「真冬」にこそ登りたい、ミシュラン三つ星の高尾山

Posted by: 今井明子

掲載日: Dec 28th, 2014

冬だからこそ見られる美しい景色

東京都八王子市にある高尾山。ミシュラン三つ星を獲得したことから、首都圏のちょっとした行楽地として人気です。夏のハイキングシーズンや、秋の紅葉シーズンは大混雑。しかし、真冬になると見どころがなくなるかというと、そうではありません。

頂上からは富士山を望むことができます。空気の澄んだ冬は、特に富士山が観察しやすい時期。冬至の前後はダイヤモンド富士が見られます。

運が良ければシモバシラという植物が作る氷柱にも出会えるかもしれません。

枯れた茎からしみ出した水分が外気で凍る現象で、アバンギャルドな形が愛好家を惹きつけます。こちらは12月中旬から2月頃まで見ることができるようです。

高尾山で迎えるお正月

高尾山の頂上では、初日の出を見ることもできます。
大みそかは京王線もケーブルカーも24時間運航していますし、登山道にも明かりがついているので、夜のうちに頂上に上ることができます。

ちなみに、夜明け前の山頂で何時間も待つのは、死ぬほど寒いです。ダウンを2枚重ねにし、タイツを重ね履きし、カイロを数枚貼っても足がしびれるほど冷え切りますが、そんな思いをしてまで見る初日の出はきっと思い出に残ることでしょう。
冷えた体は、名物のとろろそばを食べてしっかり温めましょう。

真冬にこそ登りたいミシュラン三つ星の高尾山
©Akiko Imai

初日の出を見終わったら、下山がてら高尾山薬王院へ初詣。
ご覧のとおり、山の中腹にあるのにかなり混雑しますが、縁結びのご利益があるので、ここはあやかりたいところ。

今年もどうか、良縁に恵まれますように!

高尾山薬王院
住所:東京都八王子市高尾町2177
電話:042-661-1115

[高尾ビジターセンター]

PROFILE

今井明子

Akiko Imai ライター・気象予報士

「団子より花」をモットーに、グルメよりは生き物や絶景を求めて旅するフリーライター。普段は医療系記事・育児&教育系記事・子ども向け科学本などを執筆する傍ら、気象予報士としてお天気教室の講師も務める。共著書に『気象の図鑑 (まなびのずかん)』(技術評論社)がある。

「団子より花」をモットーに、グルメよりは生き物や絶景を求めて旅するフリーライター。普段は医療系記事・育児&教育系記事・子ども向け科学本などを執筆する傍ら、気象予報士としてお天気教室の講師も務める。共著書に『気象の図鑑 (まなびのずかん)』(技術評論社)がある。

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