現在パリではエクレアの専門店がオープンし、クラシックなお菓子であったエクレアがお洒落なお菓子として人気になりつつあります。パリには一番のエクレアを選ぶコンクールもあるほど。エクレアは今パリジャンの間で熱いのです。
今回は、どのようなエクレアがパリで流行っているのか紹介したいと思います。
エクレアの専門店l’Atelier de l’Éclair/アトリエ・ド・レクレール
2011年にパリで初めてエクレアの専門店としてオープンしたのがl’Atelier de l’Éclairです。クラシックなフランスのお菓子エクレアに無限の可能性を見いだし、エクレアブームに火をつけたのが、このお店。
甘いクラッシックなエクレアから惣菜系のエクレアまで、多種多様なエクレアを提供しています。マンゴーパッションフルーツのエクレアやフォアグラといちじくのジャムのエクレアなど独特なレシピが特徴です。
[l’Atelier de l’Éclair/アトリエ・ド・レクレール]
la Pâtisserie des Rêves/ラ・パティスリー・デ・レーヴ
la Pâtisserie des Rêvesは「夢のお菓子屋さん」を意味します。大人には子どもの頃の夢を、子どもには大人になる夢を与えるパティスリーとして、フランスを代表するパティシエ、フィリップ・コンティチーニ氏が立ち上げたお菓子屋さんです。
la Pâtisserie des Rêvesは店内のイメージと同じく、モダンな洋菓子が特徴です。エクレアはやや苦いコーヒー味の周りに薄いチョコレートを包むという斬新なもの。
la Pâtisserie des Rêvesは都内には店舗はありませんが、京都の高台寺と大阪の阪急百貨店に店舗があります。
住所:京都府京都市 東山区高台寺北門前通下河原東入鷲尾町518
営業時間:12時〜19時
定休日:火曜日
2015年パリエクレアコンクールで大賞に選ばれたエクレア
フランスの新聞フィガロは毎年、エクレアのコンクールを開き独自の採点方法で、大賞を選んでいます。2015年の大賞に選ばれたのがLa Maison Pradier/ラ・メゾン・パラディエです。
1859年にオープンした同店はパリ市内でも老舗のパティスリー。エクレアは至ってシンプルなものです。チョコレートの濃厚な甘みと苦みが程よく、シンプルがゆえにエクレアの王道な美味しさを堪能できますよ。
ただ甘いチョコレート味のお菓子だったエクレアは、年々新しいスタイルが生み出されています。今後どんなエクレアが誕生するのでしょうか。要チェックです。
[LE FIGARO fr]
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