日本にいるみなさん、みなさんにとっては当り前すぎる日常のあれこれ、あって当然な身近なあれこれは、実は海外生活者にとってはものすごく懐かしく、恋しいもの・・・。
今回はその中でも「え? それ?」と言いたくなるであろう意外な「日本」を4つご紹介します。
1:居酒屋とおしぼり
海外では、バーやカフェのようにおしゃれな空間か、逆に大衆食堂のようにひたすらゴチャゴチャしている空間かのどちらかがほとんど。「居酒屋」というどこかアットホームでちょうどいい、あの空間がまず「日本」です。
さらに、「いらっしゃいませ」の言葉とともにまず出てくるおしぼり。とりあえずおしぼりで手を拭いて料理に手を付けるのがおなじみの流れである日本人ですので、日本食料理店に行った時や、帰国した際に当然のように登場するおしぼりを手にすると「日本だなあ。」と安心するものです。
2:「おかえりなさい」の一言
「ただいま」と言えば「おかえり」が返ってくるあたたかさ。
多くの国でも「帰ってきたよ〜」と言うことはありますが、「ただいま」と「おかえり」ほど日本人にしっくりくる表現は他にない気がします。
国際空港でもよく「Welcome to Japan」と並んで「おかえりなさい」と書かれている看板を見かけると思いますが、その文字を見た瞬間ほっとする帰国者も少なくないはずです。
3:万能すぎるコンビニ
日本のコンビニの特徴といえばまずその数。都心にいけば行くほどその数は増え、10分歩けば必ず1つは出会うと言っても過言ではありません。
そしてまさに名前の通り「便利」すぎる日本のコンビニ。ATMをはじめ、最近ではコンサートチケットや遊園地の入場券購入の他、公共料金の支払いまで可能になったばかりか、ネットショッピングの受け取りまでやってくれるという万能さ。これほどあらゆる役割を備えたコンビニはないのではないかというほど非常に優れている日本のコンビニ。コンビニがそれほどの機能を備えていない国にいざ出てみれば、日本のコンビニの万能っぷりにいかに支えられていたか気づく人も多いはずです。
4:四季
そして最後は「四季」。もちろん日本以外にも四季がある国はありますが、それでも日本ほど気候の変化がはっきりしている国はめずらしいと言います。そして、春には桜の下で花見をし、夏には浴衣を着て花火を眺め、秋には山で紅葉観賞を満喫した後、冬には雪景色と共にやってくる慌ただしくもワクワクする年末年始を過ごす、といったように季節の流れに沿った文化や行事を楽しむことがまさに「日本」を感じる一面でしょう。
以上4つ、いかがでしたか? 日本で生活すればするほど当り前になりがちな場面ばかりですが、思わぬところに「日本」を感じるもの。そして海外生活が長ければ長い人ほど、母国としての日本の良さを改めて実感することでしょう。
[All Photo by Shutterstock.com]