島国である日本に住んでいると、国境という響きにどこかロマンを感じることはありませんか? 隣国でも言語、文化、民族などガラリと変化する空気感に、旅人ならばどこかワクワクすることもあるかもしれません。今回は旅がもっとおもしろくなる、国際列車での国境越えを3つご紹介します。
1:パリからロンドン

初めての個人旅行や国境越えを挑戦したい人にオススメのルート。ユーロスターでパリからロンドンまで約2時間20分で到着。
重厚感がある立派なパリ北駅。パリ側で出入国審査があり、パスポートには飛行機ではなくかわいらしい列車マークがついたスタンプを押されます。
発車後はしばらくのどかな田園風景が車窓に広がります。世界最長の英仏海峡トンネル(海底部分37.9km)も通過。
セント・パンクラス駅到着。イギリスで最も近代的な駅の一つ。パリ、ロンドンとも駅は街の中心から近く、アクセスがよいのもうれしいところ。
[Eurostar]
2:サンクトペテルブルグからヘルシンキ

サンクトペテルブルグからヘルシンキまで高速線アレグロ号にて約3時50分。
国際列車らしくアナウンスは、ロシア語・フィンランド語・英語の3ヶ国語。サンクトペテルブルクを発車すると間もなく車内で出国審査があり、フィンランドに入ると入国審査があります。座席で審査官に質問を受けるイミグレは、ちょっと特別な旅の思い出になりますね。

(C)NAO
入国スタンプはおもちゃのような列車マーク!
明るく開放的なヘルシンキ中央駅。ロシアから北欧フィンランドへの国境越えは、雰囲気がガラリと変わる何とも言えない爽快感もありそうです。
[Russiantrains]
3:バンコクからクアラルンプール

アジア好き、体力に自信がある人にオススメなのがマレー鉄道。夜行列車に揺られながらマレー半島を南下するルート。
バンコクのフアランポーン駅を午後過ぎに出発。
二等寝台。乗車時は普通の座席ですが、途中で車掌さんによるベッドメイキングがあります。カーテンもあるのでプライバシーも安心。翌朝国境近くのパダンブサール駅にて出入国審査がありパスポートスタンプも押印。再び同じ列車に乗りさらに南下します。
終点のバターワース駅で一度下車。ここで乗り換え待ち(バターワースはペナン島への陸の玄関口でもあるので、滞在してみるのもいいかもしれません)。さらに違う列車に乗ってクアラルンプールへ。
大きく空港のような雰囲気のKLセントラル駅。最短でも2泊3日の鉄道旅。ちょっと体力が必要そうですが、ノスタルジーな旅情はたっぷり味わえますよ!
[State Railway of Thailand]
[MALAYSIAN RAILWAY]
一度体験してみると、ちょっとクセになってしまいそうな国境越え。鉄道で異国情緒を感じる旅はいかがでしょうか?
[Photo by Shutterstock.com]
Nao ライター
メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。
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