パリにビーチが出現!?夏季限定「パリ・プラージュ」の楽しみ方

Posted by: sweetsholic

掲載日: Jun 28th, 2015

6月も半ばを過ぎると、「あぁバカンスまだかしら!」と嘆く人が続出するフランス。約1か月の長期休暇を取る人も珍しくないフランスでは、子ども以上に大人が夏休みを心待ちにしている様子です。

パリにビーチが出現!? 夏季限定の「パリ・プラージュ」
(C)Stefano Ember/Shutterstock.com

すでに4・5月から「今年のバカンスは、どこで過ごすの?」なんていう話題が上るぐらい、長期休暇はフランス人にとって待ち遠しいことのひとつです。

フランス国内の滞在先としては、地中海沿いの南部のリゾート地が人気。「滞在型アパート」を利用して、その土地に暮らすように休暇を楽しむ人が多いようです。

パリの風物詩、夏季限定の「パリ・プラージュ」

諸事情により、バカンスへ繰り出せない人がいるのも事実です。そこで「夏を都市で過ごす市民のために」と、パリ前市長の計らいにより2002年よりスタートしたのが、「パリ・プラージュ(Paris Plage)」という都市バカンス計画です。

パリにビーチが出現!? 夏季限定の「パリ・プラージュ」
(C)Efired/Shutterstock.com

毎年7〜8月にかけて、セーヌ川沿いに人工ビーチや娯楽施設が出現。ヤシの木はもちろん、デッキチェアにパラソルを設置するなど、パリに居ながら本格リゾート気分が味わえちゃうんです!

期間中は一部の道路が歩行者天国となるので、普段は散歩できない場所を歩けるという特典も。市民だけでなく、観光客にも人気のある夏の風物詩です。もちろん誰でも無料で利用することができます。

パリにビーチが出現!? 夏季限定の「パリ・プラージュ」
(C)Denis Kuvaev/Shutterstock.com

パリ・プラージュの楽しみ方

今年で14回目を迎える「パリ・プラージュ」は3つの会場を用意。1つ目は全長3.5kmに渡るセーヌ川右岸沿いの人工ビーチ、2つ目はビーチバレーにバスケットボール、ラグビーなど、この時期限定のスポーツ特設会場を設けた「パリ市庁舎(Hotel de Ville)」前。3つ目はボートやジップラインなどのアスレチックが楽しめる「ヴィレット貯水池(Bassin de la Vilette)」。子どもが喜びそうな、仮設プールに砂場やプレイグラウンドも設置される予定です。

開催期間中は野外コンサートなど、さまざまな催し物が夜遅くまで開かれるので、大人から子どもまで楽しめるのがいいですね。今年は7月20日〜8月18日まで。

パリでの人気を受けて、ディジョンやトゥールーズなど、現在はフランス国内や海外のほかの都市でも、こういった取り組みがされているようです。

昨年は「トゥールーズ・プラージュ」へ足を運びましたが、人工ビーチでビーチバレーをしたり、夏季のみ営業の巨大観覧車に乗ったり、屋台でクレープを食べたり、ちょっとしたバカンス気分が楽しめました。

華やかなパリのなかでリゾート気分が味わえるのは、この上ない贅沢だと思いませんか? 夏にパリ旅行を計画中の方は、ぜひパリ・プラージュにも立ち寄ってみてくださいね。

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sweetsholic ライター

海外を放浪しながら気ままな人生を謳歌しているフリーライター、パティシエ。世界で経験した文化や学んだお料理などをみなさまと共有できればと思っています。 世界の文化とスイーツ、地中海料理が大好き。寄稿媒体:Pouch、ANGIEなど

ブログ
https://ameblo.jp/ma-petite-chocolatine/

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