鎌倉散策では、「ちょっとお茶しようか」、その一服が欠かせません。甘味処もカフェもあちこちにあるけれど、できれば鎌倉ならではの味やロケーションを味わえるところがいいですよね。
「またあのお店に行きたい」—鎌倉の風景と共に旅の後にもふっと思い出す、思い出深い3軒をご紹介します。
無心庵
江の電の和田塚駅ホームから見える、線路添いの甘味処。気になっていつか行きたいと思っていた、そんな人も多いそう。小さいながら、お庭もあり、江の電が見える縁側の席は鎌倉情緒たっぷりです。
クリームあんみつ800円。特別なインパクトはないけれど、ほどよい甘さで香ばしいほうじ茶とよく合います。混んでいてもどこかのんびりした空気が漂う、心からホッとできる空間です。
茶処 こ寿々
鶴岡八幡宮近くの「段葛 こ寿々」では手打ち蕎麦がいただけますが、こちらはお茶仕様のこぢんまりとした、落ち着いたお店。ぷるんとした弾力のある「わらび餅」525円は、お腹がすいていなくてもペロっといただけてしまう涼やかな一品です。小皿315円もありますよ。
急須で供されるほうじ茶もうれしい。「次はどこへ行こうか」そんな相談をしながらゆったりと休憩できます。小町通りの甘味処に比べると、比較的穴場だと思います。
ハウス オブ フレーバーズ
鎌倉の街を見下ろす鎌倉山にある一軒家カフェ。鎌倉でケーキ? それもケーキとお茶のセットで2,700円!? と首をかしげる人もいるでしょう。しかしここのチーズケーキ、そのたぐいまれな濃厚さに魅せられ、お取り寄せリピーターが続出するほどのお味なのです。
ホール(大)はなんと15,000円。どっしりとした型ごとお持ち帰り(お取り寄せ)できます。品切れになることも多いので、お持ち帰りしたい場合は予約しておくのがよいと思います。いまだかつて、こちらのお店ほど禁断症状の出るチーズケーキに出会ったことはありません。
おまけ
最後におまけで小町通りの便利なカフェを1軒。ジャズの流れるレトロなお店「ミルクホール」です。鎌倉のお店は飲み屋以外早めに閉店してしまうところが多いので、貴重な存在。洋食メニューも充実していますよ。