世界には、自然に生み出されたとは信じがたい見事なシマシマ模様の風景がたくさんあります。夏の疲れも吹き飛びそうな、美しく不思議なシマシマ絶景を集めてみました。
大地のシマシマ
アメリカのアリゾナ州、バーミリオン・クリフ国定公園にある「ザ・ウェーブ」。抽選で1日20名しか訪れることのできない秘境です。
同じくアリゾナ州にある「アンテロープ・キャニオン」は、光の加減でさまざまな色合いに見える岩肌が美しい渓谷。
オレンジと黒のシマシマが可愛らしい、オーストラリアのバングル・バングル山脈。色だけでなく小山が連なるような形も珍しく、3億5000万年かけて作り出されたそう。
こちらもオーストラリアの奇岩、「ウェーブ・ロック」。波がおおいかぶさるような巨大な一枚岩は、一定の方向に吹く風の浸食によるもの。
砂漠の砂のシマシマも、特別な美しさ。本当に、風はアートを作り出す天才です。
同じシマシマでも、こちらは人の手により作られる京都・龍安寺の石庭。毎日模様が変わるところは、自然界と同じですね。
氷の雪のシマシマ
南極の氷河。氷河に封じ込められた宝石のような青が、白い氷と神秘的なシマシマを作り出します。
朝一番のスキー場につけられたストライプのラインも、心を高揚させます。
植物のシマシマ
絨毯のようにどこまでも広がる、カラフルなオランダのチューリップ畑。
ベトナムの棚田の息を飲む絶景。一瞬、風景ではなくテキスタイルに見えてしまうほど。
中国の龍勝にも棚田の広がる風景が。なぜか懐かしさを感じます。
チェコ、モラヴィアの丘は、広大な畑の模様がストライプカーテンのよう。
京都の嵐山。竹林は見た目の美しさだけでなく、幹がカポカポと葉がサラサラと擦れ合う音が川の流れのように感じられ、風流です。
木肌がシマシマのものもあります。ハワイのレインボーユーカリは、その名の通り虹のようなシマシマ模様が特長。
最後は秋らしい色合いが素敵なフィンランドの白樺林。秋が待ち遠しくなってしまいます。
水や風、植物が生み出す、見るものの驚きを誘うシマシマ模様。その自然の絶景に美を感じ、人々も古来より多くのシマシマ模様を作り、愛してきたのかもしれません。
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