地中海に面したスペイン北東部の美しい海岸「Costa Brava(コスタ・ブラバ)」。フランス国境まで続くこの海岸沿いには多くのリゾートが立ち並びます。太陽のふり注ぐスペインの夏を満喫するにはうってつけの場所。なかでも「Cadaques(カダケス)」という小さな町は、ヨーロッパの旅行者に人気の高い観光地です。
『【スペイン】芸術家ダリの奇才ぶりが面白い!「ダリ・トライアングル」を巡る』では芸術家ダリ縁のスポットを中心に紹介しましたが、今回はカダケス市内の見所をレポートしたいと思います。
まずはビーチリゾートから。
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充実のマリンスポーツ
海辺に寝転がりながらのんびり読書をするのも最高ですが、それだけではもったいない! カダケスを訪れたなら、マリンスポーツに挑戦したいところ。透き通るようなエメラルドグリーンの海でダイビングや水上スキーをしてみたり、シュノーケリングでお魚ウォッチングをするのも楽しいもの。自然の美しさを体感できるカヤックやセーリング、ボートトリップもオススメです。
マリンスポーツに関しては宿泊先のホテルで尋ねてみるか、事前に周辺のダイビングセンターをチェックしておきましょう。また、アウトドア派やファミリーにはカップ・デ・クレウス自然公園でのサイクリングやハイキングという選択肢も。
遊び疲れたら、旧市街を散策。周辺には地中海を臨むタパスバーやレストランがたくさんあります。
カダケス旧市街を散策
「腹が減っては散策できぬ」ということで、まずは腹ごしらえ。海の幸たっぷりの「シーフードパエリア」や、パスタを使ったヌードルパエリア「Fideua(フィデウア)」は必食です!
魚介の旨みが凝縮されたパエリアとフィデウア。パスタ仕立てのフィデウアはふわっと軽い口当たりです。
地中海を眺めながら、ゆったりとした食事タイムを過ごしたい。タパスやパエリアに定評のある「Nord Est」。カクテルやワインも充実しています。
それでは、旧市街を散策してみましょう。ダリの銅像がそびえ立つ海沿いの道を抜けると、白いキャンバスにビビッドカラーが映える石畳の町並みが広がります。
旧市街のカダケスビーチにそびえ立つダリの銅像 ©sweetsholic
画廊やアクセサリーショップ、ブティックなどが点在。鮮やかな色合いの陶器やタイルに小物など、目移りしてしまいそう!
中世の面影を残す、バロック建築様式の「サンタ・マリア教会」も見所のひとつです。
スペインは観光も食事もヨーロッパのなかでは比較的安価に楽しめるのですが、カダケスはフランス南西部との国境を越えてすぐの場所にあるため、他の地域と比べると物価が高く感じられるかもしれません。とはいえ、素敵な時間を約束してくれることは間違いありません。
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