エキゾチックな香り漂う、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ土産

Posted by: 小坂井 真美

掲載日: Apr 26th, 2015

バルカン半島に位置するボスニア・ヘルツェゴヴィナ(以下「ボスニア」)。ヨーロッパと中東の狭間に位置するこの国は、歴史的、地理的に東西文化の交差点として、文化的にも様々な影響を受けてきました。

こうしてヨーロッパに位置しながらも、町にもどこかエキゾチックな雰囲気が漂うボスニア。今回は異国情緒漂う、ボスニア土産を8つお伝えします。

キリム絨毯

オスマン帝国の影響を強く受けたボスニアでは、キリム絨毯が盛んに作られており、日常でも広く愛用されています。玄関マットサイズのものから、かなり大きいものまで、色んな大きさがあるので、ぜひお気に入りの1枚を探してみてください!

エキゾチックな布製品

エキゾチックな香り漂う ボスニア・ヘルツェゴヴィナ土産

エキゾチックなデザインのカバー製品、トルコランプ、タイル、ショール、アクセサリーなど、トルコのイスタンブールでも売られているような様々な雑貨が揃うボスニアのお土産屋さん。中には海外からの輸入品で、ボスニア製でないものもたくさんあるので、お土産は現地製のものしか買いたくないという方にはあまりおすすめできませんが、クッションカバーやベッドカバーなど、エキゾチックな布製品は軽くてコンパクトですし、大変おすすめです。

ラキヤ

エキゾチックな香り漂う ボスニア・ヘルツェゴヴィナ土産

バルカン半島で広く愛飲されているラキヤ(Rakija)。プラムや葡萄などのフルーツを発酵させて作られる蒸留酒で、アルコール度数は40%以上とかなり強いですが、ボスニアの人々にとって欠かせない特別な存在のお酒です。スーパーなどで小瓶に入ったものも売られているので、お土産にピッタリです。

トルココーヒーセット

ボスニアの人々にとって、毎日のリラックスタイムに欠かせないトルココーヒー。トルココーヒーを沸かすエキゾチックな小鍋「ジェズバ」や銅製のコーヒーミルやカップ、お盆はテーブルの上に飾るだけでも存在感のある素敵なインテリアに。

銅版

モスタルやサラエボの職人街を歩いていると、どこからともなくカンカンカン・・・という金属音が聞こえてきます。これは職人さんが銅版を叩く音。凹凸をつけて、町の景色やモチーフなどを銅版に浮かび上がらせるのです。

木の伝統楽器

どこかエキゾチックで独特なボスニアの民族音楽。ボスニアの他に、クロアチア、セルビアなど、バルカン半島一帯に広く伝わる、民族音楽に欠かせない手作りの木の伝統楽器は、楽器好きの方へのお土産にぴったり! 特に「フルラ」という木の笛、「シャルギヤ」という弦楽器などが人気です。

毛糸製品

町を歩いていると、道端で編み物をしながら毛糸の靴下や帽子を売るおばあちゃんをよくみかけます。ひとつひとつ丁寧に編まれたハンドメイドの毛糸製品たちは、身に付けると体だけではなく心もほっこりと温めてくれます。

薬莢のボールペン

サラエボやモスタルのお土産店でよく見かける金属製の少し太いボールペン。これはなんと、薬莢からできているのです! ボスニア・ヘルツェゴヴィナは旧ユーゴスラビア内戦で特に激しい戦火にさらされた国で、サラエボやモスタルでも多くの一般市民がその命を奪われた悲しい過去があります。現在は町も平和と人々の笑顔を取り戻しましたが、町のはずれには未だに銃弾の残る建物が残されているのが目に付くことも。私たちに色々な事を考えさせてくれるボスニアのお土産にはぴったりなユニークな一品となることでしょう。

お土産探しには、特にサラエボの職人街「バスチャルシア通り」がおすすめ。16世紀から続くエキゾチックな雰囲気漂うストリートには、様々な商品が所狭しとずらりと並べられており、散策するだけでも楽しい気分に。きっと、とっておきの思い出の品となるものが見つかるはずです。

[Photo by Shutterstock.com]

PROFILE

小坂井 真美

小坂井 真美 ライター

クロアチアの首都ザグレブ在住。現地での色々な仕事の傍ら、フリーライターとしてクロアチアを中心とした南東欧諸国について執筆。趣味は街歩き、食べ歩き、寺歩き、そぞろ歩き。仲間、明るい太陽とおいしいごはんがあれば幸せ。人生は旅。たくさんのモノ・人・土地と出逢いをエネルギーに、日々心の赴くままに邁進中。

クロアチアの首都ザグレブ在住。現地での色々な仕事の傍ら、フリーライターとしてクロアチアを中心とした南東欧諸国について執筆。趣味は街歩き、食べ歩き、寺歩き、そぞろ歩き。仲間、明るい太陽とおいしいごはんがあれば幸せ。人生は旅。たくさんのモノ・人・土地と出逢いをエネルギーに、日々心の赴くままに邁進中。

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