温泉は、五感を使って感じる究極の癒しです。体に染み渡る温かいお湯。源泉ごとに異なる個性豊かな香り。心安らぐお湯の流れる音。そして何より、目に入る景色が感動を高めてくれます。風景を眺めながら入る露天風呂は、格別の味わいですよね。露天温泉の魅力を追求すると、最後に行きつくのが、自然型の天然温泉ではないでしょうか。開放感ばつぐんの、野趣あふれるお風呂を5つご紹介します!
カムイワッカ湯(北海道)
北海道の知床にあるカムイワッカ湯は、活火山の硫黄山から湧き出る源泉が川に流れ込み、川全体が温かい温泉となっています。いくつか滝壺が点在しており、それを湯船にして浸かるというスタイルです。
開放感がありすぎてちょっと入る勇気がないという人には、足湯がオススメ。足元に温泉を感じながら、沢登りができるスポットとしても人気ですよ(強い酸性であるため、お肌の弱い人はご注意を)。
川原毛大湯滝(秋田県)
こちらは川原毛地獄山から流れる川原毛大湯滝。大きな湯の滝という名のとおり、20メートルもの滝が流れる、ダイナミックな天然温泉です。川の水にほどよく冷やされて、温泉にぴったりな温度になっています。入浴期間は夏期のみとなりますが、水着を着て入ることができるので安心ですね。
湯の浜露天温泉(東京都)
東京の離島、新島には古代ギリシャの神殿のような温泉施設があるんです。湯の浜露天温泉は、24時間いつでも入れるうえ、無料!
透き通った海のすぐそばに湧く温泉は塩湯で、保温効果が高く、湯冷めしにくいのが特徴。きらきら輝く星のもと、さざ波を聞きながら入れるなんて、ロマンチックですね。
くわしくは「【新島】24時間無料! ギリシャ神殿風のオーシャンビュー絶景温泉」をご覧ください。
湯俣温泉(長野県)
長野県の湯俣温泉は、青みがかった色がとても美しい温泉。日本アルプスの間を温泉が流れ、爽快な景色を生み出しています。スコップで穴を掘り、自前の露天風呂を作って入るというのがここでの入浴方法。トレッキングにも最適なコースなので、足湯で疲れをとるというのもいいですね。
川湯温泉・仙人風呂(和歌山県)
和歌山県の仙人風呂は冬季限定の川湯。川底から温泉が湧いており、石で川をせき止めて露天風呂にしています。何といっても驚きなのはこのサイズ。まるでプールかと思うほどの大きさです。目の前には川が流れ、後ろには切り立った岩肌が。どこを向いても素晴らしい景色が目に入ります。
灯篭の灯りに包まれた幻想的な空間で、時を忘れてゆっくり温泉を堪能したいものですね。
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