カリブ海でジップラインとシュノーケリングがお手軽に楽しめる、ガラフォン・パーク ©Cancun Convention Visitors Bureau
世界的リゾート、キンタナ・ロー州カンクンで開催されたメキシコ政府観光局主催の旅行博「ティアンギス・トゥーリスティコ2014」では、プレス向けにカンクンの高級ホテル4件を見学する機会をいただき、さらに、お試しツアーとして、ホルボッシュとイスラ・ムヘーレスの2つの島を案内してもらいました。
この記事ではイスラ・ムヘーレスのツアーをレポートしたいと思います。
イスラムヘーレスの海岸風景。カンクンヘ向かうフェリーが見える
カンクンからフェリーで40分以内に着く島が、イスラ・ムヘーレスです。
先スペイン期より、船乗りたちの島として知られ、スペイン征服前はマヤの愛と水の女神、Ixchel(イシュチェル)に捧げるための聖なる島とされていました。
美しい珊瑚礁を持つ海に囲まれ、シュノーケリングや、ダイビングスポットとしても有名です。
珊瑚礁の保護のために作られた海底美術館MUSAの一部もイスラ・ムヘーレスの海域にあります。
この島周辺には、さまざまなウォータースポーツが楽しめる施設がそろい、内外の観光客から人気。とくにアメリカ人や、ブラジル人の利用客が多いようで、日本人の割合はまだまだ少ないそう。
今回は、イルカと遊べることで人気のドルフィン・ディスカバリーが運営する施設へ行ってきました。
参加させていただいたのは、「Dolphin Royal Swim+Royal Garrafon 」というプランで、フェリー代、入場料、レストランでの食事、レジャー施設の使用がオールインクルーシヴというもの(値段は大人179米ドル、小人119米ドル)。
Royal Swimのブレスレット、これを見せればVIP待遇でほとんどの施設の利用が可能
移動のフェリーのなかから、食事食べ放題、ドリンク頼み放題のシステム。ピニャコラーダも飲み放題ですが(なぜかピニャコラーダだけだった)、船酔いしそうで飲めませんでした。
フェリー内で、やたらハイテンションにアナウンスをするスタッフ
まずは、イルカと遊べるテーマパークの「ドルフィン・ディスカバリー」へ。
イルカとキスどころか、イルカそっちのけでキスするカップルの写真を撮らせていただきました
ところで・・・水を差すようで何なのですが、実は泳ぐのも苦手、イルカとも特に遊びたくなく、ウォータースポーツにまったく興味がないんです。ああ、この場をどうしたらいいもんだか(世の中にはそんな人もいるんです)。
とりあえず、みんなが楽しそうにしている写真を撮ることにしました。
ここでは、本来は一般の写真撮影禁止です(なぜかというと、ここのスタッフが写真を撮って、後で参加者に売るから)。
せっかくなので、みんなの写真を撮って、後から売りつけようとも思いましたが、国際問題に発展しそうなのでやめました。
いかついアルゼンチンのスキンヘッドの記者もイルカに触れて大喜びです
人がイルカと遊んでいる風景だけ見ていても飽きるので、この施設には他に何があるのか見に行くことにしました。
プールサイドのバーもオールインクルーシヴなので、ここで何か飲みものを頼もうと、バーテンダーにおすすめをきいたら「ピニャコラーダ!」と自信満々に言われました。・・・ああ、きかなきゃよかった。
でも、さすがにピニャコラーダをプッシュしているだけあって、美味しかったです。
イルカと遊んだあとは、ウォータースポーツが楽しめるレジャー施設、ガラフォン・パーク(Parque Garaffon=パルケ・ガラフォン)へ移動。
ここでは、ジップライン、シュノーケリング、カヤック、サイクリングなどが楽しめます。
トルコブルーの海の上をサーッと駆け抜けるなんて、かなり気持ち良さそうですが、
万が一落ちたときのことを考えたら乗れませんでした。そうです、どこまでもチキンハートなんです。
また、ここでは専用レストランで、ブッフェと鉄板焼きの食事ができます。
公園内には、ハンモックや、横になれるソファスペースがあります。
ガラフォン・パークを後にし、ようやく島のローカルな地帯へ行きました。
この島の住人たちは、ハンモック持参でビーチでの休日を過ごすのが日常なんですね、うらやましいです
お土産物屋やバーが立ち並ぶ通り。バーがいっぱいあって、夜は盛り上がりそうです。なんかこの感じ、懐かしいなあと思ってたんですが、ちょっと神奈川県の江ノ島に近い感じがします。
民芸品はメキシコシティより3割増しで高い印象です。
でも真珠は、メキシコの他の場所よりも、だいぶお安いらしいですよ、奥さん!
30分ほど船に乗っていたらもうカンクンヘ着きました。
最後にカンクンヘ戻るフェリーで、呑んで盛り上がるメキシコの大学生のスプリング・ブレイカーたちに出くわしてしまいました。
フェリーがものすごく揺れて、彼らのコップに入っていたピニャコラーダが飛んできて、顔面がベトベトになりました。ピニャコラーダは、もうゴメンです・・・。
・・・それはともかく、イスラ・ムヘーレスへの日帰り旅行は、面白いものでした。
近代的な都市、カンクンから至近距離にある、メキシコのローカル色が楽しめる場所として、ぜひ訪れてほしいスポットです。