ここ10年程の間で、日本でも少しずつ認知度が上がってきたクロアチア。ひと昔前と比べると、観光に訪れる日本人の数も随分多くなりました。
一度クロアチアへ来られた方は、みんな「また絶対に戻って来たい」と口をそろえます。筆者もクロアチアに魅せられた一人。
気がつけば、いつしかこの国に移り住んでしまっていました。
現在日本からの直行便がないため、なかなか気軽に行くことができない国というイメージをお持ちの方も多いかも知れません。ですが、一度足を運んでいただければきっと「来てよかった!」と感動してもらえるはず。
そこで、今回はクロアチアを訪れるべき8つの理由をお伝えします。
驚くほど透明な海
クロアチア最大の魅力といえば、やはり蒼く輝く美しいアドリア海! その水の透明度は驚く程高く、海岸から海中を泳ぐ魚の様子がハッキリと見てとれる程。キラキラと輝くアドリア海を眺めているだけで、日頃の悩みやストレスが吹っ飛んでゆくことでしょう。
豊かな自然と歴史、ロマンチックな街並み
小さいながら、豊かな自然と歴史的遺産がたくさん抱えるクロアチア。ため息がでるくらい美しいロマンチックな海辺の街々、古代の記憶を現代に伝える数々の遺跡、神秘的な湖と森、心休まるのどかな風景、どこかノスタルジックな内陸部の街々・・・クロアチアは実に様々な表情を見せてくれます。
世界一の夕日に出遭える
水平線の向こうに沈む、オレンジに燃える夕日。サスペンスの巨匠、ヒッチ・コック監督もクロアチアの夕日の美しさに感動し、次のような言葉を残しています。
「ザダルの夕日は世界で最も美しい。フロリダのキーウェストの夕日よりも・・・」。
ザダルに限らず、クロアチアの海岸線では、素晴らしい夕日に出遭うことができます。
黄昏色に染まるアドリア海。その美しさと感動は、きっと一生忘れられないものとなることでしょう。
アウトドア派の方にも!
「街歩きや普通の観光だけじゃ満足できない!」「大自然を感じてリフレッシュしたい!」クロアチアはこんな方にもおすすめです。大自然が身近にあるクロアチアでは、観光地から遠い郊外に場所に行かなくても、サイクリング、セーリング、カヤックといった様々なスポーツを気軽に楽しむことができます。
「おいしい国」クロアチア
歴史的、地理的に様々な周辺諸国の影響を受けたクロアチア。トルコやハンガリー、オーストリア、イタリアに至るまで、様々な国の食文化の影響を受けたこの国の料理は、地域によって異なる国のような違いがあります。そのため、「クロアチア料理とは何か」を一言で表すのは至難の業。「クロアチアにクロアチア料理はない」なんて言われることも。ですが、裏を返せば、クロアチアはひとつの国にいながら様々な国の料理を食べることができる、なんとも「おいしい」国です。新鮮なシーフードに、ボリューム満点のお肉料理、味わい豊かなワインや数々の地ビール。「おいしいクロアチア」を心行くまで堪能してくださいね。
温かい人々
旅人の心を惹きつけるのは美しい海や街並みだけではありません。この国に住む人々の温かさも、またその大きな魅力のひとつ。言葉が思うように通じない心細い旅人の心でさえも、気さくで親切な人々の笑顔と優しさがそっと包んでくれます。旅を終え日常に戻った時、クロアチアで出遭った人々との思い出が、優しい気持ちにさせてくれることでしょう。
心からリラックスできる居場所がある
ゆったりとした時間と開放的な空気が漂うクロアチア。海辺のベンチ、町のカフェ、公園の木陰・・・。心からリラックスできる、お気に入りの場所がきっと見つかるはずです。
現代社会が失いつつある大切なものに気づかせてくれる
自然との調和、人と人とのつながり、ゆったりと流れる時間、お金では買えない心の豊かさ、人生にとって本当に大切なもの・・・。日本は西欧の先進国と比べると、クロアチアは決して経済的に豊かな国ではありませんが、現在社会が失いつつあるたくさんの大切なものが今なお残されています。
「この国には訪れる人の心を惹きつけて止まない“何か”が存在する」「はじめて訪れるはずなのに、何故か懐かしい気持ちにさせられる」このような言葉をしばしば耳にしますが、訪れるときっとその言葉の意味がわかるはずです。
「いつか」と言わず、次の海外旅行先はクロアチアにしませんか?
きっと一生心の中で輝き続ける、思い出いっぱいの旅となることでしょう。
[All Photo by shutterstock.com]
小坂井 真美 ライター
クロアチアの首都ザグレブ在住。現地での色々な仕事の傍ら、フリーライターとしてクロアチアを中心とした南東欧諸国について執筆。趣味は街歩き、食べ歩き、寺歩き、そぞろ歩き。仲間、明るい太陽とおいしいごはんがあれば幸せ。人生は旅。たくさんのモノ・人・土地と出逢いをエネルギーに、日々心の赴くままに邁進中。
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