旅の目的として定番となりつつあるパワースポット。日本でも数多く見受けられますが、海外にも「世界三大パワースポット」と言われている場所があります。アメリカ「セドナ」、フランス「ルルド」。そして、あまり知名度は高くないけれど古代ハワイアンの歴史が色濃く残るハワイ島の「マウナ・ラニ」です。
大自然の中で叶える極上の癒し
マウナ・ラニとは「天国に届く丘」を意味し、古代ハワイ王国の王族たちが魂や生命力を養ってきたという言い伝えがある由緒ある場所。史跡管理を行う「マウナ・ラニ・リゾート」の敷地内にはホテルやレストランが適度な距離感を持って造られ、ビーチや遊歩道まで兼ね備えています。
淡い翡翠色に輝くプライベートビーチ、色鮮やかなハイビスカス、夕暮れに映えるヤシの木、砂浜に吊るされたハンモック。そのどれもが穏やかに存在しながらも強い印象を残しています。時間という概念を変わりゆく空から感じ取り、心も体も魂もすべて自然と一体化したような感覚に。「癒し」という言葉の本質をじっくりと味わうことができるのが魅力です。
パワーが宿る古代ハワイアンの史跡
しかし「マウナ・ラニ」がパワースポットとして名高い理由はこれだけではありません。敷地内にはいくつか特にパワーが強いと言われるスポットが存在しています。遊歩道を散策しながら出会える古代ハワイアン達の息吹を感じる史跡の数々です。
一番パワーが強いと言われているのが、ハワイアン達が作った養魚地で王族に献上するための魚を育てた「フィッシュポンド」。たくさんのヤシの木に囲まれた池の中で魚が泳ぎ、祭壇もあったりと今もなお神聖な雰囲気に包まれています。
もう一つが、実際にハワイアン達が住んでいた岩の洞窟「ラバチューブ」。奥には霊魂が住んでいると信じられており、ひんやりした洞窟内では一カ所だけ空いた天井の穴から一条の太陽の光が差し込んでいます。この光に体を当てると何と自分のオーラが見えるそう!
また、散策中には至る所で古代ハワイアンの絵文字「ペトログリフ」を発見することもできます。
パワースポットは「相性も重要」だそうですが、その効果は土地が発するエネルギーによるものなのか、自分の内面に変化が訪れたからなのか。果たしてどちらの力が強いのでしょう?