町の祠に集まる参拝客
タイの宗教は「テラワーダ仏教」といい、日本とはまた違った形の仏教です。
バンコクを歩いていると、人々の信仰心を垣間見ることができます。
例えばエラワン交差点にある「ターオ・マハー・プラマ」。ヒンドゥー教の神、ブラフマンを祀っています。
タイで最も御利益がある祠だそうで、参拝に来る人が絶えません。
タイミングが良ければ、奉納の伝統舞踊を見ることもできます。
あでやかな衣装、優美な舞。それにしても、手前の女性の真剣なこと!
お供えものの花束は「プアンマーライ」といいます。屋台で売られています。
プアンマーライは、屋台の人が一つひとつ手作業で作っていました。
これはまだ途中の段階。
こうやって、花をいくつもつなげて作っていきます。
こんなにたくさんの花、いったいどこに咲いていたのか不思議なほど、祠は花で溢れています。
人が祈る姿は世界共通
こちらの祠では、若い女性が靴をぬいで熱心にお祈りをしていました。
恋愛に悩んでいるでしょうか、それとも、のっぴきならない事情を抱えているのでしょうか。いつまでもその場を立ち去ろうとしません。
「この女性の願いが叶いますように」とこっそり祈りました。
世界共通、人がお祈りをしている姿というのは、それだけでジーンと胸を打つものがあります。でも、ジロジロ見てはいけませんね。
少し歩いた先では、マクドナルドのドナルドまで合掌していました。