ビーチに長々と横たわっている姿がとっても可愛らしいハワイアン・モンクシール。アザラシの一種ですが、現在1,300頭から1,400頭しか生息していないと言われ、絶滅が危惧されています。ワイキキ水族館でもその姿を見ることが出来ますが、やはり自然のままの姿を目にしたいものですよね。年に一度くらいはワイキキビーチに現れることもありますが、足を伸ばして彼らに会いに行くのも旅の醍醐味ではないでしょうか。今回は、野性のハワイアン・モンクシールに会える確立の高い、隠れたビーチをご紹介したいと思います。
オアフ島最西端「最果ての地・カエナポイント」
オアフ島の最西端に位置するカエナポイントと呼ばれるビーチは、ハワイアン・モンクシールの生息地として有名で、姿を見れる確立が高いスポットだといわれています。
観光地のイメージとは程遠い、人里離れた場所。舗装道路の終わりに車を停めて、トレッキングスタートです。2.5マイルほど徒歩で進んだ先に、カエナポイントがあります。
人の姿があまり見られない自然豊かな景色。
たまに地元の方が釣りをしていることもありますが、観光客の方々は少ないです。
その他にも、珍しいハワイの野生動植物の姿を見ることが出来る穴場スポットです。トレッキングを楽しみながら、雄大なオアフ島の姿を満喫してみましょう!
有名観光スポット「アロナ潮吹き穴」下のビーチにも!
オアフ島東海岸にある波の浸食によってできた溶岩の穴・アロナ潮吹き穴は、ガイドブックにも掲載されている有名観光スポットのひとつ。海水が流れ込み、時には10mの高さほど潮が吹き上がる姿はくじらが潮を吹いているように見えるといわれています。
そんな潮吹き穴のすぐ下のビーチで、ハワイアン・モンクシールに出会いました。 ©Haruna Matsumoto
アロナ潮吹き穴の看板が目印です。 ©Haruna Matsumoto
潮吹き穴の脇にある道路から伸びている階段を下がっていくと、そこは小さなビーチになっています。 ©Haruna Matsumoto
いました!ハワイアン・モンクシールの親子が寝そべっています。 ©Haruna Matsumoto
なんとも警戒心のない姿は、本当にユニーク。見ているだけで心が癒されてしまいます。 ©Haruna Matsumoto
何度も寝返りをうつので、見ている方は飽きません。子供の方は、お腹を空に向けてのびのびと眠っています。 ©Haruna Matsumoto
愛らしい彼らの姿をみていると、自然の美しさを改めて実感することが出来ます。 ©Haruna Matsumoto
ハワイアン・モンクシールに会う時に注意したいこと
ボランティアさんによって掲げられている注意事項です。 ©Haruna Matsumoto
ハワイアン・モンクシールは絶滅危惧種なので、ボランティアの方々によって保護されてます。この日も、女性のボランティアの方が到着して、その姿を見守っていました。
通常は150フィート以内に近寄ることは禁止されており、ビーチでは黄色いテープを貼って「ここからは入らないように」と注意を促しています。
ボランティアの方によると、たまにお母さんモンクシールが驚いて逃げてしまい、子供が取り残されるというケースがあるからなのだとか。触れることも禁止されています。注意事項はきちんと守り、遠くから温かく見守ってあげましょう。
ハワイ諸島にはたくさんの動植物が生息しています。日本では見ることの出来ない、ありのままの自然を見れる貴重な体験になることでしょう。温かい気持ちをお土産に、帰国することが出来るかもしれませんね!