パリから高速列車「TGV」で約5時間、フランス南西部のバスク地方。かつてはバスク人が暮らす地域でしたが、度重なるヨーロッパ軍の侵攻により現在はフランスとスペインにまたがる形で分断されています。
フランス領バスクには、夏期に賑わいを見せる北大西洋側のリゾート地と、以前TABIZINEでご紹介した唐辛子フェスティバルで有名な内陸部のエスペレットなどの小さな村々が点在します。
中心都市「バイヨンヌ」は歴史と芸術の街として名高い街で、カラフルな街並やフランス国内では珍しいスパイシーな料理にも定評があります。バイヨンヌを巡る旅に、出かけてみましょう!
カラフルで可愛らしい街並/プチ・バイヨンヌ
北大西洋へと流れるニーヴ川沿いには、カラフルな街並の風景が広がります。

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バイヨンヌにはバスクのシンボルカラーでもある赤と緑を基調にした建物が多いのが特徴で、こうした建物は古くから重要な役割を担ってきたそうです。

川沿いには雰囲気のよいレストランやカフェが軒を連ねます。

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屋内マルシェ「Les Halles」に立ち寄って、地元の特産物を眺めてみるのも楽しいもの。

©sweetsholic マルシェ外観

©sweetsholic 中はこんな感じ
当地の歴史を詳しく解説した「バスク博物館」もこの周辺にあります。バスク発祥の靴「エスパドリーユ」や、フランス最古と言われるチョコレート産業の歴史が分かる展示物も!

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雑貨屋めぐりが楽しい/グランド・バイヨンヌ
町歩きの楽しみといえば、美味しいモノ探しと雑貨屋めぐり。街の中心部「グランド・バイヨンヌ」には、前述のエスパドリーユやバスクらしい色使いの布製品などを扱う雑貨店が所狭しと並びます。

ポール・ヌフ通りには、飲食店に加えて有名なチョコレート専門店も多数あり、ゆったり寛ぐのに最適。イギリス統治時代の面影を残す世界遺産「サント・マリー大聖堂」も見所のひとつ。

色使いがきれい! バイヨンヌ&バスク地方のお料理
特産品の「バイヨンヌ産生ハム(Jambon de Bayonne)」、パプリカやエスペレット産の唐辛子が使われることが多いようです。

滞在中に足を運んだレストランでは「料理の付け合わせにパプリカ、トッピングに唐辛子」という割合がとても多くてビックリ!

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チョコレート、タルトのような焼菓子「ガトー・バスク」もこの地域を代表する銘菓です。※現地のチョコレート情報に関しては、後日詳しくレポートします。
このほか、バイヨンヌは闘牛も有名です。「Fete de Bayonne」と呼ばれる夏のフェスティバル期間中には、闘牛を見物しに訪れる観光客で賑わいを見せます。
オシャレなパリも素敵ですが、バイヨンヌのような地方都市を旅してみるのもよいものです。フランスの多彩な文化を感じることができますよ。
[euskoguide.com]
[bayonne-tourisme.com]
[Photo by Shutterstock.com]

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