車に乗ったまま映画が観れる「ドライブイン・シアター」というコンセプト。環境問題への懸念、シネコンの増加などの理由から、日本では2010年に最後のドライブイン・シアターが閉鎖したそうですが、今回浜松湖パルパル駐車場で3日間だけ特別に開設されます。
ドライブイン・シアターの発祥はアメリカ
ドライブイン・シアターの歴史は1930年代にまで遡ります。アメリカのニュージャージー州で化学工場を経営していた男性が1932年に発明したのが始まりだと言われています。
第二次大戦後、爆発的ブームを起こし、1950~60年代にはアメリカ国内だけで約5000軒のドライブイン・シアターが存在したそうです。
経済的に余裕がなく、小さな子供をベビーシッターに預ける事のできない夫婦がよく利用をしたとか。なるほど、車内で映画鑑賞をすれば周囲の事も気にせずにゆっくり楽しめますものね。
他の国でも流行ったの?
ヨーロッパではドイツのベルリンに最初のドライブイン・シアターができ、徐々にヨーロッパの他国へとも広がったようです。しかし環境問題への関心が高まると同時に、車に乗ったままではなく、皆で座って大スクリーンで映画鑑賞を楽しむ「オープンエア・シネマ」というアイデアが生まれました。今でも夏には各地でオープンエア・シネマが開催されています。日本でも徐々に人気がでてきていますよね。
日本では1981年に千葉にできたドライブイン・シアターが最初の一軒目だと言われています。その後10年間で全国に約20箇所のドライブイン・シアターが存在したそうです。
秋空の下、大好きな人とまったり映画鑑賞
少し寒くなってきて人肌が恋しくなる秋。今回の限定開催の機会に是非、普段とは少し違ったデートを楽しみたいですね。
【ドライブインシアター浜松】
開催日:2014年10月16日(木)~18日(土) 開場15:00/閉場22:30
開催地:浜名湖パルパル駐車場特設会場
静岡県浜松市西区舘山寺町1891
上映予定作品:こちらで確認。
料金 : オンラインチケット 各日1台5000円〜 / 浜松市内限定チケット 各日1台3200円
*チケット申込、詳細に関しては、オフィシャルウェブサイトを要確認。
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