巨大都市メキシコシティのおすすめ市場
旅に行ったらその土地の市場を必ず訪れるという人は多いのではないでしょうか。市場からは現地の人々の暮らしぶりが伺え、旅情を盛り上げます。人口2000万人以上の大都市メキシコシティにも、さまざまな市場があります。ここでは、旅行者でも訪れやすい、メキシコシティのユニークな市場5つを案内します。
欲しいものが必ず見つかる民芸品市場シウダデラ
メキシコシティ観光の定番の行き先である、民芸品市場シウダデラ(Mercado de la Ciudadela)。
地下鉄(メトロ)バルデラス(Balderas)駅と、フアレス(Juarez)駅の中間地点のBarderas通り沿いにある黄色の塀が目印です。メキシコ全土から集まった豊富な民芸品がたくさん売られています。
ガイコツの置物や派手な雑貨もお土産として人気です (C)Miho Nagaya
このほか、テキスタイルなども豊富に取り揃えています。メキシコらしいお土産を探すのにピッタリ。まとめ買いで値引き交渉も可能です。
迷路のように巨大な市場、メルセー
地下鉄メルセー(MERCED)駅に直結した巨大な食品、雑貨市場がメルセー(Mercado Merced)です。メキシコシティで2番目に大きな市場で、エキゾチックなフルーツや野菜、トウガラシなどがずらっと陳列されている姿は圧巻です。
誕生日などで子どもたちが割るためのくす玉、ピニャータを売る店 (C)Miho Nagaya
呪術やまじないグッズがあふれる市場、ソノラ
メルセー市場からほど近くの大通り、Fray Servando(フライセルバンド)沿いにある、メキシコきっての呪術市場が、ソノラ市場(Mercado Sonora)です。
呪いをかける道具や、惚れ薬もあります。あまりに他力本願な気がしますが、そのユルさが魅力です。
市場の奥地へ行くと、シャーマン、呪術師、占い師などが待機するブースがいくつもあります。
効果のほどは定かではありませんが、旅の無事を祈ってもらうのもいいかもしれません。
掘り出し物が見つかるアンティーク市場、ラグニージャ
地下鉄Lagunilla(またはGalibardi)駅から近くのReforma通り付近では、毎週日曜日に蚤の市が開催されます。アンティークの家具、雑貨、レコード、美術品などが雑然と売られています。
メキシコのお盆「死者の日」のラグニージャの風景 (C)Miho Nagaya
無名の画家による味のあるアート作品も売られています (C)Miho Nagaya
ビンテージ好きにはたまらない市場です (C)PAD
ストリートカルチャー総本山のチョポ
地下鉄ブエナビスタ(Buena Vista)駅近くのAldama通りで、毎週土曜日に開催されるアンダーグラウンド文化市場がチョポ(Tianguis cultural el Chopo)。
常に若者の熱気に満ちているチョポ (C)Miho Nagaya
パンク、ロック、スカ、レゲエ、ヒップホップ、メタルなど、ストリートミュージックに関連したレコード、CD、Tシャツ、ジンなどの露店がひしめいています。
アンダーグラウンド音楽CD、DVDを取り揃えている (C)Miho Nagaya
アナルコパンクのジンを売るセクション (C)Miho Nagaya
さて、メキシコシティのユニークな5つの市場巡り、いかがでしたか? メキシコシティには市場以外にも観光の魅力がたくさんあります。「【米人気旅行誌で中南米都市No.1】メキシコシティの6つの魅力に迫る」もあわせてご覧ください。