大切な人と行く旅。真っ青な海が広がるリゾートもいいですが、しっとりとした異国の街並は、大人の恋をロマンティックに演出してくれるような気がします。街灯のやわらかな光や情緒あふれる景色は、非日常を感じるセンチメンタルな旅情たっぷり。今回は世界五大陸を旅してきた筆者が、恋をもっと盛り上げてくれそうな街を選んでみました。
イスタンブール
東西文明が交錯し、異国情緒あふれるイスタンブール。かつてのシルクロードの終着点でもあるこの街は、ただそれだけでロマンを感じます。ボスポラス海峡やエキゾチックな街並を染める夕陽は最高にセンチメンタルな気分に。
世界中の旅人を魅了するブルーモスク。太陽がゆっくりと沈む時、神秘的な空に溶けこむモスクは陶酔しそうなほど美しさ。大切な人とこの甘美なひと時に浸りたいところ。
モスクワ
社会主義時代から変貌を遂げ続けるロシアですが、今でもなお荘厳な雰囲気を醸し出しています。モスクワのシンボルでもある赤の広場の華麗な建造物は、ときめきさえも覚える美しさ。
モスクワは冬が似合う街でもありますが、灰色の空が夕陽と溶け合うグラデーションは心まで染まりそう。読み方さえ想像もつかないキリル文字は異国感たっぷりで、さらに旅情を高めてくれます。寒い夜はロシアンティーを飲んで温まりましょう。
ブエノスアイレス
南米のパリとも呼ばれるブエノスアイレス。華やかな建物が立ち並ぶ街並はまるでヨーロッパのよう。ラテンらしい陽気さがありながらもどこか哀愁漂う雰囲気に包まれる街を、ぜひ歩いて感じたいところ。
やわらかな光に包まれるエレガントなブエノスアイレスの夜。街のいたるところでアルゼンチンタンゴが踊られていて、情熱的なリズムと音色に心も高揚しそうです。
プラハ
まるで中世の世界に迷い込んだような、オレンジ色の瓦屋根の家々が立ち並ぶプラハ。ヨーロッパの華やかな雰囲気ながらも、革命や占領の歴史が垣間見られるどこか陰影を感じる街並はセンチメンタルな気持ちに。
煌めくライトアップに映えるプラハの夕暮れ。情緒あふれるカレル橋を大切な人と歩いたら、最高にロマンティック。
ボストン
アメリカで最も古い街の一つ、ボストン。世界に誇る名門大学も集まるこの街はどこかアカデミックな雰囲気にあふれます。ボストンの中でも歴史あるビーコンヒル地区は、石畳の通りにレンガ造りの家々が並び、まるで絵はがきのような美しさ。
華やかな紅葉に包まれる秋のボストン。真っ赤に染まる落ち葉の絨毯をゆっくりと歩いて、秋の音と香りが感じたくなります。
非日常のひと時を過ごす大切な人との旅。行きたくなった街は見つかりましたか?
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