【東京タワー1日70名限定の新プレミアム展望ツアーとは?】「TOKYO DIAMOND TOUR」はかなりラグジュアリーだった!

Posted by: 石黒アツシ

掲載日: Oct 31st, 2024

東京タワーでは、2024年10月5日、1日70名限定のプレミアム展望ツアー「TOKYO DIAMOND TOUR(トウキョウ・ダイヤモンドツアー)」が新登場! これで「メインデッキ」「トップデッキツアー」を含めた3つの展望スタイルがそろったわけです。新ツアーの内容とともに、3つの違いについておさらいしましょう!

パフォーマー

並ばず登れる新展望ツアー登場!東京タワーの展望チケットは3種類に

冒頭の写真、真っ赤な壁に囲まれたいくつものソファが並ぶ部屋。こちらが新展望ツアー「TOKYO DIAMOND TOUR(トウキョウ・ダイヤモンドツアー)」参加者だけが利用できる専用施設 「MAPLE LOUNGE(メイプル・ラウンジ)」です。

そしてそこに突如現れたパフォーマー!(右の踊っているような方です。お客さんではありません)これが東京タワー最新ホスピタリティーの一部です。


というわけで東京タワーの展望台を見学する場合、現在3つ展望スタイルがあります。新展望ツアーの紹介をしながら、3つのスタイルを整理してみましょう!

【展望台150m「メインデッキ」のみの見学】大人1,500円

こちらはおなじみ、東京タワーの高さ150mにある展望台「メインデッキ」のみ見学する場合。今回のリニューアルの対象ではなかったので、今まで通りエレベーターでメインデッキに上がり、そこから都心のパノラマを満喫できます。

パフォーマー

メインデッキに派手ないでたちの方がいる! と思ったらこちらもパフォーマーさんでした。さらに上のトップデッキにもパフォーマーさんがいらっしゃるそうです。

床窓

そしてお馴染みではございますが、床の窓「スカイウォークウィンドウ」からの眺めは何度覗いても足がすくみますね。

メインデッキ1Fにはこのほかに「カフェ ラ・トゥール」もあり。ソフトクリームやドリンクでひと休みできます。

さらにメインデッキ2Fには、お土産探しができる「東京タワーオフィシャルショップ THE SKY」、東京23区内で一番高いところにある神社「タワー大神宮」も。

ショップの隣には「東京タワーデザインポスト」があり、ここから郵便を出すと、東京タワーがデザインされた風景入日付印が押印されます!

【展望台150m&250m「トップデッキツアー」】大人3,300円(WEB)/3,500円(窓口)

メインデッキでの展望に加えて、さらにエレベーターを乗り継いで高さ250mのトップデッキまでいけるのが「トップデッキツアー」。このツアーではリニューアルされたポイントが6つあります。

トップデッキツアー6つのリニューアルポイント

  • メインデッキのトップデッキゲートがリニューアル
  • ゲート内に「タワーアーカイブ」を新設
  • 同じくゲート内に 「メモリーズ・ライブラリー」を新設
  • ※この「タワーアーカイブ」「メモリーズ・ライブラリー」2つの展示、写真を使った東京タワーの歴史を見ながらトップデッキ行きのエレベーターを待ちます。

  • トップデッキ行きエレベーターホールに「紅葉館(Koh-Yo-Kan)~Maple Club」を設置
  • トップデッキ床面がリニューアル
  • メインデッキの最終ゲート「Recollection Gate」をリニューアル

この中でも今回のリニューアルの目玉は「紅葉館(Koh-Yo-Kan)~Maple Club」です。

その昔「紅葉館」という社交場がありました

1881(明治14)年から、第2次世界大戦の日本における終戦となった1945(昭和20)年まで64年間、現在の東京タワーの敷地内にあったのが料亭「紅葉館」。世界各国からの著名人をもてなしてきた純和風の社交場だったそうです。ちなみに東京タワーが完成したのは1958(昭和33)年です。

紅葉館

©︎Kohei Kishi

その紅葉館をイメージしたネオ和風の雰囲気が漂う「現代の紅葉館」が表現されていて、ここがトップデッキ行きのエレベーターへのアプローチになっています。

写真

今の東京の姿を背景に写真を撮影してくれて、無料でいただけます(画面の下にある小さいほうのプリントのみ)。2枚折りのフォルダー入りは有料で購入することができます。(1枚1,500円)

トップデッキ

そして、エレベーターで昇ったトップデッキのリニューアルは、床に設置された純和風の「紅葉館」をモチーフにした光り輝く畳「光畳」。上の写真の床の四角い部分です。そのほかの幾何学模様のジオメトリックミラーで装飾された内装は以前と変わりません。

【展望台150m&250m+Lounge「TOKYO DIAMOND TOUR」】大人7,000円

今回導入されたトウキョウ・ダイヤモンドツアーは全く新しい第三の展望スタイル。1日7回、各回10人限定で合計70名だけが参加可能です。エレベーターを貸し切りにするなど、メインデッキからトップデッキまで待ち時間なくスムーズに楽しめるツアーです。

もちろん、他の2つの展望スタイルで紹介した内容が含まれていて、それに追加したラグジュアリー心をくすぐるホスピタリティーがいくつかあります。

レッドカーペット

トウキョウ・ダイヤモンドツアーではまず、東京タワーの入り口から「フットタウン」のチケット売り場横のレッドカーペットを進んで、奥へ。レッドカーペットってやっぱり特別感がありますよね。壁には東京タワー建設当時からの写真が飾られています。

Histories Alleyにも古い写真が飾られていて、東京タワー建造時からの様子を見ることができます。

メイプルラウンジ

そしてこちらがツアー参加者の限定エリアになります。この「MAPLE LOUNGE」がツアーの集合場所、そして解散場所です。

のみもの

セルフでのオペレーションですが、ソフトドリンクと、東京タワーで販売されているお菓子などが飲み放題食べ放題!

パフォーマー

しばらくすると「キャプテン」という名称のパフォーマーが登場。ちょっとしたパフォーマンスで一気に雰囲気が和んでツアー開始です。

行進

キャプテンの後に並んで、貸し切りのエレベーターへとつながる優先レーン「DIAMOND LANE」へ向かいます。

ゲート

ここから入って、貸切エレベーターに乗りメインデッキへ。

メインデッキのフォトスポット

メインデッキ到着後、ツアー参加者全員でトップデッキへ向かいます。

もう一つのラグジュアリーは、トップデッキ行きエレベーターホールの紅葉館でいただけるワインまたはソフトドリンクです。カップはいただいて帰ってもOKです。

そしてトップデッキでは他のお客さんたちと一緒に、東京郊外までが見渡せる大パノラマを満喫! です。

最新展望スタイル「トウキョウ・ダイヤモンドツアー」は、インバウンド需要の高まりにこたえるものだそう。そのためにサービスとホスピタリティの強化を図ったということでした。まだまだ現役!歴史に裏付けされた魅力もたっぷりな東京タワーです。

[Photos by Atsushi Ishiguro unless otherwise attributed.]

PROFILE

石黒アツシ

Atsushi Ishiguro ライター&フォトグラファー

旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。

旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。

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