2015年3月14日に北陸新幹線が開業し、東京⇔富山間が最短2時間7分で結ばれるようになりました。これからは日帰りでも富山の旅を楽しめる時代になりましたが、「富山っていったい、どこがお勧めなの?」と疑問に思う人も多いはず。
そこで今回は、「富山に来たら絶対にしたい11のこと」と題して、富山の旅では絶対に外せないグルメ&スポットを紹介します。
■1:弥陀ヶ原(みだがはら)
中部山岳国立公園内、立山連峰と後立山連峰を富山から長野へ横断する、直線距離37kmの立山黒部アルペンルートに弥陀ヶ原(みだがはら)という広大な湿原があります。ラムサール条約にも登録された、標高2,000mに広がる高山植物の楽園です。
■2:黒部ダム
電源王国、富山を代表する東洋一の巨大水力発電所、黒部ダムです。高さ日本一の186m、長さ492m、貯水量は東京ドーム約161杯分(約2億立方m)という途方もなく巨大なダムです。
■3:黒部峡谷トロッコ電車
日本で最も深いV字の黒部峡谷を、トロッコ電車で走り抜ける全長20.1kmのアトラクションです。
沿線には秘湯として有名な黒薙(くろなぎ)温泉、鐘釣(おんせん)温泉、万年雪などがあり、車窓からの景観は見る者を飽きさせません。
■4:富山湾の海の幸
500種類以上の魚介類が生息する富山湾。その富山湾の王者と呼ばれる「氷見(ひみ)の寒ブリ」、冬の味覚の女王「新湊(しんみなと)のベニズワイガニ」、富山湾の神秘「滑川(なめりかわ)のホタルイカ」、富山湾の宝石「シロエビ」は、富山の旅では外せません。
■5:越中おわら風の盆
全国的な知名度を誇る晩夏のお祭りです。毎年9月1日から3日の期間中は、富山市内のホテルが観光客で軒並み満室になるほど。
石畳と町屋が美しい坂の町八尾(やつお)では、胡弓(こきゅう)と三味線、民謡の歌声に合わせ、踊り手が舞いを披露します。
■6:松川の桜
富山城跡に沿って流れる運河、松川の沿岸には460本のソメイヨシノが植えられており、春になると満開の桜が圧巻の景観を作り出してくれます。日本さくら名所100選にも選ばれる桜のトンネルを遊覧船から楽しんでください。
■7:富山湾の眺め
世界で最も美しい湾クラブに、日本代表として松島湾と並び加盟する富山湾です。ヒスイが取れる海岸や蜃気楼(しんきろう)、富山湾越しの3,000m級の立山連峰など、見どころは尽きません。
■8:五箇山(ごかやま)合掌(がっしょう)造り
1995年に世界文化遺産に登録され、ミシュラン・グリーン・ガイド・ジャポンでも三つ星に選ばれた五箇山合掌造り集落。山深い豪雪地帯の五箇山では今もなお人が暮らし、江戸時代から続く生活を守ってくれています。
■9:瑞龍(ずいりゅう)寺
富山県西部の高岡市にある1663年建立の国宝の瑞龍(ずいりゅう)寺です。加賀藩の2代目藩主である前田利長(としなが)の菩提寺として、20年近くを費やして作られました。総門、山門、法堂、仏殿などが一直線に並ぶ、禅宗寺院建築の典型的な様式が見られます。
■10:散居村(さんきょそん)の夕暮れ
県西部の砺波(となみ)平野には、屋敷林に囲まれた吾妻建(あづまだち)の家屋が約100m間隔で離れて並ぶ、独特の集落(散居村)が広がっています。田んぼに水を張った時期の砺波平野の夕暮れは、絶景です。
■11:富山湾鮨(とやまわんずし)
天然のいけすと呼ばれる富山湾の海の幸と、水田率全国1位を誇る米どころ富山のお米を使った富山のすし。「富山湾鮨」加盟の県内各地のすし屋さんでは、10貫+汁物を2,000円から3,500円と定額で食べられる安心の制度もあります。
以上、富山に来たらしたい11のことをまとめました。1日では絶対に体験しきれないので、何度も足を運んでみてくださいね。