アイスランドというと、どんなイメージを持っていますか?アイスランドは、国土の1割以上が氷河に覆われているとても寒い地域。しかし、南西部は暖かく穏やかな気候です。多くの人々はこの温かな南西部に住んでいます。そんなアイスランド南部に位置する観光名所のひとつが、「セリャラントスフォス(Seljalandsfoss)」と呼ばれる滝です。
落差40mもの美しい滝「セリャラントスフォス」
セリャラントスフォスは最大落差は約40メートルと、13階建てのビルに相当するほど。あまりにも美しいその滝の写真は、多くのカレンダーや本に使用されています。四季折々違った表情を見せてくれますが、それぞれに違った美しさを持っています。
温かな季節に見られる、緑との融合。この時期が一番美しく感じられます。
約40メートル上空から降り注ぐ滝。水音がこちらにまで響いてきそうな程、迫力満点です。
夕暮れ時になると、その表情は一気に変わり、暗闇の中水音だけが響き渡ります。
時を止められたかのような、冬のセリャラントスフォス。
「裏見の滝」としても絶景を楽しめる
実は、セリャラントスフォスの裏側には歩道が設置されています。そう、いわゆる「裏見の滝」でもあるのです。滝の後ろにまわり込むと、空を背景にダイナミックに流れ落ちる滝を目にする事ができ、風向きや太陽、そして季節によって違った表情を楽しめ、一瞬ごとに見逃したくない光景が現れます。
滝内部にある小道は濡れるので注意が必要
この光景を見ていると、セリャラントスフォスの写真や本が数多く出ているということも納得。目の前の光景を疑ってしまうほど美しい水と光のコラボレーションを、いつかこの目で見たいものですね。
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