小さな国ながらぎっしりと魅力のつまったクロアチアは、近年日本でも人気急上昇中の旅先となっています。ドブロブニク旧市街やプリトヴィッツェ湖群国立公園が有名ですが、他にもぜひ訪れたい世界遺産がクロアチアにはいっぱい!
今回は登録年順に、クロアチア7つの世界遺産の絶景をめぐりたいと思います。
古都トゥロギール|文化遺産(1997年登録)
実はドブロブニクよりも先に世界遺産に登録された古都トゥロギール。碁盤の目のように張り巡らされた路地や、ローマ時代の美しい教会、宮殿や塔など、歴史的建造物も多く見られる港町です。
ポレチュ歴史地区のエウフラシウス聖堂建築群|文化遺産(1997年登録)
モザイク装飾が有名なエウフラシウス聖堂建築群。豪華な金箔が目を惹きます。これらは世界でも有数のビザンティン芸術といわれているそう。4世紀初期にキリスト教が布教されたポレチュには、様式の異なる宗教建築がいくつも残っています。
ドブロブニク旧市街|文化遺産(1979年登録)
ドブロブニクといえば、“アドリア海の真珠”と謳われること、映画「魔女の宅急便」の世界観を満喫できることで有名です。噂に違わず、アドリア海の青と可愛いオレンジ色の屋根が広がる街並みは、ほうきにまたがって空から眺めたい絶景です。
スプリト史跡群とディオクレティアヌス宮殿|文化遺産(1979年登録)
ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、バロックなど様々な様式が調和する宮殿や教会は古代の重要な建築物のひとつ。アドリア海最大の港スプリトの旧市街はそんな古代遺跡の中に広がり、庶民の居住区でもある不思議なムードの街です。
プリトヴィッツェ湖群国立公園|自然遺産(1979年、2000年登録)
16の湖と90以上の滝が織りなす階段状の景観。美しく幻想的な水辺の色は絶え間なく変化し、湖畔を散策するとブナの原生林や驚くほど透明度の高い湖水に癒されます。クロアチア唯一の自然遺産で、2000年に登録範囲が拡大されました。
シベニクの聖ヤコブ大聖堂|文化遺産(2000年登録)
石材のみで造られた教会として世界最大を誇る聖ヤコブ大聖堂。聖堂の壁に彫られた老若男女71の彫刻は、大聖堂の建設を熱く望んだシベニク市民の顔なのだそう。ユニークなドームや聖堂入り口の精巧な彫刻も必見です。
スタリー・グラード平原|文化遺産(2008年登録)
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肥沃な平原ではブドウやオリーブ、ラベンダーなどが名産。クロアチア語で「古い町」の意味である「スタリー・グラード」のあるフヴァル島は、アドリア海に数えきれないほど浮かぶ島の中でも最古の集落のひとつだといいます。
貿易により古来より周りの国々との交流が深かったクロアチア。様々な時代や様式の建築物が融合する街では、数千年の階段を一気に駆ける旅ができます。お祭りや工芸などのユネスコ無形文化遺産も、ヨーロッパで最も多いそうですよ。
東京発ドブロブニク行きの航空券は、往復7万6200円から(燃油:諸税別途、乗り継ぎ便利用)。
ザグレブ行きの航空券は(※PC版はこちらから)、往復6万円から(燃油:諸税別途、乗り継ぎ便利用)、ポレチュ、プリトヴィッツェもこのエリア。
スプリト行きの航空券は、往復8万9500円から(燃油:諸税別途、乗り継ぎ便利用)、トゥロギール、シベニク、スタリー・グラードもこのエリア。
※航空券等の情報は2015年12月24日時点のものとなります。ご了承ください。
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