冬のおでかけを楽しく演出する、美しく輝くイルミネーション。日本各地にあるイルミネーションですが、「日本夜景遺産」に登録されている場所もあることをご存知でしょうか? この季節限定、遺産という名に恥じない大迫力の景観は必見です。今回は、仕事帰りや週末に出かけられる都内近郊の日本夜景遺産認定イルミネーションをご紹介します。
日本夜景遺産とは?
日本各地に埋もれている美しい夜景を発掘&再発見して、観光資源として普及するための活動「日本夜景遺産」。夜景による国内初の認定ブランドとして2004年よりスタート、芸術性、土地の景観が生かされているか、安全面、環境面、全ての人たちが楽しめる夜景であること・・・など厳しい条件をクリアした夜景だけが認定されています。そんな遺産の中でこの季節注目したい認定イルミネーションをチェックしてみましょう!
江ノ島・湘南の宝石
©夜景検定
湘南の宝石は、今年で15周年を迎える冬限定の光のフェスティバルです。江ノ島の頂上部を中心に、島内の観光名所に美しいイルミネーションが出現します。関東3大イルミネーションにひとつとしても知られています。
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イベントは11月下旬から2月上旬にかけてのプログラム「江ノ島シーライトキャンドル」から始まり、1月には2万株のチューリップとイルミネーションの共演「江ノ島ウィンターチューリップ」。そして2月にはライトバルーンによる光のイベント「バレンタインアイランド」の3部構成になっています。
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島内のイルミネーションだけではなく、島から望む湘南の夜景も楽しめると評判です。イルミネーションの演出は全国トップクラス。冬だけのお楽しみ、光に包まれるロマンチックな江ノ島に注目です。
江の島シーキャンドルライトアップ:2014年11月29日(土)~2015年2月1日(日)
江の島ウィンターチューリップ:2015年1月
バレンタインアイランド江の島:2015年2月7日(土)~15日(日)
【会場】
江の島サムエル・コッキング苑/江の島シーキャンドル/亀ヶ岡広場/中津宮広場/龍恋の鐘/江の島岩屋 他
東京ドイツ村・ウィンターイルミネーション
千葉県袖ヶ浦市にある東京ドイツ村。その名の通り、ドイツの風景をテーマにつくられた大型施設です。東京ドーム27個分の広大な芝生広場を利用して、200万個を超えるLEDを使用したスケール感あふれる美しいイルミネーションが楽しめます。関東3大イルミネーションのひとつとして、来場者が数十万人訪れるほどの人気なのだとか。
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クリスマスが大好きな国として知られるドイツを模した風景とイルミネーション。異国情緒漂う園内に仕掛けられた幻想な光の演出、思わず笑顔になってしまうと好評です。光と音のショー、トリックアートをとりいれた3Dイルミネーションなど、新作も登場する今年のイルミネーションにも乞うご期待!
さがみ湖・イルミリオン
関東最大級のスケールを誇る相模湖の光の祭典「さがみ湖イルミリオン」は今年で6年目。なんと500万級を越えるLEDを使ったド迫力のイルミネーションです。今年注目したいのは、湖の水面と光を美しく共演させた「光の宮殿と大庭園」。日本最大規模の総面積1,100㎡、高さ13mにおよぶ光の空間が登場します。
圧巻のスケールで光り輝くイルミネーションの中で、音楽に合わせてスポット全体が様々な色に変化して、噴水やシャボン玉が一斉に広がる「光と水のショー」なども開催。水と光のコラボ、今までに体験したことのない光景に出会えるはずです。
あしかがフラワーパーク・光と花の庭
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今年で13回目の開園、あしかがフワラーパークのイルミネーション「光と花の庭」。関東3大イルミネーションに認定されています。フラワーパークならではの、美しく咲き誇る花々と光の共演がみどころ。同施設の定番となった藤の花を使ったイルミネーションなど、独創性の高い演出が人気の秘訣です。
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9,200㎡の園内に光り輝く250万ものLED。水面を利用して光を2倍にする、世界初の有機EL照明を利用するなど環境面にも配慮して、地球、植物、花など自然をテーマに、最新の照明技術との調和が美しい革命的なイルミネーションとも評されています。
いかがでしたか?
夜景観光コンベンション・ビューロー実施のもと、全国の夜景鑑賞士3,500名(2012年7月時点)によって、選ばれた日本夜景遺産。
寒さも忘れてしまいそうな美しい光のイルミネーションは、すてきな冬の思い出づくりにひと役かってくれるはずです。