様々なスパイスを使用するインド料理は、美味しいだけでなく食欲増進や代謝の活性化など健康効果が高く、夏バテにもぴったり。インド料理と言えばインドカレーと思っている人は多いかもしれませんが、広大なインドにはカレー以外にもスパイシーな味わいのおいしい料理がたくさんあります。そんな一石二鳥のインド料理と、本格的な味を都内で楽しめるお店を紹介します。
「ビリヤニ」素材の旨みと辛みがやみつき!インド風炊き込みごはん
ビリヤニ(Biryani,biriani,berianiなど表記はさまざま)は、スパイスとインドのお米、具材を交互に敷き詰めて炊き込むお米料理です。インドのレストランではほぼどこでも食べられる定番メニューで、日本ビリヤニ協会によると「世界三大炊き込みごはん」にも認定されているとか。クミンやナツメグ、カルダモン、クローブなど十種類以上ものスパイスが織り成す独特の辛みとチキンや魚など素材の旨みがお米に染み込み、ついついおかわりしたくなる味わい。ヨーグルトソースをかけていただくと、ほどよくマイルドになるので辛さが苦手な人でもおいしく食べられます。
都内では、ビリヤニ大好きオーナーによるシェアハウス「ビリヤニハウス」で不定期に開催されるビリヤニパーティや、日本ビリヤニ協会が主催するビリヤニBBQで本格的な味わいを楽しめます。詳しくは日本ビリヤニ協会のFacebook上で告知しています。
「ドーサ」酸味と甘味の効いたソースが美味のお食事クレープ
南インド料理のドーサ(Dosa)は、手頃な軽食としてインド全域でポピュラーとなりつつあります。お米とダール(豆)をペースト状にすりつぶし発酵させた生地を、鉄板の上でクレープ上に薄くのばして焼きます。その生地に包む具材によって様々なドーサができます。中でもおすすめは、ほくほくのジャガイモをマサラというスパイスで炒めた具材を包んだマサラ・ドーサ。パリパリもちもちの生地とピリッと辛味の効いた具材が絶妙にマッチし、ペロリと一枚食べられます。
ドーサには、酸味の効いたスープのサンバルと甘い味わいのココナッツチャツネという2種類のソースがついてきます。このソースを交互につけながら食べていると、甘辛効果で永遠に食べ続けられそうで危険です。
都内では、南インド料理専門店の「ダバ インディア」で本格的なマサラ・ドーサが楽しめます。一人で全部食べるとお腹いっぱいになってしまうため、何人かでシェアして食べるのがいいと思います。
住所:東京都中央区八重洲2-7-9 相模ビル1F
電話:03-3272-7160
営業時間:【平日】11:15-15:00(L.O. 14:30)、17:00-23:00(L.O.22:00)
【土・日・祝】12:00-15:00(L.O. 14:30)、17:00-22:00(L.O. 21:00)
「タンドゥリーチキン・チキンティッカ」ガツンとくる辛味とコクがたまらない
鶏肉をヨーグルトやスパイスにつけ込み、タンドゥーリーという土釜で焼き上げます。骨なし、一口サイズの場合はティッカ(Tikka)といい、インドではチキンティッカをはじめ、フィッシュやベジ、パニール(インドの豆腐みたいな味わいのチーズ)ティッカと様々な種類があります。やはりおすすめはチキン。スパイスのガツンとくる辛味とジューシーなお肉の組み合わせは最高です。こちらもビールがどんどん進む逸品。
都内では、インドカレーとセットになっているお店も多いですね。
カレーの名店として有名な「SITAL 吉祥寺店」では、ランチセットでリーズナブルに本格的なタンドゥリーチキンやシークカバブを楽しめます。
汗をかきながらスパイシーな料理に舌鼓した後は、濃厚なマサラチャイで一服。
最後にインドのレストランでは必ず出てくるお口直しの「フェンネル」などのマウスフレッシュを嗜めば、誰でもインド通間違いなし!翌日にはお通じがよくなっていたとか、疲れが取れたという声も多いインド料理、残暑を乗り切るための必須メニューです。
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