NYCは異文化の街。世界の食が味わえる楽しみがあります。
カレーは、もちろん各国本場の味。カレーには目のないNYC在住者が、日本のガイドブックには載っていないおススメのカレー店を、内緒でご紹介します。
ベスト インドカレー
Mumtaz (アッパーイースト マンハッタン)インド料理
マンハッタンに古くからある名店。小さなレストランにも関わらず、カレー好きには知られています。一度クローズしましたが、東に移動して再度オープン。
ランチタイム(平日12:00-2:30)のカレーは、カレー、豆のスープ、チャツネ、コーヒーか紅茶がついて9.5ドル(税、サービス料別)というお値打ち価格。
一口食べれば違いが分かる、極ウマカレー。チキンカレーは、ジューシーなチキンがゴロゴロ。
ライスの上には、揚げたオニオンやパパダム(インドの煎餅)の砕いたものがパラパラのっています。
チャツネとフレッシュなアチャール(ピクルスのようなインドの漬け物)。このアチャールが美味しくて止まらなくなります。たっぷり出してくれるので、持って帰ろうかといつも悩むほど。
愛想なし、サービスも特に良くありませんが、そんなことは気になりません。中毒になるほど、美味しいカレーが食べられるのですから。
辛いのがお好きな方は、海老とトマトのカレー“Shrimp Madras”がおススメ。絶品です。
[Mumtaz]
ベスト タイカレー
Ayada Thai(ウッドサイド クイーンズ)タイ料理
クイーンズにある小さな店ですが、ZAGATでレーティング(Food 25)されるほどの実力派タイ・レストラン。
タイカレーといえば、グリーン・カレーですが、この店で頼むべきは、レッド・カレー。レッドといっても淡いオレンジ色のカレーです。辛さは好みで調節してくれます。
チキンのレッド・カレーをオーダーしました。
クリーミーで、やさしい、深い味のカレー。タイ料理独特の複雑な味のバランスに、幸せのため息が出ます。
ランチタイム(平日11:00-3:30)は、春巻き+メイン(カレー、パッタイ、炒めものなど)に、トムヤムスープ(チキン)かピーナッツドレッシングのサラダが選べます。おススメは、トムヤムスープ。ごはんをいれてリゾットにしたいほど美味。
こんなに美味しくて、なんと、ランチは6.95ドル(税、サービス料別。牛や海老を選ぶと$1.00アップ)。
マンハッタンから地下鉄に乗って、足を運ぶ価値ありですよ。地下鉄駅はJackson Heightsが最寄りで、ミッドタウンから約15分。
いつ訪れても、期待を裏切らない名店。カレーの他、名物のDrunken Noodleもモチモチで超美味。カシューナッツと野菜、肉の炒めものもおススメです。
24時間カレーが食べられます
Kabab King (ジャクソンハイツ クイーンズ) インド、パキスタン、バングラデシュ料理
24時間、朝昼晩とカレーが食べたい、カレー教のあなたに。
「カレーが食べたい」発作が起こっても、この店なら、いつでも対応可能(笑)。
多分インドやパキスタンの人が「ここは、自分の国では?」と思うであろうディープな店構え。しかもあまりの混みように、唖然。ガラスケースのカレーを指差しても良し、メニューの番号で頼んでも良し。値段は、クイーンズ価格でお手頃。
お店の2階でも食べられますが、持ち帰りにしました。
Chicken Tikka Masalaは、チキンとトマトのクリーミーなカレー 6.99ドル(税別、カレーのみ。持ち帰りの際はチップはなしでOK)。チキンは、タンドリーチキンで味が沁みていて、結構なお味。カレーはやや塩気が強いかもしれません。ガーリックナンは、2.99ドル(税別)。オーダーしてから、焼いてくれます。
夜は踊るマハラジャって感じですね。Jackson Heightsの駅を出て、1-2分の距離。
10ドルでカレー食べ放題
Delhi Heights (ジャクソンハイツ クイーンズ)インド料理
ジャクソンハイツはリトルインディアがあってカレー屋さんがたくさんあります。ランチのビュッフェ(食べ放題)を行っている店が多い中、バングラデシュの知人に勧められた店。
ランチのビュッフェ(11:30-4:00)は、土日も行われており、しかも全日9.95ドル(税、サービス料別)の均一価格。数種類のカレー、タンドリーチキン、ピラフ、ヌードル、サラダ、サモサ、デザートが食べ放題。
ベジタブル・ピラフ、タンドリーチキン、Saag(ほうれん草のカレー)、Chicken Tikka Masala(タンドリーチキンとトマトのカレー)、Mushroom (マッシュルームのカレー)、Daal(豆のカレー)。
ナンもビュッフェに含まれ、テーブルに運んでくれます。焼きたてのアツアツです。お代わりもできますよ。
この日の一番は、マッシュルーム・カレー。
ランチビュッフェのデザートは、Gulab Jamun(インドの丸いドーナッツのような揚げ菓子のシロップ煮)の1種類のみなのが残念。食べ放題といっても、カレーが結構ずっしり重いので、メニュー全制覇は無理でした(笑)。
店は小綺麗で、スタッフは感じが良く、迷っていると説明をしてくれます。カレーをお腹いっぱい食べたい人にはおススメ。
病みつきになるカレーヌードル(ラクサ)
Sanur(チャイナタウン マンハッタン)インドネシア、マレーシア料理
最後に、お気に入りのカレーヌードルを。ココナッツミルクの優しい味のカレースープはピリッと辛く、病みつきになる美味しさ。Seafood Curry Noodle 5.5ドル(税・サービス料別)は、日本人にちょうどよいポーション。一度食べたら、はまります。
店はファンシーなところはなく、地下のレストランに降りていくのは勇気がいりますが、お店のスタッフはフレンドリー。無愛想な店が多いチャイナタウンで、ホッとできる名店です。
[Sanur]
NYは、チーズケーキとベーグル、ハンバーガーの他にも、美味しいものがたくさんありますよ。また、これからご紹介していきますので、お楽しみに。
(注)価格は2015年6月現在のものであり、変更する場合がありますので、ご了承ください。