時間がないときでも手早く食べられるインスタント麺は、海外でも人気! ご存知のように、日清食品が世界で初めて開発を手がけた「チキンラーメン」を皮切りに、インスタント麺の人気は瞬く間に世界へ広がりました。
こうした背景もあり、海外旅行先のスーパーでは「Nissin」ブランドのご当地麺を始め、現地ならではのユニークなインスタント麺が手に入ります。
食にうるさいフランス人も、実はインスタント麺をよく食べます。先日、現地のスーパーへ出かけた時にインスタント麺のコーナーへ立ち寄ったら、品薄感にびっくり! 国内ほどバリエーションが豊富ではないものの、フランスにも面白いものが結構あります。
どんなフレーバーがあるの?
ビーフやチキンにダック(鴨)、シーフード、カレー、スパイシー(トムヤムクンのような酸っぱくて辛いタイプ、韓国風の唐辛子を効かせたタイプなど)、野菜、キノコなど。袋麺とカップ麺、焼きそばタイプの汁なし麺が主流です。
(C)suziwan.fr
日清、オランダ生まれの中華ブランド「Suzi Wan」、フランスの日本食メーカー「Tanoshi 楽」、コンソメでお馴染の「マギー」などは、どこのスーパーでも買うことができます。値段は1つ50セント(約70円)〜2.8ユーロ(約380円)程度。
日清のカップ麺は「Hamayaki(浜焼き)」「Sukiyaki(すき焼き)」「Pirikara(ピリ辛)」など、フランス語と合わせて日本語の名称も書かれています。食べ慣れた味ですが、麺に特徴アリ! 麺をすする習慣のないヨーロッパでは、カップ麺の長さが短めになっているんです。
とても面白い発想なのが「Tanoshi 楽」から発売中の「Ramen」。ラーメン風と焼きそば風、2種類の食べ方ができるというものです。かん水が入っていないためか、麺の白さが気になるところ。
お土産にしたら喜ばれそうなのは?
茹でて作るタイプの日清のチリ味焼きそばは、麺がしっかりしていて味もよいのでおすすめです。とはいえ、フランス土産としてはちょっとインパクトが薄いような気もします。
海外旅行中には日本の味が恋しくなったり、現地の食事が重たく感じたりもするもの。そんなときに親しみのある味に出合えたら・・・。インスタント麺は、旅の途中にお世話になる頻度の高いアイテムなのかもしれません。