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【クロアチア】中世で時が止まった天空の街「モトブン」

Posted by: 小坂井 真美
掲載日: Nov 27th, 2014. 更新日: Jun 16th, 2017
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クロアチアのイストラ半島にある「モトブン」。ぶどう畑が広がる、なだらかな土地に突如現れた、小高い丘の上に築かれた町です。


幻想的な霧に包まれる、天空の街

標高270メートルの丘の上に築かれたモトブンは季節により、早朝、町が深い霧に包まれます。

中世で時が止まった天空の街「モトブン」
©Tamisclao/Shutterstock.com

丘の麓に広がる森やぶどう畑が真っ白な霧で覆い隠され、空の下に丘の頂上だけが現れる幻想的な光景はまるで雲の上に浮かぶ天空の街。

遠くから眺める霧に包まれたモトブンもメルヘンチックですが、霧に包まれた町の頂上に立って麓を見下ろす町の光景も格別。まるでおとぎ話の世界に迷い込んだような錯覚に陥ります。

そんなモトブンは、ジブリの「天空の城ラピュタ」のモデルになったとの噂も・・・。
霧が発生しやすい時期は秋と冬。運がよければ幻想的なその姿に出逢えるかもしれません。

中世で時が止まったままの町

モトブンは、イストラ半島で最も中世で時が止ったままのような町とも言われています。13~16世紀頃に完成した町並みは、当時の姿をほとんどそのまま留めているそう。

中世で時が止まった天空の街「モトブン」

中世の面影を色濃く残す、赤い屋根の民家と古い石畳の路地が入り組む街並。人口は、わずか1000人程の小さな町で、観光客も少なく、町全体がひっそりとした雰囲気に包まれています。

静かで人気のない石畳の路地を歩くと、数百年前にタイムスリップしたかのような気分に。

丘の頂上には聖ステファン教会と鐘楼がそびえ立っていて、その周りを城壁がぐるりと取り囲んでいます。頂上からは、どこまでも連なる森や丘陵を見渡すことができます。

トリュフの森

モトブン周辺に広がる森は「トリュフの森」とも呼ばれ、知る人ぞ知るトリュフの名産地。
黒トリュフだけではなく珍しい白トリュフもよく採れ、毎年秋になるとトリュフハンターたちが愛犬を連れて森に入るとか。

そんなモトブンだから、もちろん、自慢のトリュフ料理を提供するレストランがたくさんあります。小高い丘の上からの風景を眺めながらのトリュフ料理は格別であること間違いなしです。

[Photo by Shutterstock.com]

小坂井 真美

小坂井 真美 ライター
クロアチアの首都ザグレブ在住。現地での色々な仕事の傍ら、フリーライターとしてクロアチアを中心とした南東欧諸国について執筆。趣味は街歩き、食べ歩き、寺歩き、そぞろ歩き。仲間、明るい太陽とおいしいごはんがあれば幸せ。人生は旅。たくさんのモノ・人・土地と出逢いをエネルギーに、日々心の赴くままに邁進中。

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