれるのです。
「#地味メシ」人気トップ5
「ホットペッパーグルメ外食総研」 でアンケート調査を実施。インスタグラムに投稿された「地味メシ」の印象について、52%の人が「好感がもてる」、 60%が「親しみやすい」「健康的である」と、 ポジティブな印象を受けています。 そんな「地味メシ」 のトップ5とは。
「#地味メシ」第5位 餃子
こんがりと焼けた焦げ目がそそる、焼き餃子。インスタ用に写真を撮っている場合じゃありません。アツアツをパクリとどうぞ。
「#地味メシ」第4位 肉じゃが
日本人のソウルフード「肉じゃが」。東日本と西日本で豚肉か牛肉に分かれますが、日本全国嫌いな人はほぼいないと思われます。海外生活で恋しくなる、日本の味ベストワンです。
「#地味メシ」第3位 からあげ
見た目は茶色一色。揚げる音と揚げたての匂いで誘われるのが、唐揚げ。目で釣られるインスタ映えとは異なる、聴覚と嗅覚で誘われるグルメと言えるでしょう。
「#地味メシ」第2位 焼き魚
日本人は、やっぱり魚が好きです。お刺身も良いけれど、脂ののった焼き魚はたまりません。大根おろしに、お醤油をちょっと垂らして。ご飯と一緒に、お酒とつまみに。「#地味メシ」最高!と叫びたくなりますね。
「#地味メシ」第1位 カレーライス
インドのカレーからは独立して、日本料理として確立した「ジャパニーズ・カレー」。年代を問わず、好まれる味ですね。お店のものも美味しいけれど、家庭のカレーが良いですね。一皿だけで済むわけがありません。もちろん、「お代わり、お願いします」。
他にはこんな「#地味メシ」も
生姜焼き
焼きそば
豚肉の生姜焼き、焼きそば。他にはお好み焼きやもんじゃなんかも、含まれるかもしれません。いずれも共通するのは、ホッとする家庭の味。
「#地味メシ」に欠かせないアイテム
「#地味メシ」に共通するのは、「茶色」。
日本食で「茶色」の素といえば、「醤油」。日本人の血は醤油で出来ているのではないかと思うほどの必須アイテム。「#地味メシ」のベースは、「醤油」。次には、中濃ソースやカレー粉。いずれも料理を「茶色」に染める調味料です。
「#地味メシ」投稿の背景とは?
1.人気の「インスタ映え」グルメはもう飽きた。「あまのじゃく」的な心理
周りがカラフルなグルメ写真をあげる中で、あえて「茶色の地味メシをアップする」という「あまのじゃく」 的な心理を持つ人たち。見た目は地味であっても美味しさが大切と、見た目に捕らわれすぎる昨今に警鐘を鳴らしている気も。
2.SNSで若い女性を中心に横丁やレトロな居酒屋が人気
横丁や昔ながらのレトロな居酒屋が若い女性を中心に人気。横丁や居酒屋で提供される昔ながらの家庭的なメニューに「#地味メシ」とハッシュタグをつけて、投稿している様子 。
見た目が全てじゃない
2017年は見た目重視の「インスタ映え」でした。見た目は華やかでも、本当に美味しかったのか、全てを食べきることが出来たのか、誰も味については触れていなかったグルメもあった気がします。でも、2018年は美味しさ重視が好ましいですね。心にしっくりと馴染む、家庭的な料理の「#地味メシ」。私たちの大好物は、「#地味メシ」の中にこそありますね。2018年は外見だけでなく、本質を見極める目を養いたいものです。
[「インスタ映え」の次のSNSグルメトレンドはこれ! 2018年に来る、グルメキーワードは「#地味メシ」 地味だけど美味しい、あえて「インスタ映え」の逆を投稿するのが流行る?]
[All Photos by shutterstock.com]
sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。
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